• 不思議な縁
    もう何十年ものことだが、八王子のほうへゆく時に抜ける幅1.5mぐらいの山道を通る。けっこうな急坂だが、この道が最短距離になっている。いまから45年ほど前、はじめてそこを通った時は、右手の奥にお堂が見えた。四角いお堂で屋根の上にギボシが付いていた。ところが土地の区画の具合で、どうしてもそのお堂の前に行けず、謎の建物として気になっていた。ある時、そのお堂が消えて、誰かの新築の家になっていた。それと時を同じ...
  • 物に持たれないということ
    なにやら”モンテーニュ”のようなタイトルだが、この歳になると、”物に持たれないことの大事”をひしひしと感じる。マニアと言われる人の多くが”物にもたれてしまう”。それがたくさん持てば持つほど、彼(彼女でもよいが)の印象が薄れてくる。私の友人がヨーロッパの有名な自転車を乗りつくし、あるとき私の古い戦前の自転車に触発され、彼自身、戦前の古い車両を一台手に入れた。彼は私の作った自転車と、その戦前の車両、あとは超...
  • 天下分け目
    この記事は例によって検索避雷針をつけて書こうと思います。よろしくご判読あれ。参考にしたい人だけが読めばよい。5月16日はえーこくで、大規模な出モが計画されている。えーこくはユナイテッド・王国ですが、そこにかけて”えーこくをユナイトするラリー”という名の出モなわけです。呼びかけたのは、富ー・炉ビン尊という男で、これはたしか彼の本名ではない。アイルランド系の名前だった記憶がある。おそらくは、家族や親類にる...
  • こころの休養
    突然思い立って自転車にまたがり都心へ。今年に入って家の周りを30km~40kmほど走る以外、長距離を走っていない。こういう時は鬱屈します。皇居のほうへ出かけ、お堀のまわりを回った。走り足りないので、お茶の水へ。昼飯を食べていなかったので。駐輪した自転車が見えるところでカレー・ライスをたべる。黒門町のほうの店にしようか迷ったが、あそこまで行ってしまうと、天神様とかを巡りづらくなる。ニコライ堂は、昔、...
  • 老老介護 VS 朗々介護
    連休中は地元のお祭り、今週は母の命日と、大きい精神的区切りが続いた。いつもながら思うことは、お祭りで世代が交代してゆくのを見るのは愉しいということ。3歳、4歳のこどもがお囃子にあわせて踊っている。車椅子に乗った老人が山車や御神輿が来るのをたのしみに待っている。今年は海外からの旅行者が車椅子でお祭りを見ていたのが印象に残った。うちのほうの神社では、大祭の時だけは木のお守り札を配布する。母が骨折して手術...
  • AIのしもべ
    私が2つ折り携帯を使っていることはたびたび書きましたが、必然的に会話中にスマホで検索することはできない。私は会話はアートだと思っているので、スマホを使うのは”人の知識と台本”でやっているようなものだと思っている。数日前、イーロン・マスクがインタヴューで、『あと5年ほどで、我々が知っている”電話”というものはなくなる”と語っていた。ではどいうものになるのか?”というと、AIによる通信だという。まあ、液晶サン...
  • 大転換期の動き方
    あまり世の中ではそうした意識は無いと思いますが、私は現代は1000年に一度の大転換期にあると考えている。昔は『カノッサの屈辱』などということがあり、ローマ教皇の権威は絶対で、国王などもひれ伏した。いまや、”過去の事実”だけを拾って眺めてみても、どうかな?と思うことが多い。いや、過去のことを検証すればするほど、素直にその権威を信じられなくなってくる。いま、イスラエルの行動が問題になっているが、ユダヤ人...
  • 時代に宙づり
    今の時代は良い時代なのか?悪い時代なのか?”住みよさとか心地よさと便利さは何の関係もない”というのが私の長年の経験からの結論。私は美術品、文学作品、音楽、建築、よろず興味があるので断言できる。あとから出てきたものが、それより前のものよりよかったとは必ずしも言えない。俵屋宗達の雷神風神と、尾形光琳の雷神風神をくらべてみるとよい。風格が違う。尾形光琳は一流のデザイナーであったかもしれないが、絵に関しては...
  • 認知症に向き合う
    これはやがて自分の身に起こるかもしれないことであるだけでなく、家族や、友人にも起こりえることでもある。私の友人でもすでにかなり進行した認知症の人がいる。身体能力は衰えていない、健康そのもの。しかし、完全に記憶によってたばねられている自分がほどけてしまっている人がまわりに3人ほどいる。『自分は大丈夫かな?』と、みずから短期記憶を鍛えている。ひとつは英語の時事単語を記憶すること。どうするかというと、紙...
  • 文明のねうち
    文明というのは一人のちからでは出来上がるものではない。ある集団がつくりあげる。それも、ある程度の均質な集団が形成されないと生まれないようだ。たまたま今日、ネパール人の友人から『どうです?ネパールに旅行してみたら?』と言われた。ルンビニーとかカピラヴァストゥとかの仏教遺跡を見たいとは思う。しかし、それにともなう旅行のたいへんさを考えると足が遠のく。その友人も20年間ネパールに帰っていないという。面白い...

プロフィール

roughton

自然と調和して、自転車の上のEthicalな生活をして、健康長寿。

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