番記者のちょっといい話 巨人D2位・田和廉、早実高時代は叔母宅の一室に母子で居候
巨人は10日、中日8回戦(バンテリンドーム)に9―4で快勝。連敗は「3」でストップし、勝率5割に復帰した。「8番・遊撃」で先発出場した浦田俊輔内野手(23)が決勝の2点三塁打を含む3安打4打点と躍動した。投げては六回に2番手として登板した田和廉投手(22)が1回無失点の好投で、開幕からの連続試合無失点を「15」に伸ばした。 【写真】誕生日を迎えた巨人・竹丸和幸に「あ~ん」する田和廉と山城京平 田和は軟式の京都ベアーズでプレーしていた伏見中3年時に「高いレベルで野球がしたい」という思いから東京・早実高への進学希望を家族に打ち明けた。母・真由美さんは「何を急に言い出すのかと思えば…。ビックリして、聞き返してしまいました」と当時を回顧する。 家族会議の末、「『俺の人生、本当はこんなはずじゃなかった』みたいな感じで、自分の人生に対する可能性を親に止められたと思ってほしくなかった」と息子の挑戦を後押しすることを決意した。 同校には寮がなく、東京・杉並区の真由美さんの妹宅の一室に居候する形で約2年半、親子二人で過ごした。甲子園出場こそかなわなかったが、早大進学後も活躍し、プロ入りを決めた田和。「あの日々があったからプロになれた」と大きな恩を忘れることはない。(巨人担当・依田雄太)