~前回までのあらすじ~
3日目にして、「これ、中国の連休中に来てもうたんちゃうん」と気づく。遅まきながら。
いつでも混んでいるという頤和園に果敢にいどむ。混雑してはいるが、許容範囲。四谷くんに「許容範囲やな」と何度も言いながら歩いていく
5/4(3日目)
頤和園のメインである佛香閣に登る

昆明湖が一望できてすがすがしい。
古裝(中国の伝統的な衣裳風コスプレ)をした女の子が、台座に腰掛け一休みしており、めちゃくちゃでかいあくびをしていた。芯から貴族。

途中の建物の装飾もオシャレ。右の子どものマリオポーチもいい。

階段をとんとんと降りていく眺めも気持ちいい。
ここまで観光地然としているのに、階段ばかりでエスカレーターがなさそう。ソリッド。

四谷くんにカメラを向けられ、蛇拳を披露する私。
下まで歩いていくと、

扉がある岩場についた。もしかしたらここから入って、さらに奥にいけるのかもしれない。私のポーズはよくわからない。

建物のスキマで休憩しているスタッフの方。四谷くんが「この空間を独り占めしててうらやましい」と言っていた。
ここから少し行くと、左右に道が分かれていて、左は下って元いた湖のほとりへ行くルート、そして右は険しい上りの山道だった。その先何かがあるかもしれないし、ないかもしれない。
もし私が1人だったら山道を行っていた。なにか発見があるかもしれないから。しかし、今は四谷くんがいる。きっと彼は体力のムダ打ちをしたくない。昨日の焼肉で、スタッフさん・四谷くんを裏切り、パクチーを戻して肉に混ぜた狼藉の反省から、左へと進んだ。人は変われる、いつだって。
湖のほとりに戻り、長い廊下の欄干の近くの台座に座って一息つく。

長廊はひとでいっぱい
少し離れたところに、5~7歳くらいの女の子2人と、4・5歳の男の子の3人が遊んでいた。おそらく姉2人、弟1人という感じだ。
中国では、一人っ子政策が緩和されたけれど、あんまり2人以上生む人は増えなかったと聞いていたが、北京ではきょうだいっぽい子どもを連れた家族をまあまあ見たなという感じ。
3人の子どもを何気なく目で追いかけていると、姉2人が思いっきり弟をおちょくっていて、弟がプリプリおこっていた。この光景、日本でも見たことがある。
四谷くんが「やさしくしてほしい」と言っていたが、私は「でも、弟ってアホやからな・・・」と辛辣なことを言ってしまった。根の意地悪さがでたかもしれない。人はすぐには変われない。
13:00ごろ
宮殿エリアへと向かう道を進む。かなりお腹がすいた。
沿道の売店でパンをブリトーみたいなやつを買おうとするも、四谷くんのアリペイの通信が重くて支払えない。周りに人がいすぎて、通信が重くなっているようだ。仕方ないので、もう少し空いている売店でお昼を買うことに。
前を歩いているおじさんが、中国のぶっといきゅうりを食べていた。そういえば、中国の友達が「登山中にきゅうりを食べ歩く」と言っていた。水分補給にもなるし、小腹も満たされるそう。通信ネットワークに食事を阻まれた私は、おじさんのきゅうりがうらやましくてうらやましくて仕方がなかった。凝視した。

途中、スピーカーから案内の音声が聞こえるも、巻き舌すぎるし、発声に覇気がなくてよく聞き取れなかった。
13:30ごろ
徳和園に着く。

演劇をするための3階建ての建物「大戯楼」が屹立。
この目前に博物館があった。

入ってみると、室内の照明がほの暗く、目が慣れるのに時間がかかった。

宮廷の衣装などが展示してあった

「え、これ、刺繍で描いた絵…⁉」とにわかにときめく。

刺繍でなにかきれいな模様を表現するのはよくあるが、なによりグッときたのが、

賛の文字も刺繍!!!

印章も!!!!かすれまで再現してるやん!!!

テンション上がりすぎてブレた
徳和園から出て、宜芸館・楽寿堂をとおりすぎて邀月門を通ると、また長廊に出た。

このままだとまたさっきのところに戻ってしまう。
途中で折り返して、湖の東のほとりへと向かう。

売店があったので、四谷くんはチキンカツバーガー、私はソーセージを購入。
中国のソーセージはスパイスがきいていて香ばしく甘みもつよい!おいしいけど正直量が足りなくて四谷くんのバーガーをしきりにねだった。

さくさくでおいしかった。

そして、四谷くんはファンタ、私はココナッツジュースを買った。
腰がくびれているというよりひねっているボトルの形状に面喰う。味は、飲んだ後に糖の味が長く尾を引き、日本のファンタとは少し違った。

食べ終えてさらに南下していくと、また売店があった。

佛香閣アイスを購入。
中国の主要な観光地には、精巧に建物やシンボルを再現した文創雪糕(歴史文化アイス)がある。

よく見ると、階段や柱まである!

文化遺産をガブリと食らう。
佛香閣を無心でほおばる、まったく文化的でない顔。
さっき見てきた建物を食べると快感。

食べ終わったアイスの棒を見ると、詩の一節が印字してあった。風流・・・!
四谷くんは抹茶アイスを食べていた。つけあわせの抹茶クッキーがかなりのおいしさだった。

これが文昌閣(たぶん)
この近くに東門があるからか、とても人が多い。
14:30ごろ
博物館エリアに行く。

晋の文物の展示があった

いろんな動物がお盆の上に勢ぞろいした「晋公盤」。ちっちゃい亀や水鳥やカエルがいてかわいい。嫁入り道具だったらしい。

箱の脚と蓋に虎がいる
四谷くんが「あの虎やったら勝てるかも」と、青銅器のこんまい虎との闘いをシミュレーションしていた。ガリガリの武井壮。
展示室がいくつかの建物にわかれており、その中でも盆景の展示に心をわしづかみにされた。

本物の植物ではなく、金属や石、ホーローを使ってお花を再現。

これなんかサンゴを枝に見立てている。
この人工感がたまらない。ペットボトルやレゴでつくったお花に近いものが心にしみてくる。
清朝の陶磁器エリアも見逃せなかったので、見逃さなかった。

この釉薬の派手さがたまらない。四谷くんが「北欧の食器みたい」と言っていた。

図案を見ると、器から絵があふれているように描かれててにぎやかだった。

頤和園が大のお気に入りだった西太后の写真。手鏡を見ながらかんざしを挿している途中。

この集合写真でも、全く同じおめかし中ポーズだった。昔の撮影機だから、このポーズで何秒か静止していたはずだ。お気に入りのポーズだったのだろうか。
博物館を出る。主要なところは大体抑えたので、そのまま東門から出て次のスポットへ行ってもいいのだが…まだあの長い橋を渡っていない。渡りたい。四谷くんに正直に「もう少し先へ進みたい」と告げる。四谷くんは、どうせ行くことになるなら早く行った方がいいというあきらめを努めて表に出さず、「いいよ」と言ってくれた。

柳のある水辺を歩いていく。

ひろびろとした湖の南方に、

十七孔橋がある。
150mという長さで、、『地球の歩き方』によると、「中国庭園における橋のうち最大」らしい。たしかに、お庭の橋というより、インフラの風格だった。
遠くから見ると、端の上に人がたくさんいて少しひるむ。前をあるいていたおばちゃんが、「あれ何人橋の上におるねんな!!」と行きたくなさそうにしていた。

「銀河」の「銀」と「太空」の「太」の線が触れ合っている
遊覧船のりばに並ぶ長蛇の列をしり目に、橋をわたる。

はるか遠くに佛香閣が見える。

四谷くんが景色を撮っている私を撮っているということは、彼はあまり景色に集中できなかった模様。
橋を渡って、やや小ぶりな南湖島についた。ここにも廟があり、遊園地のようにどこもかしこもテーマであふれていた。
時計を見ると15:40ごろ。これはそろそろ次の円明園に行かないとまずい。そそくさ門を出た。割と疲れた体で。
次回、頤和園と同じくらい、いや陸地だけ見るとそれ以上のデカさの庭園・円明園へ!アロー戦争の際に破壊された建物の遺跡を見にいくため、さらに歩いてゆく!庭が想像の5倍でかい、中国。
お楽しみに・・・!
3日目にして、「これ、中国の連休中に来てもうたんちゃうん」と気づく。遅まきながら。
いつでも混んでいるという頤和園に果敢にいどむ。混雑してはいるが、許容範囲。四谷くんに「許容範囲やな」と何度も言いながら歩いていく
5/4(3日目)
頤和園のメインである佛香閣に登る
昆明湖が一望できてすがすがしい。
古裝(中国の伝統的な衣裳風コスプレ)をした女の子が、台座に腰掛け一休みしており、めちゃくちゃでかいあくびをしていた。芯から貴族。
途中の建物の装飾もオシャレ。右の子どものマリオポーチもいい。
階段をとんとんと降りていく眺めも気持ちいい。
ここまで観光地然としているのに、階段ばかりでエスカレーターがなさそう。ソリッド。
四谷くんにカメラを向けられ、蛇拳を披露する私。
下まで歩いていくと、
扉がある岩場についた。もしかしたらここから入って、さらに奥にいけるのかもしれない。私のポーズはよくわからない。
建物のスキマで休憩しているスタッフの方。四谷くんが「この空間を独り占めしててうらやましい」と言っていた。
ここから少し行くと、左右に道が分かれていて、左は下って元いた湖のほとりへ行くルート、そして右は険しい上りの山道だった。その先何かがあるかもしれないし、ないかもしれない。
もし私が1人だったら山道を行っていた。なにか発見があるかもしれないから。しかし、今は四谷くんがいる。きっと彼は体力のムダ打ちをしたくない。昨日の焼肉で、スタッフさん・四谷くんを裏切り、パクチーを戻して肉に混ぜた狼藉の反省から、左へと進んだ。人は変われる、いつだって。
湖のほとりに戻り、長い廊下の欄干の近くの台座に座って一息つく。
長廊はひとでいっぱい
少し離れたところに、5~7歳くらいの女の子2人と、4・5歳の男の子の3人が遊んでいた。おそらく姉2人、弟1人という感じだ。
中国では、一人っ子政策が緩和されたけれど、あんまり2人以上生む人は増えなかったと聞いていたが、北京ではきょうだいっぽい子どもを連れた家族をまあまあ見たなという感じ。
3人の子どもを何気なく目で追いかけていると、姉2人が思いっきり弟をおちょくっていて、弟がプリプリおこっていた。この光景、日本でも見たことがある。
四谷くんが「やさしくしてほしい」と言っていたが、私は「でも、弟ってアホやからな・・・」と辛辣なことを言ってしまった。根の意地悪さがでたかもしれない。人はすぐには変われない。
13:00ごろ
宮殿エリアへと向かう道を進む。かなりお腹がすいた。
沿道の売店でパンをブリトーみたいなやつを買おうとするも、四谷くんのアリペイの通信が重くて支払えない。周りに人がいすぎて、通信が重くなっているようだ。仕方ないので、もう少し空いている売店でお昼を買うことに。
前を歩いているおじさんが、中国のぶっといきゅうりを食べていた。そういえば、中国の友達が「登山中にきゅうりを食べ歩く」と言っていた。水分補給にもなるし、小腹も満たされるそう。通信ネットワークに食事を阻まれた私は、おじさんのきゅうりがうらやましくてうらやましくて仕方がなかった。凝視した。
途中、スピーカーから案内の音声が聞こえるも、巻き舌すぎるし、発声に覇気がなくてよく聞き取れなかった。
13:30ごろ
徳和園に着く。
演劇をするための3階建ての建物「大戯楼」が屹立。
この目前に博物館があった。
入ってみると、室内の照明がほの暗く、目が慣れるのに時間がかかった。
宮廷の衣装などが展示してあった
「え、これ、刺繍で描いた絵…⁉」とにわかにときめく。
刺繍でなにかきれいな模様を表現するのはよくあるが、なによりグッときたのが、
賛の文字も刺繍!!!
印章も!!!!かすれまで再現してるやん!!!
テンション上がりすぎてブレた
徳和園から出て、宜芸館・楽寿堂をとおりすぎて邀月門を通ると、また長廊に出た。
このままだとまたさっきのところに戻ってしまう。
途中で折り返して、湖の東のほとりへと向かう。
売店があったので、四谷くんはチキンカツバーガー、私はソーセージを購入。
中国のソーセージはスパイスがきいていて香ばしく甘みもつよい!おいしいけど正直量が足りなくて四谷くんのバーガーをしきりにねだった。
さくさくでおいしかった。
そして、四谷くんはファンタ、私はココナッツジュースを買った。
腰がくびれているというよりひねっているボトルの形状に面喰う。味は、飲んだ後に糖の味が長く尾を引き、日本のファンタとは少し違った。
食べ終えてさらに南下していくと、また売店があった。
佛香閣アイスを購入。
中国の主要な観光地には、精巧に建物やシンボルを再現した文創雪糕(歴史文化アイス)がある。
よく見ると、階段や柱まである!
文化遺産をガブリと食らう。
佛香閣を無心でほおばる、まったく文化的でない顔。
さっき見てきた建物を食べると快感。
食べ終わったアイスの棒を見ると、詩の一節が印字してあった。風流・・・!
四谷くんは抹茶アイスを食べていた。つけあわせの抹茶クッキーがかなりのおいしさだった。
これが文昌閣(たぶん)
この近くに東門があるからか、とても人が多い。
14:30ごろ
博物館エリアに行く。
晋の文物の展示があった
いろんな動物がお盆の上に勢ぞろいした「晋公盤」。ちっちゃい亀や水鳥やカエルがいてかわいい。嫁入り道具だったらしい。
箱の脚と蓋に虎がいる
四谷くんが「あの虎やったら勝てるかも」と、青銅器のこんまい虎との闘いをシミュレーションしていた。ガリガリの武井壮。
展示室がいくつかの建物にわかれており、その中でも盆景の展示に心をわしづかみにされた。
本物の植物ではなく、金属や石、ホーローを使ってお花を再現。
これなんかサンゴを枝に見立てている。
この人工感がたまらない。ペットボトルやレゴでつくったお花に近いものが心にしみてくる。
清朝の陶磁器エリアも見逃せなかったので、見逃さなかった。
この釉薬の派手さがたまらない。四谷くんが「北欧の食器みたい」と言っていた。
図案を見ると、器から絵があふれているように描かれててにぎやかだった。
頤和園が大のお気に入りだった西太后の写真。手鏡を見ながらかんざしを挿している途中。
この集合写真でも、全く同じおめかし中ポーズだった。昔の撮影機だから、このポーズで何秒か静止していたはずだ。お気に入りのポーズだったのだろうか。
博物館を出る。主要なところは大体抑えたので、そのまま東門から出て次のスポットへ行ってもいいのだが…まだあの長い橋を渡っていない。渡りたい。四谷くんに正直に「もう少し先へ進みたい」と告げる。四谷くんは、どうせ行くことになるなら早く行った方がいいというあきらめを努めて表に出さず、「いいよ」と言ってくれた。
柳のある水辺を歩いていく。
ひろびろとした湖の南方に、
十七孔橋がある。
150mという長さで、、『地球の歩き方』によると、「中国庭園における橋のうち最大」らしい。たしかに、お庭の橋というより、インフラの風格だった。
遠くから見ると、端の上に人がたくさんいて少しひるむ。前をあるいていたおばちゃんが、「あれ何人橋の上におるねんな!!」と行きたくなさそうにしていた。
「銀河」の「銀」と「太空」の「太」の線が触れ合っている
遊覧船のりばに並ぶ長蛇の列をしり目に、橋をわたる。
はるか遠くに佛香閣が見える。
四谷くんが景色を撮っている私を撮っているということは、彼はあまり景色に集中できなかった模様。
橋を渡って、やや小ぶりな南湖島についた。ここにも廟があり、遊園地のようにどこもかしこもテーマであふれていた。
時計を見ると15:40ごろ。これはそろそろ次の円明園に行かないとまずい。そそくさ門を出た。割と疲れた体で。
次回、頤和園と同じくらい、いや陸地だけ見るとそれ以上のデカさの庭園・円明園へ!アロー戦争の際に破壊された建物の遺跡を見にいくため、さらに歩いてゆく!庭が想像の5倍でかい、中国。
お楽しみに・・・!
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