辺野古移設「見学したことあるか」 転覆事故受け、沖縄県教委が全小中高対象に調査

辺野古沖の移設工事現場を一望できる瀬嵩の浜=今年1月、沖縄県名護市(大竹直樹撮影)

沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し平和学習中の同志社国際高(京都府)2年の女子生徒ら2人が死亡した事故を受け、沖縄県教育委員会が県内の小中高校全484校を対象に、米軍普天間飛行場の移設先となる辺野古の工事現場周辺で課外活動を実施したことがあるか尋ねるアンケートを行ったことが13日、分かった。県立高1校が工事現場周辺で見学を実施していたが、同志社国際高のように海上から見学した学校はなかった。

文部科学省は4月、全国の教育委員会などに対し、教育基本法が教育現場で特定政党を支持するような政治的活動を禁止していることに留意し、一面的な見解を配慮なく取り上げることは避けて修学旅行などの校外学習を実施するよう求める通知を出しているが、県教委は産経新聞の取材に「県議会の常任委員会で県内の公立学校について辺野古周辺での課外活動の有無について質問があったため調査を行った。今回の調査は文科省の通知によるものではない」としている。

県教委によると、アンケートの質問は①令和6、7年度に移設工事現場や周辺海域などを見学したことがあるか②周辺海域を海上から見学したことがあるか-の2問。アンケートは3月19日~26日に行われ、県立高85校、市町村立の小学校256校、中学校143校を対象に実施された。回答率は100%。

全484校のうち、見学を実施したと回答したのは県立美里高校(沖縄市)の1校で、昨年12月18日、県の「戦後80周年平和祈念事業」のフィールドワークに参加した際、移設工事現場を一望できる名護市の瀬嵩(せだけ)の浜を訪れ、同事業を受託した業者から10~15分程度の説明を受けたという。(大竹直樹)

沖縄の反基地運動に「極左暴力集団」

Google検索で「産経ニュース」を優先表示。ワンクリックで簡単登録

会員限定記事

会員サービス詳細