米西部カリフォルニア州インディペンデンスのマンザナー強制収容所跡地で25日、第2次大戦中に収容された日系米国人の苦しみを振り返る式典が開かれた。参加者は、強硬な移民政策を進めるトランプ政権を批判し、日系人の歴史を学ぶ意義を訴えた。「慰霊塔」に花や折り鶴をささげ、収容所で亡くなった人々を追悼した。
収容を拒否して逮捕された日系人の名誉を回復した戦後訴訟に携わった弁護士デール・ミナミさん(79)は壇上で、日系人の収容は「マイノリティー集団が恣意的な政府によって痛めつけられた象徴的事例だ」と指摘。不法移民の大規模な取り締まりを進めるトランプ政権は「歴史を繰り返している」と批判した。
在米イスラム教徒の人権擁護団体、米イスラム関係評議会のカリフォルニア支部長フサム・エイルーシュさん(56)も壇上で、日系人の経験は「人権に関する教訓」だと語った。
1941年の真珠湾攻撃後、日系人は「敵性外国人」とされ、約12万人が各地の収容所に送られた。式典は、69年から毎年開かれている。(共同)