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広島市の特養で46人に集団的虐待
広島市の社会福祉法人「広島東福祉会」が運営する特別養護老人ホームで、入所者46人に対しベッドを四方から柵で囲むなどの不適切な身体拘束や介護放棄による虐待が行われ、今年4月に行政指導を受けたそうです。
この特養では、ベッドの囲いやベルトで車いすに固定されるなど、身体拘束を受けていた入所者が45人いました。さらに、ナースコールが押せない場所にベッドを置くといった介護放棄も1人確認されたそうです。
広島市は通報を受け、3月に立ち入り検査を行い、高齢者虐待防止法に基づく虐待と認定しました。また、この特養では身体拘束の記録は確認されなかったとのことです。
通報があったということは、内部告発だったということですね。施設側は市に「経営陣の知識不足や組織としての取り組みの不十分さがあった」と説明したそうです。一方、広島東福祉会はマスコミの取材に対し「何も答えられない」と繰り返し、対応の姿勢が注目されています。
社会福祉法人「広島東福祉会」は、特養養護老人ホーム「虹の里」定員(54床+ショート16t床)と、虹の里第2特別養護老人ホーム(定員89床+ショート10床)の二つの特養を経営しており、今回の事件は、どちらの特養かは分かりません。
もし、虹の里だとすれば、46名の虐待は定員の約85%にもなりますし、虹の里第二特養ですと約52%の入居者が虐待の被害に遭っていたということになります。
これは、集団的虐待という他ないような事件です。一人の介護職員による虐待ではなく、複数の職員が関わる大規模かつ集団的な虐待は、経営的、組織的な問題があると推定されます。
この事件を機に集団的事件の構造的原因をしっかりと考え、把握しておく必要があると思います。



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