「彼が選ばれないなんて…」守田英正でも三笘薫でもなく…W杯日本代表落選で難敵・オランダの記者が嘆く“ある選手”「日本はどれだけ層が厚いんだ」
サッカー日本代表・北中米W杯メンバー26人が発表された。本戦で最大の難敵と目されるライバル・オランダの記者は、その選手選考をどう見たのだろうか? 現地記者がレポートする。《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》 【写真で見る】「彼が選ばれないなんて…」三笘でも守田でもない…オランダ記者が衝撃だったのは“この選手”の落選&「目が真っ赤…」森保監督が“泣いた”会見の様子も現地写真で見る 北中米(アメリカ、カナダ、メキシコ)W杯の日本代表は5月15日、日本時間午後2時から発表された。 オランダでは朝7時。それでも、日本がW杯の初戦の相手ということもありオランダメディアは続々と速報をアップしていく。 全国紙『デ・テレフラーフ』(本社:アムステルダム)は「佐野航大、日本代表のW杯メンバーから落選。日本はエールディヴィジの5選手とともにアメリカへ」という大見出しとともに、日本代表の選考を報じた。 「最も際立つのは佐野航大(NECナイメーヘン)の不選出。今シーズン好調を維持するMFは1月、アヤックスから獲得を熱望されていた。彼は兄・佐野海舟(マインツ)とともにW杯へ旅立つという夢を抱いていたが、その願いは現時点では叶わなかった。 オランダリーグでプレーする日本人から板倉滉、冨安健洋(ともにアヤックス)、渡辺剛、上田綺世(ともにフェイエノールト)さらにNECで佐野のチームメイトである小川航基の5人がW杯行きメンバーに名を連ねた。 とりわけ冨安はW杯のメンバー入りを心から喜んでいるだろう。無所属だった冨安は昨年12月、アヤックスと契約を結び、W杯に向けてアムステルダムの地で自身をアピールしようとした。出場時間は205分にとどまったものの、森保一監督が元アーセナルの実力者をメンバー入りさせるには十分だった。 日本にとって最大の痛手は三笘薫(ブライトン)の不選考。彼は今月9日にハムストリングを負傷した。指揮官は代わりのアタッカーの一人として、かつてNECでプレーした塩貝健人(ヴォルフスブルク)を招集した」
佐野航大の落選「日本はどれだけ層が厚いんだ」
一方で『デ・テレフラーフ』が大見出しの先頭に「Kodai Sano」の名を持ってきたことからもわかるように、オランダでは佐野航大の評価は極めて高い。 ESPN局の『フットボール・プラート』というサッカートーク番組では「佐野が選ばれないなんて、日本の中盤はどれだけ層が厚いんだ」と驚きの声があがった。 しかし、佐野の落選を冷静に報じるメディアもある。 サッカー専門誌『フットボール・インターナショナル』のサンダー・ヤンセン記者はNECのスタジアムでディック・スフローダー監督に取材した後、午後一番で「小川航基は選出も佐野航大は選外に。『日本代表には中盤に質の高い選手が揃っている』(スフローダー監督)」という解説記事を発表した。 「兄・佐野海舟がメンバー入りを果たしただけに、佐野航大にとって大きな失望だ。だが、そもそも佐野がW杯メンバーに滑り込む可能性は当初から高くなかった。今季、好パフォーマンスを見せる佐野だが、森保一監督のもと日本代表でのプレーは2試合にとどまっている。3月、スコットランド戦で先発したものの、彼は森保監督を納得させることができず前半で退いた。 スフローダー監督は『現在の日本代表の中盤は非常に質の高い選手が揃っている。そのため航大ほどの選手であっても選ばれない可能性はじゅうぶん高かった。だけど今朝の彼はリラックスした表情だったよ。状況はまだ変わる可能性はある。怪我人が出るかもしれないし、彼にもまだチャンスは残っている。日本にはいい選手が揃っているし、航大はまだ若い。彼はさらにレベルアップしなければいけない。そのためにも次のステップ(=移籍)が肝心』とコメントした」
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