クルド人はデモに「日本人死ね」と叫んでいた-「病院に行け」ではない科学鑑定が存在

ジャーナリスト

「日本人死ね」と言ったとの科学鑑定が存在

クルド人が日本人のデモに「日本人死ね」と叫ぶ映像がインターネット上で出回って批判されている。叫んだトルコ国籍の在日クルド人本人が「病院に行け」と言っていると弁解し、NHKがドキュメンタリー番組「フェイクとリアル:川口クルド人問題の真相」(2025年4月6日、ETV放送)でそのように言ったと分析する科学鑑定があると放送した。ところが、これについて「日本人死ね」と言ったという、科学鑑定があると判明した。

2024年2月14日に、埼玉県蕨市と川口市で「自爆テロを支援するクルド協会は日本に要らない!」というデモが行われた。その日本人らに対して、クルド人と支援の日本人が詰め寄り、大騒ぎをした。クルド人らが世界共通の侮辱表現である「中指を立てる」という不愉快な映像だ。これは「お前を犯してやる」という意味の最大限の侮蔑の仕草である。下品な集団だ。

そのクルド人らの抗議の中でクルド人のワッカス・チョーラク氏(現日本クルド文化協会理事長)が、大型メガホンのマイクを取り上げて、「日本人死ね、日本人死ね、精神病院に行け」と叫んでいた映像がある。どう聞いても、そのように聞こえる。チョーラク氏と在日クルド人らは、この「日本人死ね」の映像が流布されたことで、大変な批判を受けた。

映像のリンク

(写真1)デモに叫ぶ、ワッカス・チョーラク氏。映像から。

ところがチョーラク氏は「『日本人死ね』ではなく、『病院に行け』と言っている」と、デモ直後に行われたクルド人問題をめぐる記者説明会で弁明した。クルド人支援を続ける毎日、埼玉、東京の各新聞などが取り上げた。そしてNHKは上記番組で、専門家による音声鑑定の結果、「『病院に行け、病院に行け、精神病院に行け』と言っていた」と報じた。そしてクルド人を支援する日本人たちが、NHKの報道を根拠に「日本人死ね」との発言を批判した人に攻撃をした。

しかし、この鑑定によって一連の騒ぎの根拠が崩れる可能性がある。

クルド人が日本人を訴える裁判で鑑定が行われる

日本クルド文化協会は、このデモを行った団体と主催者を2024年(令和6年)12月に、デモの禁止と賠償を求めて訴えた。裁判は現在進行中で詳細の公表は控える。

その裁判でこの日本人死ねと言っているかどうかが論点になった。結論を言うと、被告側の鑑定人である石橋宏典氏は「日本人死ね」と、クルド人が言ったと判断した。石橋氏は交通事故や犯罪の捜査において、警察からの依頼で800件以上の鑑定実績がある。また裁判の鑑定も行い、弁護側からの依頼で7件の無罪判決に寄与している。あらゆる政治的、社会的集団から中立の鑑定人である。

石橋氏は再現性を保つために、以下の条件で鑑定を行った。無料で誰でも入手できる音声解析ソフトを使い、主にSNSのXで拡散されているチョーラク氏の音声30例を集め、スペクトログラム(音の波長の形)の分析を行った。集めた30例はいずれも同じ音声と判別できたという。

(写真2)X上の音声による「ニホンジンシネ」と「ビョウインニイケ」の音の波形分析

その分析では、最初に「ニホンジンシネ」の音が認められ、次の「ビョウインイケ」と全く違う波形が現れた。(写真2)また「ン」との音は、特徴的であるが、前者には2回、後者には1回現れた。ここから別の2つの文を話者が話しており、また前者の音を波形から「ニホンジンシネ」と言っていると判断した。

なぜNHKの分析結果と異なるのか

ではなぜNHKの鑑定が異なるのか。石橋氏によると、NHKの放送で使われた音声と、石橋氏の収集した音声は、音の波形が違い別のものと認定されるという。NHKが出した音声は聞き取りづらかった。NHKの依頼した専門家はプロであり、石橋氏はその鑑定者が間違えたのではなく、「NHK側がXで流れていた音声とは別の音声を渡したのではないか」と見ていた。

以下の図で赤く囲ったところはXの音声と、NHKの示した音声の「ニホンジンシネ」の部分だが、音の波形は似ているところもあるが、明らかに異なる。(写真3)

(写真3)NHKの示した音声と、X上の音声の波形。形が異なる。

また石橋氏は、日本語とクルド語・トルコ語では、文法と母音と子音の構造と言葉が異なるため、「ニホンジンシネ」とは言っているものの、「日本人死ね」との発言趣旨を持っていたか否かについては自分の判断の領域ではない、「日本人去ね(イネ)」との趣旨で発言した可能性も排除できないと述べた。

二種類の音声が存在した?

この鑑定内容を、どのように受け止められるかを考えたい。私はクルド人、そしてNHKの担当者が二重で嘘をついている可能性があると見ている。

私は「日本人死ね」の音声の流布に関係している。このデモの翌日、クルド人らの中指を立てる映像がネットで話題になっていた。私はこうした日本人による攻撃的デモは現地で対立を生みかねないため、それを批判した。同時に、クルド人と取り巻き日本人の野蛮で攻撃的な態度も批判した。いずれ現地に住む埼玉県民のためにならない。埼玉県民の多くはこうした街中での騒乱を迷惑がっている。

それをXで述べたところ、クルド人らしい男から「どおもう」とカタコトの日本語で、この映像が私のX投稿に送られてきた。それが上記の映像だった。私は「日本人死ね」と言っていることを指摘してXで引用して拡散した。その私の投稿は1000万ビューと閲覧され大騒ぎになった。翌朝、そのクルド人アカウントそのものが削除されていた。「映像を保存すればよかった」と思ったが、すでに保存している人が何人もいて、拡散された。この拡散された投稿は、いずれも「日本人死ね」と聞こえた。

ところが一週間後、同じ画像だが音が別のものがXで流れていた。クルド人を支援する日本人たちが「『日本人死ね』と言っていない」と、拡散していた。音がよく聞き取れず、「日本人死ね」と再生音を大きくすると聞き取れるが、小さいと「病院にいけ」とも聞き取れるようなものだった。ただしXを探しても、今はその音声は見当たらない。もしかしたら、それをNHKは使ったのかもしれない。この映像、音声を誰が作ったのかは不明だ。

発言人物は、トルコ政府に指名手配

この「日本人死ね」と言ったワッカス・チョーラク氏は、NHKの前述のドキュメンタリー、またクルド人を支援するTBS、東京新聞、毎日新聞に頻繁に登場する。この人は2023年11月にトルコ政府から、テロ組織の関係者として資産凍結措置を受けている。またトルコ内務省のサイトによると、いつからかは不明だが、テロ組織PKK(クルド労働党)関係者として4000万トルコリラ(邦貨1400万円程度)の懸賞金をつけて、指名手配をされている。それなのになぜか日本にいる。身元保証人は、日本の右翼活動家のK氏だ。また公開のネット放送で、私の目の前で「PKKを支持している」と述べた。職業と収入源は不明だが、東京外語大学の外部講座のクルド語講師をしている。

私は、警察庁、埼玉県警、警視庁と出入国在留管理庁に、チョーラク氏がテロ組織関係者であると、トルコ政府の公文書の写しと翻訳を添えて、今年26年1月に上申書を送った。しかし、まだ日本に滞在している。

またチョーラク氏は私を名誉毀損で刑事告訴したが、検察はそれを嫌疑不十分で2024年3月に不起訴にした。またチョーラク氏らクルド人11人は私を名誉毀損などで訴えた。私がトルコ政府の発表文を引用してチョーラク氏が指名手配されていると報道したところ、トルコ政府の嘘を引用したと訴えてきた。当然、日本の裁判所は私の報道に違法性を認めなかった。この裁判は2025年11月に私が有利な形で和解している。

チョーラク氏はこのように日本の法令に無知で、日本人と協調する姿勢はなく、日本を憎んでいるように見られる。彼が「日本人死ね」と叫ぶことに意外感はない。やりそうな人だ。

私は2023年5月から在日クルド人問題を取材している。その経験で感じたことだが、在日クルド人は頻繁に嘘をつく。そして後先を考えずに感情的な行動をする。チョーラク氏も感情的に日本人死ねと喚き、後になって「『病院に行け』と言った」と、嘘をついた可能性がある。

問題だらけのNHK番組

そして私はNHKの担当のディレクターらが、上記の問題を知った上で、意図的に怪しい音声を専門家に解析させた可能性があると思う。このNHKの番組は、クルド人擁護の異様な内容になっている。

私はこの番組の取材ディレクターだった小黒陽平氏と、青山浩平氏の名刺映像を入手している。2人に直接電話連絡したが、ずっと留守電で電話には応答していない。伝言を残したが返事はない。

(写真2)逃亡中のNHKディレクター2人の名刺

私は、この番組に名前をぼやかす形でXが引用された。私に了解はない。そして放送直後に、この番組で批判的に取り上げられた私を含めた3人に殺害予告があった。しかし、説明と私たちの安全保護対策をNHKはしていない。(記事「NHK報道をきっかけ? 批判された3人に殺害予告―テロ誘発のディレクター逃亡」)

さらにこの番組は前述のデモで一般人が撮影した映像を勝手に使い、内容を改竄した。そのために、一般人に訴えられている。(記事「NHKがクルド人特集で映像を勝手に編集、ヘイト捏造の疑い-被害男性が提訴」)

この番組をめぐる2つの不祥事を考えると、NHKのディレクターと同番組のスタッフたちは、倫理観もジャーナリズムに関わる職業意識も壊れている人たちだと思う。それを考えると、おそらくこの音声が、おかしなものだとわかった上で、専門家に渡して誤った結論を導かせようとした可能性が高い。

この行為は鑑定人の職業的名誉を傷つけかねない。また番組視聴者に誤認を広げかねない。NHKが他人への迷惑に配慮せず、ここまで日本を貶め、外国人擁護を行う理由は不明だ。これについては、NHKの広報担当に見解を依頼している。また国会議員に情報を提供し、国会で問題にしてもらうつもりだ。

デマに踊るクルド人支援者の異常性

そして、このクルド人とNHKの嘘と思われる行為に踊った日本人のクルド人・外国人支援者がいる。彼らが自分たちの行動の愚かさに気づいてくれればいい。しかし彼らに常識を期待することが無理だと私は諦めている。

この騒ぎはなんの意味があったのか。私は虚しさを感じる。嘘をついた可能性のあるクルド人とNHKスタッフ、またクルド人を擁護した日本人には反省し、社会に詫びてほしい。このような嘘や、嘘の報道によるクルド人のおかしな擁護をしても、埼玉クルド人問題は解決しない。しかし、彼らは反省もなくまた迷惑行為を続けるだろう。うんざりだ。

石井孝明
経済記者 with ENERGY、Journal of Protect Japan 運営
ツイッター:@ishiitakaaki
メール:ishii.takaaki1@gmail.com

Amazonの販売ページはこちら

ニュースレター、「日本の国益を考える経済ニュース解説-記者・石井孝明と共に」を始めました。ぜひ登録ください。

クルド人や協力日本人による嫌がらせ訴訟に対抗するための支援口座

SBI新生銀行本店(店番号400)
口座番号 普通 1603431
イシイ タカアキ

ご支援のお願い

Remaining:
journal of Protect Japanの取材費のご支援をお願いします

コメントを残す

YouTube

石井孝明の運営サイト

ランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

最近のコメント

過去の記事