ハロー・サンディベルと言うアニメがありました。
最初に彼女の絵を見た際に思ったのは「長靴下のピッピ」なんだろうか?って事でした。
少年時代の私は、長靴下のピッピのハチャメチャな行動力と、思い込みの強さがとってもとっても好きでしたw
同じ様な属性の、赤毛のアンの天衣無縫ぶりと想像力の豊かさが凄く凄く好きでした。
サンディベルが淑女の様な格好で、遂に新聞記者になったりしたのも好きでした。
同時期に、家庭が複雑な女子高生が、新聞社で働いていたのを私は影に日向に応援していたものです。
無料公開の第一話ですが、題名からして「恋は緑の風の中」と言う、大昔の映画の題名を意識していると思います。
原田美枝子さんのデビュー作でもあります。もう、マジで子供の頃は、こんな綺麗な女性がこの世にいるのか。
って思ったりもしました。身内以外の美人って常に新鮮ですからね。
いつか、この作品も恋愛模様に移るのかな?と思ってましたが、あんまり長続きはしなかったんです。
このスチールを見てると、その前に放映されていた花の子ルンルンを思い出しました。
主人公が幼くなってる以外は、敵役もヒーロー枠もほぼ同一でしたから。
要は魔女っ娘の最後の最後、魔女ではなくて、天衣無縫な半分野生児枠がどんな活躍を見せてくれるかと期待してたんですが・・・。
最後は結構まともな設定のままに、サンディベルは母親を見付け、ずっと彼女を好意的に見守っていた没落した貴族の男の人と結婚を約束して物語は終わりました。
もっとハチャメチャになるかと思ってたんですけどね。そこだけはちょっと残念です。
実のところ、彼女の大活躍を圧しとどめてしまった存在は別にいました。
あまりにも強力過ぎる存在が、サンディベルの存在感を過去の何かに押しとどめてしまったんです。
もう、宇宙戦艦ヤマトがアルプスの少女ハイジに撃沈されてしまったのと同じ現象だったって事です。
ただ、アルプスの少女ハイジはその後にほぼ忘れられてしまったけれど、ハローサンディベルは、ドクタースランプの人気が陰り、連載とアニメ化が終わった後も復活しませんでした。
宇宙戦艦ヤマトは。その後続編が作られまくり、今もリメイク版が作られ続けていますがね。
時代はこの時に、この頃に変わったんだと思います。
西部劇が滅んで、バトルスターギャラクティカにそのキャストが移動し、同じく騎士道物語が滅んでスターウォーズに変わり、忍者ものが滅んで仮面ライダーと戦隊ものに役者たちが鞍替えした。
世の中そのものがそんな時期だったんだと思います。
魔女っ子でなくなった魔女っ子のサンディベルが消え、その後に魔女っ娘ドレミとして再生し、プリキュアに移動し、まどかマギカに変化する。
世の中はそうやって移ろい、消えずに変化するんでしょう。
ただ、屈託ない笑顔で笑い続ける、可愛くて野生的なサンディベルを、幼い頃の私は今も心の中に留めているんです。
彼女は私の中で特別の意味を持つ女の子となったのです。
無欲で、行動的で、とっぴおしもない、何でもチャレンジしてみる。私の理想像とも言える女の子です。
彼女、恋人ではなく、自分の娘としての理想像。
昔の男性には、そう言うものを描かずにはいられない何かがあったのでしょうね。それを懐かしく思います。