地域枠がある大学ってどこ?|医学部学士編入制度まるわかり!地域枠のメリット・注意点・対象大学を一気に解説
医学部学士編入を考えていると、避けて通れないのが「志望校選び」ですよね。
どこを受けるべきか、どう併願を組むべきか、条件が複雑で「結局、自分は受けられるの?」「地域枠ってお得なの?危ないの?」と迷ってしまう方も多いと思います。
結論から言うと、地域枠は“合う人にはめちゃくちゃありがたい制度”です。奨学金のサポートが受けられる可能性がある一方で、卒業後の勤務など一定の義務が発生するので、キャリア設計とセットで慎重に判断する必要があります。
この記事では、地域枠の仕組みと、実際に地域枠が設けられている(または地域性の条件がある)医学部学士編入の大学を、要件まで含めてまるっと整理します。読んだあとに「自分は地域枠を検討すべきか」「どの大学が候補になりそうか」がクリアになるはずです🙆♂️
動画で語り口まで理解したい方へ(この記事は動画内容ベースです)
この記事は、YouTube動画の内容をもとに構成しています。
地域枠って制度の話なので、文章だけでも理解はできるんですが、動画では“話者の温度感”や“実際に受験生が迷いやすいポイント”まで含めて、リズムよく解説されています。文章で全体像をつかんだうえで動画を見ると、理解がグッと深まりますよ🔥
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そもそも「地域枠」とは何なのか?
まず前提として、地域枠とは医学部の入試において「地域医療に貢献する意思を持つ受験生」を対象に実施される特別な選抜制度です。
目的はシンプルで、特定地域の医師不足を解消するため。だからこそ、地元出身者や、将来的にその地域で勤務する意思がある人を対象にしています。
ここで大事なのは、地域枠の内容は大学や自治体ごとに異なるということです。
同じ「地域枠」という言葉でも、対象地域の縛り方、出身要件、卒業後の勤務先の指定、奨学金の仕組みなど、細かいところが全然違います。なので最終的には必ず募集要項をチェックしてください。これは本当に重要です👍
地域枠のメリット:奨学金の対象になり得る
地域枠の最大のメリットとして挙がるのが、奨学金の対応を受けられる可能性がある点です。
医学部はどうしてもお金がかかります。学士編入の場合、多くの大学は2年次編入で、入学後は基本的に5年間、学費がかかってきます。
国立であればある程度抑えられるとはいえ、負担がゼロになるわけではありません。私立ならなおさら、コスト面が重くのしかかります。
そこで奨学金をもらえて、さらに一定の要件(後述する義務年限など)を満たせば、奨学金の返済が免除されるケースもあります。
「費用面がネックで医学部を諦めそう…」という人にとっては、地域枠は現実的に背中を押してくれる制度になり得ます。
地域枠の注意点:卒業後の義務年限(目安は約9年)が重い
ただし、地域枠は“いいところ取り”の制度ではありません。
基本的に「奨学金を支援する代わりに、卒業後はその地域で医師として働いてね」という形になります。
いわゆる「義務年限」と呼ばれる期間が設定されていることが多く、目安としては大体9年くらいが多いです。
この義務年限が意味するのは、キャリアやライフステージの変化に対して、柔軟な動きが取りづらくなる可能性があるということ。
もちろん制度によっては中断制度があったり、一定の猶予が認められるケースもありますが、原則として「決められた地域で一定期間働く」という前提は変わりません。
なので、地域枠で受けるか一般枠で受けるかは、単に合格しやすさとか金銭的メリットだけで決めるものではなく、将来の働き方まで含めて考える必要があります。ここを曖昧にしたまま突っ込むと後でしんどくなります。逆に言えば、覚悟と設計ができている人にとっては武器になります✊
地域枠が設けられている医学部学士編入の大学一覧(要件のポイント付き)
ここからは、地域枠が設けられている大学について、それぞれの要件を確認していきます。
今回紹介されているのは、地域枠として枠がある大学が4つ、そして番外編として“地域枠ではないけど地域性の条件が強い大学”が1つです。
島根大学 医学部 医学科(地域枠あり/2年次・3年次編入あり)
まず1つ目が島根大学医学部医学科です。島根県出雲市にある国立大学ですね。
島根大学の地域枠の要件は、募集要項上で主に2つ挙げられています。
1つ目は「島根県内の高等学校、または高等専門学校の卒業者」であること。つまり、高校(または高専)を島根県で卒業しているかどうかが条件になります。
2つ目は、卒業後に島根大学医学部附属病院を含む島根県内の病院の臨床研修プログラムにより初期研修・専門研修を受け、島根県の地域医療に貢献することを確約できること。
これは地域枠でよく見かける“地域に残って貢献してね”という趣旨の条件です。
島根大学の特徴:3年次編入がある(ただし条件が重い)
医学部学士編入は2年次編入がほとんどですが、島根大学は珍しく3年次編入を受け入れています。ここは特徴的です。
ただし、3年次編入で受ける場合は満たさないといけない資格が2つあります。
1つ目は、歯科医師または獣医師または薬剤師の免許を保有していること(見込みも可)。入学までに取得見込みがあれば受験でき、取得後は提出が必要になります。
2つ目は、出願締切日から遡って2年以内のTOEIC L&Rを受験しており、600点以上であること。
TOEIC600自体はそこまでハードルが高いわけではないですが、医師系・薬剤師系の資格が前提になるので、対象者はかなり絞られます。この点は要注意です。
募集人数と地域枠での違い(提出物が増える)
募集人数は、2年次編入と3年次編入がそれぞれ5人、5人という形です。
また、島根大学では一次試験→一次合格発表→二次試験(面接)という流れですが、一次合格後に地域枠で出願した人は追加で提出が求められます。
具体的には「島根県の地域医療の実態と自分の医療に対する考え」を800字程度にまとめて、簡易書留で大学の学務課に送付する必要があります。
一般枠でも似た提出が必要な場合はありますが、地域枠は“島根県の地域医療”という明確なテーマで書く点がポイントで、準備していないと地味に焦るところです🙆♂️
山口大学 医学部 医学科(地域枠あり/出身要件は「小中高のどこかが山口」)
次が山口大学医学部医学科です。
募集人員は全体で10名、そのうち地域枠は3名以内という形で記載されています。
地域枠の要件は、山口県内の小学校・中学校・高校を卒業した者、という条件です。
ここがポイントで、「高校が山口じゃないとダメ」とは限らず、小学校でも中学校でも高校でも、どこかのタイミングで山口県内で卒業していれば対象になり得ます。つまり“山口で学生をやっていた履歴がある”ことが条件ですね。
卒業後は医師免許を取得し、直ちに山口県内で2年間の臨床研修を受け、その後も引き続き4年以上、山口大学医学部・附属病院を含む県内医療機関または関連施設で、研究等の発展や地域医療に貢献することを確約できること、とされています。
試験で大きく変わる点は少なめ(確約書が中心)
山口大学に関しては、試験の中で地域枠と一般枠で大きな違いがあるかというと、基本的には確約書など地域枠用の提出書類が増えるくらいで、その他は大きく変わらない印象です。
「山口にゆかりがあって、将来も山口で医師として働きたい・研究していきたい」という人は、地域枠を現実的に検討しやすい大学の一つです👍
群馬大学 医学部 医学科(地域医療枠あり/出身地縛りが弱め、奨学金希望者向け)
次が群馬大学です。
群馬大学は募集人員が全体で15名と多めで、一般枠が10名、地域医療枠が5名となっています。
群馬大学の地域医療枠の記載で特徴的なのは、他大学のような「群馬県内の小学校・高校を卒業していること」といった出身地の縛りが強くない点です。
募集要項では、群馬県の将来の医療を担う強い意思を持ち、群馬県からの修学資金対応を希望する場合の区分、という形で明記されています。
つまり、「奨学金(修学資金)を希望するなら、そのぶん群馬で医師として働いてね」という整理になっていて、地元要件というより“制度利用の意思”が前提になっています。
義務期間の考え方が具体的(中断制度の設計がある)
群馬大学の募集要項は地域医療枠について比較的わかりやすく書かれているので、必ず読んでほしいところです。
返還(あるいは免除条件)に関わる期間として、医学部で5年間過ごした後、8年4ヶ月間は群馬で医師として活動する必要がある、という整理が示されています。
そして人生にはいろいろありますよね。留学に行きたい、育休を取りたい、家庭の事情がある…そういう中で「8年4ヶ月が中断されそう」な場合に、中断期間を設計したうえでカウントできる仕組みが用意されている、という点が示されています。
こういう設計があると、「将来の変化が怖いから地域枠は無理」と一刀両断せずに、募集要項を見ながら現実的に検討しやすくなります。ここはありがたいポイントです🙇♂️
ただし群馬大学は「出願の制限(単位要件)が面倒」なので要注意
一方で群馬大学は、出願時の制限(大学時代にどんな単位を取っているか)が結構厳しめで、理系の大学出身でないと受けづらいタイプの大学です。
この確認を後回しにすると、「受けるつもりだったのに、そもそも要件を満たしてなかった…」となりかねません。
ここは早めに、自分が受験資格を満たすかどうかをチェックしておくべきポイントです。志望校選びの初期で確認しておくだけで、無駄な時間とメンタル消耗を防げます✊
金沢大学 医薬保健学域 医学類(地域枠比率が高い/北陸中心のゆかり要件)
ラストが金沢大学です。
金沢大学は「医学部医学科」ではなく「医薬保健学域医学類」という呼び方になります。ここも最初は戸惑うかもしれませんが、受験生的には“医学部の編入”として捉えてOKです。
募集人員は全体で5名。
内訳が特徴的で、一般枠1名、基礎研究枠1名、地域枠3名という構成になっており、地域枠の割合がかなり高いです。地域枠を狙える人にとっては、構造上チャンスが生まれやすい設計とも言えます。
地域枠として認められる条件は、石川県・富山県・福井県内の小学校・中学校・高等学校、または大学を卒業した者、となっています。
大学卒業見込みも含むので、大学4年生の段階でも受験可能です。
卒業後は免許を取得し、原則として金沢大学附属病院での臨床研修プログラムを受けた後、金沢大学附属病院または指定病院で3年以上従事し、地域医療に貢献することを確約できるもの、という記載です。
試験内容の違いは大きくない(確約書の提出がポイント)
金沢大学も、地域枠かどうかによって試験内容が大きく変わるわけではない、という整理です。
地域枠で受ける場合は、確約書を提出書類として出す点が重要になります。
北陸(石川・富山・福井)にゆかりがある人は、地域枠の対象になり得る範囲が比較的広いので、条件に当てはまるかどうかは一度しっかり確認してみてください🙆♂️
番外編:鳥取大学(地域枠ではないが、そもそも地域条件が強い)
最後に番外編として、鳥取大学の話です。
ここは「地域枠」という枠ではないんですが、条件としてかなり地域性が強く、イメージとしては「一般枠がない」ような形に近いです。
条件としては、鳥取県・島根県・岡山県・広島県・兵庫県の高校を卒業した者、または父母のいずれかの現住所が鳥取県である者、というものです。
父母については義理の父母も含む、という形で記載されています。
つまり、
自分が鳥取・島根・岡山・広島・兵庫の高校卒である、または
親(父母)が鳥取県に住んでいる、
このどちらかを満たさないと、そもそも受験できません。
このタイプの条件は対象者が絞られるので、倍率が下がる傾向にある可能性があります。
該当する地域に住んでいて、鳥取大学に行きたい人にとっては、条件を満たせること自体が“アドバンテージ”になり得ます。そこに当てはまるなら、ちょっとラッキーな構造と言えるかもしれません👍
地域枠は「安易に選ぶ制度」じゃない。でも、ちゃんと設計できれば強い
ここまで見てきた通り、地域枠は「奨学金があるから得」という単純な話ではなく、卒業後の働き方・勤務地・期間がセットになります。
義務年限が長い(目安9年、大学によって8年4ヶ月など)というのは、人生の中でもかなり大きな意思決定です。
でも逆に言えば、「その地域で医師として貢献したい」「地元に残って働くのが自然」「費用面の不安を制度で解消したい」といった人にとっては、地域枠はすごく合理的な選択になります。
大事なのは、募集要項を見て、条件を“自分の人生”に落とし込んで考えること。
特に、出身要件(どこを卒業しているか)、卒業後の研修・勤務先の縛り、義務年限、奨学金の条件(免除要件や中断の扱い)あたりは、絶対に確認しておくべきポイントです。
志望校選びで迷ったら、一人で抱え込まないでOK
医学部学士編入って、本当に情報が少ない試験です。
だからこそ、志望校選びの段階で悩むのは当たり前だと思います。「どこを組み合わせるべきか」「自分の条件だとどこが現実的か」って、調べれば調べるほど沼にハマりやすいんですよね。
そういうときに大事なのは、情報集めで時間を溶かしすぎないこと。
悩むこと自体は悪くないんですが、悩み続けて手が止まるのが一番もったいないです。前に進むために、使えるものは使っていきましょう🙇♂️
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