「願い」ではなく、「問い」として在るもの
【シリーズ予告編|プロローグ2】
夜空に願いをかけるかわりに、
ただ、問いをひとつ──
胸の奥へ沈めるような夜が、たしかにある。
願いは未来へ向かう。
けれど問いは、いまこの瞬間の深層を震わせる。
それは、名もなく漂う感覚、
まだ言葉にならない“なにか”の存在を知らせてくれるもの。
──短冊は書かれぬまま、風に揺れている。
語られることのなかった、沈黙の手紙のように。
社長という立場で
決断を重ね、結果を出し続ける日々。
“願う”ことより、“責任を取る”ことに慣れすぎて、
ふと立ち止まる余白さえも、どこか遠くに置いてきた。
けれど、
心の奥には、まだ名づけられていない“問い”がある。
それは弱さではなく、
ただ、真摯で在ろうとする者だけが抱く沈黙のかけら。
* * * * *
このシリーズは、
そんな“かけら”とともにある時間を、
静かに迎えにいくための試みです。
誰にも見せる必要のない、
けれど確かにそこにある“夜のノート”。
ここに綴られるのは、
アドバイスでも、啓発でも、感情の告白でもありません。
むしろ、そうした言語の“届かなさ”に寄り添いながら、
それでもまだ何かを言葉にしたいという、願いより深い震え──
それを、“問い”として見つめ直すための書斎です。
もし、今夜、
あなたの中にひそんでいた沈黙が、
わずかに揺れたとしたら。
それは、願いが叶う予兆というより、
問いが目を覚ましたという証かもしれません。
note連載「社長の孤独~深夜2時の書斎から~」
7月10日(木)21時、静かにはじまります。
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この場が、言葉を越えた対話のひとしずくとなりますように。

