音響監督って、なんで売れっ子声優にはあんなに丁寧に演出を言語化するのに、モブや新人には雑なんだろうな。
第1話とかで、作品の方向性や芝居の温度感を細かく説明するのは理解できる。難しいシーンで、求める芝居を丁寧に伝えるのも当然だと思う。
でも、売れてる声優って、そもそも何度も同じ音響監督と仕事してたりして、ある程度「この人はこういう言い方をした時こういう芝居を求めてる」って共有できてる場合が多いんだよな。
逆に、新人やモブ、ゲストって、音響監督と初対面のことも多いし、途中参加だったりして作品の空気感も前提も知らないことが多い。
だったら、本来はそっちにこそ丁寧に説明するべきじゃないのか?
どういう世界観で、どういうキャラで、どんな芝居が欲しいのか。
売れっ子にやってるその説明を、新人やモブにもちゃんとやれよって思う。
売れっ子とボドゲだ旅行だって遊ぶ計画をたてる時間あるなら、現場で新人やゲストに「前回までこういう流れでした」とか、「この作品はこういう空気感です」くらい共有したらどうなんだ。
あと、リテイクしたいのにトークバックで指示も出さず、キューランプもつけずに黙って待ってるやつ、あれ何なんだ?
普通は「ここをこう直して」って指示して、キュー出して、録り直しって流れだろ。
でもたまに、何も言わずに待ってるだけの人いるじゃん。
あれ、ただの意地悪だろ。
「あ、今リテイク分と本線を聴き比べて確認してるのかな」
くらいにしか思わないんだよ。
キューも出ない、トークバックも来ないのに、どうやって「もう一回録れ」って察しろっていうんだ。
「違う」
「もっと」
「できてない」
「ニュアンスがない」
追い込めば良い芝居が出ると思ってるタイプ、未だにいるけど、あれ生存バイアス前提の昭和の根性論の生き残りだろ。
今どうなってて、どう直してほしくて、どれくらい変えてほしいのか。
役者には「もっと本気で」「やる気出せ」「プロなんだから」とか散々言うくせに、自分たちは演出を言語化する努力を放棄してる。
あと、「セリフの文字だけ追うな、その裏を読め」とかよく言うけどさ。
そんなもん、同じ文章読んでも人によって受け取り方は違うに決まってるだろ。
だからこそ、役者の解釈が違った時に、作品全体のトーンに合わせて調整するのが音響監督の仕事なんじゃないのか。
「こういうニュアンスが欲しい」
「切なさ寄り」
「怒りより諦めに近い」
とか、完璧じゃなくてもいいから方向性を共有してくれれば、役者側だって調整できる。
それを「違う」「浅い」「理解してない」で済ませるのは、もう伝える努力をサボってるだけだろ。
そしてそういう奴に限って質問すると「そういうのいいからやれ」とか言う。
それで裏では
「カンが悪い」
「読み込みが浅い」
音響監督って、自分の演出方法を真正面から注意される機会ほぼ無いんだよな。
周りはミキサーや制作進行だし、監督も音響演出の細かい部分までは口出ししない。
だから、
「その言い方じゃ伝わってない」
「それはただ萎縮させてるだけ」
って指摘されることがない。
結果、態度だけデカくなっていく。
役者は仕事欲しいから表ではヨイショするし、失敗した時に矢面に立つのは役者側。
音響監督本人は、演出のやり方をフィードバックされる機会がほとんどない。
そりゃ勘違いする人も出るわな。
でも、本当に慕われてる音響監督って、ちゃんと具体的に話せるんだよ。
「こういうアプローチもあると思う」
「合うか分からないけど試してみて」
新人が収録で詰まった時にも、
「ごめん、伝え方が悪かった」
「あの人とはまた仕事したい」って。
逆に、表では慕われてる風でも、裏では普通に嫌われてる音響監督なんていくらでもいる。
体感慕われてる音響監督って全音響監督の中の1割にも満たないぞ。
あと、役者には
「声が小さい」
とか言うくせに、音響監督本人がボソボソ喋って聞こえないの何なんだ。
ブース内でどれだけ音が吸われるか分かってるだろ。
トークバック押す前に喋り始めて語尾切れてたり、声小さすぎて何言ってるか聞こえなかったり。
そのくせ「聞こえませんでした、もう一度お願いします」って言うと不機嫌になる。