使えば使うほど不幸になる「○○のせい」という呪いの言葉。世界の見え方が狭まっていく仕組み
「○○のせいで…」って、ほんとにそう?
あなたは、こんなふうに、無意識に使ってないですか?
「親のせいで、自信が持てない」
「あの人のせいで、空気が悪くなった」
「環境のせいで、うまくいかない」
「私がこんな性格になったのは、昔の経験のせい」
気づくと、会話のあちこちにある。
日記にも、心のつぶやきにも、SNSの投稿にも。
殻のせいで、彼女のせいで。
この「○○のせいで…」というフレーズ。
一見、ただの事実っぽく見えるけど、実はね、、
世界の認知を少しずつ狭くしていく、静かな呪いなんです。
この記事では、私たちがつい日常で使ってしまう「○○のせいで…」というフレーズが、どのように世界の認知をゆがめ、行動や感情の自由を奪っていくかを、紐解いていきます。
世界はもっとグラデーションで出来ている
「○○のせいで」と言った瞬間、
人はそこで思考を止めてしまう。
「もう、私は変われない」
「相手が変わらない限り、私はこのまま」
「この状況を抜け出すには、あいつがいなくなるしかない」
気づかないうちに、世界が「固定された映像」みたいに止まってしまう。
でもね、本当は、現実ってもっと曖昧で、グラデーションでできてる。
「○○のせい」によって、自分の選択が消えていく
この言葉を使うたびに、
少しずつ自分の行動の選択肢が減っていく。
なぜなら、「せい」という言葉は、
原因が外にあることを前提にしているから。
それがいけないという、倫理的な話じゃないんです。
「私は、変えられないものの中でしか動けない」
という前提に、自分を閉じ込めてしまうから。
本当は「せい」じゃなくて「影響を受けた」だけかもしれない
「親のせいで、自信がない」
→ 「親の影響で、自信が育ちづらかった」
「環境のせいで、できなかった」
→ 「その環境では、自分が力を発揮しづらかった」
この言い換えができるだけで、
自分で動いていいという空気が、ほんの少し戻ってくる。
「せい」にしないと、誰も守ってくれない気がした
でも正直、「○○のせいで」と言いたくなる気持ちも、わかる。
だってさ、
誰かにわかってほしかった
自分だけが悪いわけじゃないと、伝えたかった
どこかで「味方」がほしかった
ココナラでもこの系統のお話をたくさん聴かせていただく。
「せいにする」って、自分を守る防御反応でもあるからね。
だから、それをただの悪い癖として否定する必要はない。
でもね、「せい」の言葉に長くいると、自分まで信じ込んじゃう
守ってもらうために言ったはずの言葉が、
いつの間にか、自分を縛る信念に変わっていく。
「私は、こういう人間だから」
「昔こうだったから、しょうがない」
「どうせまた、同じことが起きるんでしょ」
それって、もはや呪いの言葉に近い。
言葉って、繰り返すたびに自分の世界を作ってしまうから。
少しずつ「せい」から離れる練習
まずは、すべてを「自分の責任」にしなくていい。
でも、もし今日、ほんのひとつでも、
「これは、○○のせいじゃなくて、単なる影響だったのかも」
「あの人が不機嫌なのは、私のせいじゃなくて、あの人の状態かも」
「自分が選べる余白って、少しはあるのかも」
そう思えたとしたら、
そのとき、あなたはもう呪いの外側に足を踏み出してる。
「○○のせい」と言いたくなったら、
その奥にある本当の願いを、見つめてみて。
「わかってほしかった」
「助けてほしかった」
「許されたいと思ってた」
それは、誰のせいでもない。
あなたが、あなたのままで、生きたかった証拠だから。
「世界ってこういうもんでしょ?」を、そっと見直してみる
「人は裏切るものだ」
「努力しなきゃ価値がない」
「本音なんて出したら嫌われる」
「私は我慢しないとうまくいかない」
こういう世界のルールみたいなものって、
誰かに教えられたわけじゃないのに、
なぜか自分の中にずっとある。
でも、よく見てみると、それってさ、
何度か傷ついた過去の経験の中で、
いつのまにか染みついてしまった認知のフィルターかもしれない。
世界を見ているのは、「事実」じゃなくて「前提」
たとえば、電車で目の前の人がスマホをずっと見てたとするよね。
その人が、ふとあなたの方を見た。
目が合った。すぐにそらされた。
そのとき、
「え、なに?なんか変だった?」と思う人もいれば
「たまたま目が合っただけでしょ」と流せる人もいる
同じ出来事でも、「世界の認知」が違うと、感じ方が全然ちがう。むしろ、現実が変わってしまう。
そしてその違いを作ってるのが、
あなたの中にある無意識の定義なんです。
じゃあ、「自分の世界」って何でできてる?
実は、自分の世界の多くはこんなものでできてる。
過去にあった印象的な出来事(特に傷)
子ども時代に刷り込まれた常識
他人との比較から生まれた自分なりの正解
ずっと心の中で繰り返してきたセルフトーク
たとえばね、
「人に頼ると迷惑がられる」
小さい頃、親に何かをお願いして怒られた経験から来ているかもしれない。
「私はいつも中途半端」
学校で「最後までやりなさい」と言われ続けた記憶が根にあるのかもしれない。
再定義って、自分に質問し直すことから始まる
大げさな改革はいらない。
ただ、こんなふうに問いを変えてみるだけでいい。
「私はずっと、これが正しい世界だと思ってたけど、
それって、本当に絶対のルールなのかな?」
「我慢しないと愛されない」
→「我慢しなくても、受け入れてくれる人がいる可能性もある?」
「私は何をやっても続かない」
→「でも、一度でも何か続いた経験、ほんとにゼロだった?」
「人はどうせ離れていく」
→「それでも離れなかった人、誰かひとりもいなかった?」
これは、うつ病なんかにも効くメソッドだ。
新しい定義は、「今ここ」で書き換えられる
再定義って、なにかを捨てるんじゃない。
重すぎた解釈を、今の自分のサイズに合わせて緩めてあげること。
「人は裏切るもの」
→「人にはそれぞれ事情がある。全員が敵じゃない」
「本音は出すべきじゃない」
→「出すタイミングや相手を選べば、安全な場所はある」
「私は我慢しないとうまくいかない」
→「我慢せずにもうまくいった例も、少しはあった」
自分だけの世界の辞書を、自分で編み直す
「世界ってこういうもの」という言葉は、
誰かから借りたままにしておくと、どこかで苦しくなる。
でも、それを「私にとっての世界は、こうかもしれない」に書き換えられたとき、
はじめて、その世界はあなたの味方になり始める。
世界の見え方を変えるには、
まず自分の辞書を疑ってみることから。
ほんの数行だけでも、書き換えられたなら、
その日から、世界は少し優しく見えてくる。
再定義ができると、日常の温度が変わる
世界は、勝手に変わってくれない。
でも、見え方が変わるだけで、過ごしやすさは驚くほど変わる。
たとえば、再定義できるようになると、こんなふうになる。
不機嫌な人を見ても、「私のせいかも」が減る
前までなら
「あ、また私が何かしちゃったのかな」
「なんであの人、こんなにピリピリしてるんだろう…やっぱり私、邪魔だった?」
って自分のせいにしてた場面が、
「あの人、今日は何かあったのかもしれない」
「そっとしておこう。私は私で落ち着いてよう」
に変わる。
たったそれだけで、巻き込まれ疲れが激減する。
SNSや周囲の人と比べても、凹みにくくなる
「私は何もできてない」
「あの人はすごいのに…」って思ってたのが、
「その人にはその人のタイミングがある」
「私は私で、別の土俵にいるかもしれない」
って、自分の定義で見られるようになる。
「遅れてる」とか「足りない」とか、
そういう他人軸のラベルに引っ張られなくなる。
自分軸で生きられるようになってくる。
落ち込んだときに、自分にかける言葉が変わる
前までなら、
「なんでまたできなかったの?」
「どうせ私ってこうだよね」
って自分にダメ出ししてたのが、
「今日はうまくいかなかっただけ」
「やらなかったんじゃなくて、今はやれなかっただけ」
って、ちょっと柔らかい翻訳ができるようになる。
これ、地味だけど本当に大きい。
他人の期待に全部応えなきゃが減る
「嫌われたくない
」「ちゃんとしなきゃ」から動いてたのが、
「これは私が本当にやりたいこと?」
「“今の自分”にできることだけでいいよね」
って、自分との温度感で判断できるようになる。
つまり、「やらなきゃ」じゃなくて、「やってもいい」から動けるようになる。
再定義って、「自分に戻れる場所」を増やすこと
この変化をひと言でいうなら、
外の情報や空気に引っ張られにくくなるということ。
他人がどう思ってるか
過去に何があったか
今どんな空気か
そういうすべてに反応しすぎて、
振り回されていた自分から、ちょっとずつ戻れるようになる。
そして、
世界とちょうどいい距離で、生きられるようになる。
日常の見え方が変わると、選べることが増える
定義って、あなたにとっての世界の説明書みたいなもの。
でも、その説明書は、他人が書いたかもしれないし、昔の自分が書いたものかもしれない。
今のあなたは、そのページを書き換える力を持ってる。
世界が優しくなったわけじゃない。
でも、世界の読み方が変わったから、怖さが減った。
それが、再定義の力。
そして、この記事で、あなたの日常が、自由に選べる日常に変わる始まりになったら嬉しいです。
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