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セリフ合わせ構成論~セリフ合わせの考え方~

※注意事項※
・割と適当なこと言ってるので「アーそういう考え方もあるのね」ぐらいの気持ちでいてください。
・あまり技術的な内容には触れません。どちらかというとコンセプト的な話になります。
・この記事は音MAD Advent Calendar2021に参加しています 6日目になります

みなさんセリフ合わせしてますかー!!!!!!

僕は嫌というほどしました。もうしたくないです。嘘です多分あと5年はしてると思います。どうも、かっぱと申します。
僕みたいな音MAD界隈の端っこでゲームしたり漫画読んでるだけの人がこういう記事を書くのも図々しいと思いますが、ここ数年で音MAD作っててちゃんと一つの思想に至ったので皆さんどうぞ聞いてってください。

ちなみに最近『やがて君になる』を読みました。僕の人生観がとても変わったのでおすすめです。薦めていただいたたいうおさんありがとうございます。
「やがて君になる」是非皆さんも

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一番好きなシーンです

さて皆さん、大衆が『良い』と思える音MADって何だと思いますか?

  • 音作りが上手い

  • アレンジが上手い

  • 耳コピが上手い

  • セリフ合わせが上手い

  • 刻みが上手い

  • 映像が上手い

いろいろあると思いますが、僕はセリフ合わせの『構成』を考えられているというのがあると思っています。
まあ再生数が伸びるかどうかは別なんですが…

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よくあるセリフ合わせの構成例

  1. ひたすら同じ言葉をリフレインさせる

  2. 曲のフレーズに合ったイントネーションのセリフを合わせていく

  3. 素材の進行通りセリフを曲と一緒に追っていく

  4. 曲の元歌詞や文脈などに則した構成

  5. 前後関係のないセリフを繋げて一つのストーリーにする

大まかにこの五つで分けられると思います。
今回は上の例ごとに僕の場合こういう風に作っていくという流れを見ていきます。


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①ひたすら同じ言葉をリフレインさせる

音MADのセリフ合わせで比較的簡単と思われます。単純に短いセリフを1小節の間にリズムよく合わせて、それをひたすらコピー&ペーストするだけですね。

この手法は途中で少し冗長となってしまうので、刻みや変則的なリズムを入れたりセリフを音程に合わせたりするなど、工夫次第でひたすら同じセリフなのにも関わらずストーリー性を持たせることができます。
セリフ選びをしなくて済みますが、少しテクニックが多く必要になってきます。

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②曲のフレーズに合ったイントネーションのセリフを合わせていく

YTPMVによくある手法ですね。セリフ合わせから音合わせに移行する流れが多いと思います。歌いたくなるフレーズが特徴的。
あと韻を踏むタイプの音MADもこれに当てはまります。正しい意味のラップ調音MADですね。(正しい意味とは?)
最近だとHaunted Danceみたいなセリフ合わせメイン私的オールスターみたいなのもこれに当てはめれます。

作り方なんですが、正直、これはもう完全にセンスです。「このセリフはこのメロディーによく似てる」「このセリフは曲の調に合っている」など…
曲のコード進行からストーリー性を作り、そこから組み立てるとやりやすいかもしれない。僕はコード進行がわかりません。

普段から曲を聞いてその曲を口ずさんでみたりすると、こういうセンスが身につくかもしれないです。Spotifyでいろんな曲流して自分でセリフを口ずさんでみましょう。

ちなみに替え歌なんかが上手い人はこういうセリフ合わせが上手いです。

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③素材の進行通りセリフを曲と一緒に追っていく

所謂ラップ調音MADと言われるものに多いです。この構成は②の構成と真逆でその素材のセリフ進行に合う曲を使う形になります。

この構成は曲を見つけれるかどうか…というところなのであまり構成を考えません。逆に構成が決まった状態で曲を探すということになるので、素材に合う曲チョイスが重要になってきます。曲の知識量との勝負ですね。

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④曲の元歌詞や文脈などに則した構成

僕が一番好きなセリフ合わせです。ボーカル入りの曲にはこういうのがよくあります。このパターンの構成はサビに人力ボーカロイドが多いです。
この構成を作るにはその曲や素材に対する造詣や洞察力が必要です。その作品へのや曲の新しい解釈を一番魅せれる構成だと思います。

ここで一つ脱線。興味なければ読み飛ばしてください

☆ボーカル曲とセリフ合わせの共存
ボーカルがあるとセリフ合わせと同時に話されてゴチャゴチャになるのでボーカルは無しのほうが良い。とよく言われます。
しかし元歌詞を尊重したいという場合、ボーカルを残しておきたいものです。
こういう時、僕はボーカルを後ろで小さく鳴らしながら(音合わせのみでも可)元歌詞に近いセリフでとにかく元歌詞を感じさせるようにします。
正直この手法は視聴者側が元歌詞を知っているという前提でないと成り立たないですが、インスト音源にセリフを載せるだけでは味気ないと感じる人はこういうことをやってみてもいいかもしれないです。

☆ボーカル曲と共存している音MADの例
塵紙人間(ケツからスパゲッティ様)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm37871409

ショウコホシショウコ【星輝子MAD】
https://www.nicovideo.jp/watch/sm31207207

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⑤前後関係のないセリフを繋げて一つのストーリーにする

所謂音MADユニバースなどです。これはもはや脚本の域なのであまり言えることはありません。一つのストーリーを作り上げましょう。
強いて言えば伝わりやすいストーリーというのはめちゃくちゃウケます。漫画や小説や舞台を見るなどの脚本力を鍛えるといいかも。


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さて、5つパターンを紹介しましたが、実はこれある程度複数は共存したほうがいいです
あんまり言葉で説明されても分かりづらいと思うので、実際にいくつか例を出してセリフ合わせを読み解いていきます。

尚、個人的見解なので間違ってる可能性がありますがご了承ください。
後もはやほぼほぼこじつけです。実際に作者の方がこういう風に考えながら作ったかは分かりません。分解して再構築したらこうなるよ~って感じで読んでってください。


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不沈艦前夜
━━━━━━影莉央

皆さん大好きかげりん(影莉央さん)です。この動画、上記で挙げたセリフ合わせの構成の全部が入ってます。
実際に上記の構成例を当てはめていってみましょう

イントロ:⑤
A,Bメロ:セリフ合わせ③ 音合わせ(レーダージュシン)①
アウトロ:実況③,② 1:36~② 1:42~⑤
全体を通してのストーリー:④

この動画の構成は曲の展開によってセリフの構成の仕方を変えて原曲の文脈に沿ったストーリーを作り上げてると分析できます。この動画は『④の要素を強めに出している』ということですね。

それと、この動画のセリフ合わせの特筆すべきところは最初のセリフ合わせ。

さあ 今日の主役は このウマ娘をおいて他にいない
ゲートイン完了 出走の準備が整いました
スターティングゲートってすっげーそわそわすんだよ
自分で蹴り上げるシステムになんねーかな
早くしねーと勝手にどっか行っちまうぞ?
心配すんなって その気持ち、伝わってるからよ
そんなお前に贈りもんだ
これからもお前に色んな景色を見せてやるよ

このセリフ合わせの凄いところはセリフだけ聞いても場面と空気感が伝わってくるところです。
このセリフだけで「ゴルシがレース出走前にトレーナーとの会話を回想している」という情景が見えてきます。この動画全体を通してのコンセプトが伝わって、後の展開も飲み込み易くなっています。

あと単純にセリフ合わせの技術が上手いです。やはりかげりん(影莉央さん)がNo1。

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幽霊佐賀【幽霊東京×ゾンビランドサガR】
━━━━━━四角様

アニメMADの構成といえば四角さん。というのが僕の最近の風潮です。

Aメロ,2番間奏:③
Bメロ,ラスサビ前:②,③
2番人力 2:00~:④
アウトロ:⑤
全体を通してのストーリー:③

ここでは変化球でサビ人力を④の構成パーツとして使っていると解釈します。まあ歌詞を変えた人力は高度に発達したセリフ合わせなのでこれもセリフ合わせ構成の一つとして見れますね(?)

この動画はあまり全体的に構成は変えずに③をメインにして構成の変化を少なくすることで、サビでの開放感を大きくして原曲の雰囲気を維持されてます。原曲の雰囲気やBGMも相まってセリフを印象に残すことができ、セリフ一つ一つの重みが増してます。

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カフェインGecko
━━━━━━竹塔様

やはりセリフ合わせといえば竹塔さん。竹塔さんのセリフ合わせの構成の仕方も素晴らしいです。

0:00~0:16:③,④
0:17~0:19:①
0:19~0:22:③
0:22~0:27:⑤
0:27~0:33:③
0:33~0:42:②,③
・・・

いやちょっと待って変わり過ぎ!

竹塔さんのセリフ合わせのあの疾走感はこういう構成を素早くシームレスに変えていくところにあると考えています。

さらに元曲のMVが逃げ惑う少女なんですが、この動画も逃げ惑うシャロから始まっています。こういったストーリーで展開をすることでセリフ合わせの続きが作りやすくなります。


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こういう風にセリフ合わせの構成を複数使い、コントロールすることでコンセプトに合った音MADを作りやすくなります。
皆さんもセリフ合わせに詰んだら自分の好きな音MADのセリフ合わせ分解して再構築してみましょう。

最後に直近で一番好きな音MADを張ります。

多分これは①とか③とかだと思うよ

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備考:台詞イントネーション作曲とセリフ構成の関わり

セリフ合わせと関わりが深い音MADといえば『台詞イントネーション作曲』。
台詞イントネーション作曲は、僕の観測範囲だと今のところ①,②,③の3つのパターンで分けられてます。

まず、印象的なセリフを繰り返していく①のパターン。
これは「初代台詞イントネーション作曲合作」に多いイメージがあります。台詞イントネーション作曲の始まりの形と言っても差し支えないんじゃないでしょうか。

しかしそんな中にもイレギュラーが存在します。それが2÷すさんの②のパターン。

そしてしばらく時が流れ、③のパターンに当てはまる長台詞イントネーション作曲が現代で流行の兆しを見せます。

台詞イントネーション作曲も進化を続けて様々な形に変化していて面白いですね。次に流行るのはどんなセリフ合わせでしょう。

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備考2:簡単なセリフ合わせの作り方

個人的簡単にセリフ合わせを作る方法をついでに書いておきます。
セリフ合わせをする上でセリフ同士の繋がりは大事です。だけど一から作ってたら大変ですよね。
じゃあ一番作りたいところから作っちゃいましょう。僕は起承転結のが大好きなのでから作ります。

転にあたるセリフ つまり一番盛り上がるセリフですね
アニメで言うと決め台詞や、そのアニメのストーリーの展開を決めるようなセリフ。印象的なセリフです。ここをどれだけ際立たせるかで良さというのが決まります。

そのセリフを曲が盛り上がる(盛り上げようとする)ところに置きましょう。具体的に言うとサビ前orサビの頭です。
そこからどんどん肉付けするようにそのセリフに関係のある(深いかかわりのある)セリフをつけていきましょう。

ちょっと詰まったら別の部分のセリフ合わせを作りましょう。そこも1フレーズでいいです。とりあえず置いてみましょう
そうやって繰り返していくとそのうち一通り出来上がります。あとは通しで聞いて違和感のあるセリフの組み合わせを修正したら完成です。できなかったらそれは183だ!

以上です。明日以降もアドベントカレンダーは続きますので皆さんお楽しみに!


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