2026-05-15

ピジョンベビーカーおっちゃん諸共消えてしまうことについて

1人目の途中から我が家の足はピジョンの「ビングル」だった。

2人目が生まれて腰が座ってからも、こいつと10km以上散歩した日が何度もある。

ビングルの魅力は、一言で言えば「潔さ」だ。

圧倒的な軽さ、そして何より、片手ワンタッチで畳めて、スッと自立するあの挙動電車移動における利便性は、もはや「究極」と呼んで差し支えない。

けれど、ピジョンベビーカーは地味だ。実用性の塊だが、華がない。

から、こうして終売に追い込まれるのも、時代必然なのかもしれない。

今の街並みを見渡せば、右も左もサイベックスやヌナばかり。いつしか子供のものが「高級品」になり、子供用品もまた、記号化されたブランド品へと変貌してしまった。

地味だが真面目で良いものを作る——今のピジョンには、かつての三洋電機に近い哀愁を感じる。

かつて、ビングルが一度ぶっ壊れたことがあった。

店舗保証で修理に出したのだが、戻ってきた時の光景が今も忘れられない。

丁寧に梱包されたベビーカーに添えられていたのは、修理担当者似顔絵付きの手紙だった。

「私が直しました」と言わんばかりの、素朴で、温かい、あまりピジョンらしい手触りの手紙

書いてくれたのは、一人のおっちゃんだった。

あのおっちゃんは、もう定年退職したのだろうか。

今回のベビーカー終売に伴って、あの丁寧な仕事をする人たちが、その居場所を失うようなことがなければいいと切に願う。

3人目はまだ生まれたばかりで、B型ベビーカーには乗れない。

玄関には、使い倒してボロボロになったビングルがまだ鎮座している。

新車が買えるのは、おそらく2026年最後だ。新品を買い直すべきか、それともあのおっちゃんを信じて、もう一度修理に出して使い倒すべきか。

もし、またあのおっちゃんに直してもらえるなら、それが一番贅沢な選択な気がしている。

ピジョンのモノづくりと、あの時のおっちゃんに、せめてこの感謝が届いてほしい。

  • いい話をAIで書かせて捏造しないでほしい

  • 「ハト派の嘘」高市早苗 櫻井よし子 https://amzn.asia/d/01h44ySF

    • 独身おじさんは知らないんだろうなぁ ピジョンがベビー用品の大手メーカーで、哺乳瓶などで多くの人がお世話になってるってことを。

  • この悲しさよ。 https://www.pigeon.co.jp/news/files/pdf/20260514_2.pdf

  • 日中増田には通じないことであった

  • コダワリ無い馬鹿が買うブランドだと思ってた ベビーカーもチャイルドシートも

  • キューピーのベビーフードに続いてピジョンのベビーカー・バウンサーか……

  • AI松の共感性を高めた記事もどんどん上手くなるよな

  • ピジョンは子供の哺乳瓶でお世話になったな。 特に、プラスチックの哺乳瓶には相当お世話になったな。 当時はキューブ型粉ミルクとプラスチック哺乳瓶をいつも持ち歩いていて、お湯...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん