沖縄尚学付属中でいじめ、地裁が学校の責任認定 110万円賠償命令
沖縄尚学高校付属中学校(那覇市)の1年生だった男性が2017年当時、同級生からいじめを受け、学校がいじめを防ぐ適切な措置を講じなかったとして、同校を運営する学校法人「尚学学園」に約1200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が12日、那覇地裁であった。片瀬亮裁判長は「学園はいじめにより心身の苦痛を感じた原告に損害を賠償する義務がある」として約110万円を支払うよう命じた。
判決によると、男性は中学1年生だった2017年8~10月頃、同級生6人から尻を蹴られたり、「死ね」と言われたり、授業中などにからかわれたりした。男性や両親は17年9月から担任教諭に被害を訴えたが、担任が加害生徒への聞き取りや学年主任への報告を怠ったため嫌がらせが続いた。その後、男性は不登校となり、適応障害と診断され、翌年8月に退学を余儀なくされた。
判決では、学校側は17年9月時点でいじめを発見し、男性の生命、身体に危険が及ばないように配慮する義務があったと指摘。対応していれば翌月のいじめ行為を防止することができたと結論づけ、学校側の責任を認定した。
判決を受け、尚学学園は「この度の判断については誠に遺憾ではございますが、虚心坦懐(たんかい)に受け止めたいと存じます。原告ならびにそのご家族の皆さまに対しては、改めて深くおわびを申し上げます」とコメントした。
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