妊娠ドッキリを仕掛けた生徒の反応集~ニヤニヤ教授の場合~
敵の女の子のぉ!!泣き顔見たい人手ぇ挙げてーーーーーーー!!
というわけで書いちゃった。
いつか書こうと思ってたんすけど、ギャル指揮官の方でいろいろとやりたい展開があってねぇ…遅れましてすみません。
これから妊娠先生はまぁ…ドッキリ仕掛けたりたまにコラボだったりって感じになるかも。先生方にはいろいろと困惑させたかもしれませんが今後も妊娠先生を応援してくださると幸いです。
あと表紙変えまーす。よろしくね。
では、またどこかで。
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「くっくっく…ほーむほむほむほむ!!ついに!ついにこの日が来ましたか!」
シャーレの廊下を高らかな声を上げて歩くのは言うまでもなくニヤニヤ教授。お昼ごろのシャーレの廊下を彼女は悠々と歩いていた。
「ほーむほむほむ…まさか、この私がシャーレの当番として呼ばれるとは!」
事の発端は数日前。
アジトで次の悪だくみについて考えていた教授はふと自分の端末に先生からアクセスされていることに驚いた。ちなみに彼女のアカウントのパスワードは先生の誕生日にしているはずなのだが、それでも気づかれたのは驚きである。
で、先生が一体何の用で彼女を呼んだのか、というと。
『仕事あるからさ、ちょっとシャーレきてー!』
というものであった。まさかかつて敵対関係になった自分をこうもあっさりと本拠地に招き入れる先生の思考は予測できないが、何よりもその頭の中がお花畑になっている彼女の考えには呆れるばかりだ。
だが、これは好都合と教授は考えてた。
「くっくっく…これで先生の弱点を探り出すことが出来ます。何の対策もなしにこの私をシャーレに入れたこと!後悔させてあげましょう!」
「廊下では静かにしてください!」
「あ、す、すみません…」
自習室の中にいたトリニティの生徒に怒られ、教授は声を小さくして謝った。ちゃんと謝れるいい子なのである。
まぁ、それはそうと。
気を取り直して朝のシャーレの廊下を静かに歩き、オフィスに向かう。
――思えばあの夏の日。先生に敗北して以来、私は先生へのリベンジに燃えました。
忘れもしないあの日の出来事。敗北して『ほーむほむほむ!また会いましょう!』とビルの上から高らかに笑っていたらうっかり足を踏み外してしまったあの日。
先生は、敵であるはずの私を助けたのだ。
ふわりと自分の体を受け止めてくれたあの人の体温を、いまだに体全身が覚えている。
あの大きな胸の柔らかさを。あの母親のようなぬくもりを。そして、何より敵であるにも関わらず『大丈夫?』と笑いかけてくれたあの笑顔を。
それ以来、教授は先生への復讐心に燃えていた。先生のことをもっと知り、今度こそ倒してやろうと思ったのだ。そのために好きな物や休日の過ごし方、好みの漫画などについて詳しく調べたのだ。
別に先生と共有できる話題とかあったらいいなと思ったわけではない。これは先生を罠に嵌めるために第一歩なのだ。
だから決して恋心とかではない。絶対にない。
さて、現実に話を戻そう。
今教授は廊下を歩き続け、ついに先生のいるオフィスの前に到達した。『先生います!用事なくても入ってくればいいからね!』と動物のシールが貼られたそのドアは多くの生徒を和ませることだろう。
特に理由もないのに寝ぐせがないかを鏡を見て確認する。そしてないと分かれば3回ノックをした
『はーい、どうぞー』
そんな声を聴いてほわん、と胸が温かくなる。きっと安心しているのだ。
「…ってぇ!違います!これは‥‥そう!復讐に燃えているのです!好きとかそんなんじゃありませんから‥‥」
そして教授はドアを開ける。
「ほーむほむほむ!光栄に思いなさい?先生!このニヤニヤ教授が助けに来てあげましたよ!」
そして、目に入ったのは部屋中に山と積まれている書類の束だ。もう書類だけでいくつかの山が作れそうなほど大量に置かれている。
「あ゛ぁ゛~…マジで終わんない‥‥」
「ちょっ、ちょっと!!何ですかこの大量の書類は!?」
「あ、教授。来てくれてありがとね。いやぁ~…自分の生とは言え無理しすぎたわぁ‥‥」
「じ、自分のせいって‥何があったのです?」
教授は自分が座る椅子の上に積まれている書類の山を脇にどけて先生に尋ねる。
「あぁ~…いやね?事件解決の時毎度の如くビルは壊すわ、道路壊すわ、家壊すわでさぁ‥‥それの始末書がもうくるわくるわで仕事が終わんないのよ」
「先生が破壊行為に勤しんでどうするのですかぁ!?普通止める方でしょ貴女は!」
「いや、悪い見本になるかと思ったのよぉ…」
「あーもういいから片付けますよこれっ!」
言いながら教授はペンとハンコを取り、椅子に座る。
「シラトリ区の…大型ビル5件爆破!?なんですかこれ!?」
「ああ、ほら。追ってくる敵の足止めにちょうどよかったのよ。だからいっちょド派手にドカーンと」
「爆破したんですか!?生徒が真似したら…とか考えないんですか?」
「いや、悪い見本としてくれればいいかなって」
「それでもやっていいことと悪いことがあるでしょう!?人的被害は…ありませんね。ならハンコ押しときますよ?」
「さんきゅー」
「で、こっちのコンサートホール爆破は――」
そんな風に先生に尋ねつつ書類を片付けていけば気づけばお昼ごろになっていた。教授のお腹がくぅぅ…となり、慌てて教授はお腹を押さえる。
「…っ!」
「あっははは!何か作る?」
「…ほ、ほむほむ…その必要はないわ…」
教授は立ち上がり、つかつかと先生の背後にある大きな窓へと向かう。半分くらい開けた後、電話を取り出し受話器を耳に当てた。
「投下してちょうだい」
『はい、教授』
すると窓から何かが投げ込まれた。箱の形状をしたそれはちょうど先生の机の前に置かれる。
「うぉっ!?何なに…って、これお弁当屋さんのところの弁当じゃん。しかもおいしいところの!」
「ほむほむほむ…あらかじめ買っておいたのです。そして時が来ればここに入れるよう部下に指示をしていました」
「ああ、教授のお腹鳴ったら?」
すると教授の顔がみるみる赤くなる。
「あっ!ごめん!今のはあたしの言い方悪かったわ!お腹鳴るの知られるのさ、女の子としては恥ずかしいもんね。ごめん」
あっさりと謝る先生。だからこそ教授は少し意外に思った。
なんで大人がそんなあっさり謝るんだ?と。
「…その表情からして『なんでそんなあっさり謝るんだ?』って思ってるでしょう?」
「んぐっ…」
思わず声が漏れてしまう。それは白状したも同然であった。
「そりゃ悪いことしたら謝るってのは当然でしょう?大人相手でも、子供相手でもそれは変わらないわ」
言いながら先生はお弁当を開く。中のエビフライや串カツにポテトサラダといった豪華なおかずに「わーお♪」と嬉しそうな声を上げる。
「謝ったら相手がつけあがる…というのが考えられませんか?」
「そらそうでしょう。ま、それでもさ悪いことしたら謝るのは大事よ?相手との信頼関係を作ったりするのに大事なんだからさ。例えそれが見た目だけでもね」
「…そこまで人との信頼が大事とは思いませんね」
「そんなこともないわよ?」
先生はエビフライを箸で取り出し、かじった。頷きながら飲み込んだ後、教授に笑いかける。
「きっと教授が困った時、助けてくれるわ。だからさ、ワカモとか‥七囚人の子たちとも話してみたら?案外うまくやっていけるかもしれないわよ?」
そんなことをあっさりという先生に教授は眉をひそめる。
「…私は先生の敵ですよ?なんでそんな、敵に塩を送ることを?」
「敵だろうが何だろうが大人はね、子供の味方じゃなきゃいけないのよ。搾取するだけの大人ってのは狂人やサイコパスよりもっと質が悪いわ」
どこか遠くを見つめる目で先生は言った。
「…先生はどうしてそう思うんです?」
「‥‥‥キヴォトスの子たちには、あたしみたいな目にはあってほしくないのよ」
先生はそう言って椅子を引いた。
そして視界に入った光景に教授は目を見開く。
先生のお腹は胎児を宿しているかのように大きくなっていたからだ。
「‥‥‥‥‥せ、んせ、い…それ‥‥」
教授とてただの子供ではない。
それの意味することは分かっていた。
「…この間ね、事件終えた直後にさ‥‥生徒に犯されたの…でも、後悔はしてないわ」
先生は愛おし気にお腹を撫でる。その姿は母親のそれであった。
「こんなに素敵なプレゼントをくれたんだもの…あたしはこの子を産んであげたい。誰だって生まれてきたら祝福されたいだろうしね」
嫌だ。
教授の胸に思い浮かんだのはその気持ちだった。
「だから…ってどうしたの!?」
「‥‥え?」
教授は自分の目元に手を当てる。
濡れていた。そして自分が泣いていた事実に気付く。
「どう…して…」
いや、そうだ。もう分かっていたことだ。
好きだったのだ。先生のことが。
先生が誰かの子を宿した時、ようやく教授はそれを自覚した。自覚するとともに涙がとめどなく溢れてくる。
「…ふっ…くっ…ひっ…う、うぇ…うぇぇぇぇ…」
「えぇっ!?ちょちょちょっ!泣かないでよ!」
そんな先生の戸惑う声が引き金になったのだろう。
そこで教授はいつも張り付けている仮面が外れ、年相応の子供のように息せき切って泣き出した。
「うっ‥‥わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!ひっ、ひっ…あぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!わぁぁぁぁぁぁーーーーーーーん!!!わぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーー!!!!」
ぎゅっとスカートを握り、天井を見上げて大声で泣きだす。
「…あーあー…泣いちゃったかぁ‥‥」
先生は教授の隣にしゃがみ、優しく背中を撫でてくれた。
「わぁぁぁぁぁ~~~~~~~~!!!あぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~…!!」
「ごめんねぇ…びっくりさせちゃったわねぇ‥‥」
「やっ、やだぁぁぁぁぁ…!先生、先生行っちゃやだぁぁぁぁ~~~…!」
「んー?あたし行ったらやだ?どゆこと?」
「先生…ひっ、ひっ‥うっ…せ、んせい。お、お嫁さん、行くの、やだぁ…!」
教授は目元を拭い、しゃっくりをあげながら先生を見る。赤くなった目で先生を見上げる彼女は完全に小学生未満の少女だった。
「んー?お嫁さん?お腹に子供いるから?」
「う、うん‥!やだ…!先生、いっちゃやだ‥!」
「あー…ははは…そっかぁ‥‥マジごめん。先謝っとくわ」
先生は言いながらお腹のゴムボールを取り出した。
それを見た教授は涙がスン、と引いたように無表情になる。
「…は?」
「イェ~イ☆ドッキリだいせいこ~‥‥ははは‥‥ごめんね?」
「…ご説明なさってください?今!すぐ!」
「あ~‥このやり取りも久々だわぁ…」
先生なら生徒に犯されたとか言ったりしないと思ったけどここの先生は実際犯されかけてたからしょうがないっすね。主にトリニティとかトリニティに