上峰町の小中学校では本年度から、農薬や化学肥料に頼らないオーガニック食材による給食の提供を始めた。子どもたちの心身の健康増進とともに、道の駅かみみねで調達できる食材を使うことで町内農家の所得保障や、道の駅のブランディングの好循環を目指す。
同町は2025年に、みやき町とともに「オーガニックビレッジ宣言」を行い、有機農業の拡大と有機野菜の普及に努めている。オーガニック給食はこの宣言に基づく事業で、小中学生計875人に毎日提供している。
食材は有機JAS認証や、減農薬、減化学肥料の特別栽培農産物の認証を得たもので、道の駅かみみねで調達できるコメや野菜、果物、牛乳などを活用する。
子どもたちの健康増進だけでなく、安全、安心な給食を無償提供することで子育て世代の転入促進を図る。さらに、地元農家などからオーガニック食材を道の駅に納めてもらうことで、道の駅のブランド力の向上と、町内農家の所得保障やシビックプライド(地域に対する誇り)の醸成も狙っている。
オーガニック給食について、上峰小6年の石井優真さんは「健康的な給食でうれしい」、川原煌大さんは「栄養があり、長生きできそう」、木本千響さんは「農薬を使わないのがいい」と感想を話していた。(古賀真理子)




