のっけからトラブルに見舞われたが、配達する社員が行く先々で住民から声を掛けてもらうことも多く、営業部の金城仁は「多くの人が励ましてくれるので、大変だが配達してよかったと思っている」と感激していた。
宜野湾市以北の配達問題に関しては、その後、社員に加えて、名護市在住の男性にも配達員として加わってもらうことになった。
沖縄タイムス名の通達がネットに流出
沖縄本島版の配達開始から数日後、インターネット上で八重山日報に関する、ある文書が「流出」した。沖縄タイムスの「読者局企画管理部」という部署が各地の販売店や配達員に配布したという2017年4月3日付の通達文書の写真だ。文書の冒頭には「重要なお知らせ」と大書してある。
その下には「八重山日報の配達について注意喚起お知らせ」とあり、太字で《沖縄タイムスの販売店主・ネットワークランナー(筆者注・新聞配達員のこと)が八重山日報の配達をする事は禁止です》と続いていた。
文章を要約すると「沖縄タイムスから八重山日報に切り替えた購読者が数件あると報告を受けている。八重山日報は広範囲の配達をしなくてはならないために、配達業務でかなり苦戦しており、新聞が届けられるのは午前2時から午後9時までの時間帯である。今後、沖縄タイムスの販売店やネットワークランナーに、直接、八重山日報から配達業務の依頼が来るかも知れない。しかし、他社の配達業務を本社に相談なく引き受けることは、販売店契約書により禁止されている。注意喚起をお願いしたい」という内容だった。
※続きは、『偏向の沖縄で「第三の新聞」を発行する』(仲新城誠著、産経新聞出版刊)を参照。ネットでのご購入はこちらへ。
■仲新城誠(なかしんじょう・まこと)
八重山日報編集長。1973年、沖縄県石垣市生まれ。琉球大学卒業。99年の入社以来、八重山の政治、経済、社会問題を中心に取材。2010年から現職。その後、言論誌などにも活動の場を広げている。他の著書に、八重山教科書問題の実態に初めて迫った『国境の島の「反日」教科書キャンペーン』、『翁長知事と沖縄メディア「反日・親中」タッグの暴走』(ともに産経新聞出版)など。
■八重山日報(やえやまにっぽう)
八重山諸島・石垣島を拠点とする日刊紙。1977年創刊。発行部数約6千部ながら、イデオロギー色の強い沖縄メディアの中で存在感を増している。八重山以外でも、電子版や郵送により全国で購読されている。2017年4月、沖縄本島版を発行開始。
※続きは、『偏向の沖縄で「第三の新聞」を発行する』(仲新城誠著、産経新聞出版刊)を参照。ネットでのご購入はこちらへ。