雅子さまが女の子を出産したことで、与野党内では、「女性天皇」を認める皇室典範の改正論が再浮上した。懐妊が明らかになった今年5月にも改正論が起きたが、「出産を静かに見守るべきだ」(政府筋)としてさたやみになっていた。小泉首相は検討に慎重な姿勢を示したが、首相周辺にも「お子さまが男でも女でも、皇統を絶やさぬため、いずれ議論は避けられない」との見方がある。
自民党の中曽根康弘元首相は、東京都内のホテルで記者団に「現代は男女共同参画社会で、憲法上も男女平等だ。(男性天皇に)こだわる必要はない。私は前から女帝も認めたらどうかと言っている」と述べ、国会の憲法調査会で具体的に検討するよう求めた。
加藤紘一元幹事長も1日、「日本の皇位継承に女性もという問題が再現してくる」との見通しを示した。そのうえで、「歴史上、(日本にも)女帝はいた。自由に考えたらいい。昔の人の方が男女同権について、のびのびとしていた。そこを含めて(女児で)よかった」と述べた。
民主党の菅直人幹事長は福島県会津若松市での講演で、「最近は女性の方が強いから、平成の次の次の時代は、女性の天皇が誕生するかもしれない」と語った。
(12/02)
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