■ヴァンガード誕生秘話 ― あの現場のリアル・第八回「発売と、震災」
皆さんもご存知の通り、ヴァンガードの主力商品となる第1弾ブースターは、発売日前日に東日本大震災が直撃するという、数奇な運命のもとに発売されました。
2011年3月11日(金曜日)、 14時46分
東日本大震災発生。
令和に住む今の僕たちの中では、かなり遠い記憶ですが、ぜひ思い出してみましょう。
当時の自粛ムードは日本全国を覆っていました。
コロナのような「抑圧」ではなく、深い悲しみと、被災者を悼む気持ちが、人々の間に自然に発生していたのです。
お笑い番組はなくなり、バラエティ番組も自粛。
CMはほとんど「ACジャパン」に差し替わりました。
「楽しい仲間が、ポポポポーン」
どのチャンネルも、こればかりでしたね。
震災とコロナ禍を経験した、令和の今であれば、
「こんな時こそ、前向きに行こう!」
という発想も出てきますが、当時あそこまでの災害は初めて、という人が多かった。
花見は自粛され、新社会人を祝う行事も控え気味でした。
実際、このころの「自粛ムード」で、多くの業界が大ダメージを受け、幾つかはほぼ壊滅までいったそうです。
例えば、社交ダンスに使われる「ダンスホール」って知ってますか?
商店街の二階などに大きなホールがあって、そういった場所が社交ダンスのスタジオになってるんですね。
主に仕事から引退した熟年世代の交流の場で、日本全国どこの商店街にもあるほど、一般的な業種でした。
それが震災で、半減したと考えられています。
何しろお客さんは熟年世代ですから、「震災時に踊るのは不適切」となってしまったんじゃないでしょうか……
今は違う判断がされるかも知れませんが、少なくとも当時はそう考える人が多かったと思われます。
潰れたダンスホールは、その後、ヒップホップ教室やら現代的なダンス教室、ヨガ教室などに切り替わっていったようです。
なんか2010年代の序盤に、そういったダンス系教室が増えたのは皆さんも感じていたと思いますが、そういう事があったんですね。
こんなタイミングで発売されたのですから、普通に考えて、ヴァンガードという商品は死ぬか、瀕死の状態からスタートするところでした。
誰も彼も、「こんな時にカードゲームなんて遊んでたら、不謹慎だよな……」と思わざるを得ないような、そんな空気がありました。
もちろん、僕も被災者の事を考えると悲痛を感じましたし、何より衝撃を受けました。
その影響は僕にとってとても大きく、「これを忘れてはいけない」と、自分の作ったアニメの主役級キャラも、震災をテーマに過去設定を作ったぐらいです。
しかし、しかしです。
当時の僕は、カードショップのオーナー。
しかも、フランチャイズ全店の経営者の人生をも背負った、責任のある立場です。
「自粛しましょう」なんて言えるはずもない。大げさでなく、何人かは首を括る羽目になります。
そしてヴァンガード。
僕は公式に雇われている人間ではないとは言え、ここまで、木谷社長、中村さん、しまむー、伊藤彰氏やブシロードの方々と、何度も話し合いをして、一緒に育ててきたコンテンツです。
何としても大ヒットさせたい。
震災が直撃したからと言って、
「運が悪かったね。こりゃもう、広告して売ってる場合じゃないし、お客さんも買ってる場合じゃないわ。」
と諦められるはずもない。
「創る」のは、中村さんや伊藤氏の役割だとして。
僕と木谷社長の役割は、「売ること」です!
木谷社長はメーカーとして。僕はショップグループのオーナーとして。
どんな天変地異が起こっても、「売る」のは僕たちの責任であり、役割です。
その日、僕たちはいかに戦ったか。ここからは時系列でドキュメントします。
2011年3月11日(金曜日)。
この時点でヴァンガードは、アニメが放映されて2ヶ月半、スターターが発売されて1ヶ月が経過したところです。
アニメはニコニコでも変わらず大好評で、スターターも新作TCGとしては爆発的に売れていました。
ただ、率直に言って、「爆発的」に売れていたのは「カードキングダム秋葉原駅前店」に限った話で、他のお店では「ヒットしている」というぐらいだったかも知れません。
秋葉原駅前店には、側面にヴァンガードの広告が貼られていたので、秋葉原駅をでたばかりのお客さんが、
「ここでヴァンガード売ってる」と見つけやすかったのでしょう。
何しろまだ、「どこの店でも取り扱われているTCG」では無かったし、ヴァンガードからTCGに入った人(特に女性)にとっては、見つけやすいことが大事でした。
なので、秋葉原駅前店では「爆発的に」売れていたんです。
これが、のちのブースター発売時の前フリになるので、
「カードキングダム秋葉原駅前店は、ヴァンガードの特異点だった」
という話、覚えておいて下さい。
3月11日お昼ごろ。
僕は東中野のブシロード本社から歩いて5分の遊縁(カードキングダム)事務所で、各店の指揮をとっていました。
既にカードキングダム秋葉原駅前店には、ヴァンガード第1弾ブースター「騎士王降臨」が大量入荷。その着荷状況について報告を受けていました。
その数、何と1000ボックス。
それがどういう数字なのかというと。
普通のTCGショップなら、10ボックスほどの入荷。
他の大手TCGショップさんでも、せいぜい100ボックスの入荷。
それに対し、1000ボックスです。気が狂ってる数字です。
ヴァンガード第1弾ブースターは、
「新作だし、売れるかどうか分からない。なんかカーキンさんではスターターが凄い売れてるらしいけど、とりあえず様子見」
と判断されていたんですね。
そんな訳で、僕としても超・勝負です。1000ボックスいれて売れなきゃ首括る覚悟です。
それでも僕には、勝算がありました。何しろ開発に関わり、
「これが売れなきゃ、日本TCGは何やっても売れねぇ。」
というぐらいまで、関係者全員が知恵を絞ってやれる限りのことをやってきたのを知っていたからです。
勿論それは、インサイダー情報などではありません。少なくとも、大手TCGショップの人達は僕と同じように「商品情報」「プロモーション計画」などの情報をブシロードさんから説明されていました。
ブシロードの営業は全力を尽くし、全国のほぼ全てのTCGショップを回って、これは売れます!と自信を持って商品説明をしていました。
何より、先に発売されているスターターの反応から、ブースターがどの程度売れるかは、プロなら誰でも判断できます。
だからこそ、100ボックス仕入れる店もあったというもの。普通のTCGよりは期待されていたと思います。(とは言え1000ボックスは狂気)
ヴァンガードはこの時点で、好調なスタートを切るだろうと予想されていました。
そんな感じで、事務所で社員たちと
「明日の発売が楽しみだなぁ」
と話していた時に……
床全体がズレるような、大きな地震が発生しました。
立っていることができず、壁に手をつきます。その壁にビシリと大きな亀裂が走りました。背筋が凍ります。
揺れ方のイメージからして、東京直下ではない。かなり遠くの、巨大な地震の余波がこっちに来ている……つまり震源地はとんでもないことになってるぞ?!と直感しました。
一瞬にして僕の脳裏に「国難」という言葉が浮かびました。
これは、単なる地震災害ではなく、国難レベルの大災害だ、と。
自分で言うのもなんですが、僕は学生の時も玩具店でのサラリーマン時代も、
「やれと言われたことが出来ず、やって当たり前のことが出来ない。」
と言われていました。
しかし逆に、
「非常事態時や前例のないことに関しては的確に対応できる」
という、所謂「非常の人」として評価されていました。
自分でも、「普通のことができないが、異常事態には対処できる人」だと思っています。
「国難」というキーワードと共に、カードキングダムのトップとして、即座に動きました。
◯直営全店に無事確認とお客様の店外誘導を指示。
◯FC担当に、各FCショップの状況確認を指示。
◯交通の混乱が予測されたので、即座に臨時休業し、全社員に即刻帰宅するよう指示。
◯動画班に連絡。震災に対してどうコメントするか、意向を伝え、撮影企画を決定する。
そうこうしている内に、情報が入ってきました。
「震源は東北、宮城県。」
真っ先に連絡したのは当然、カードキングダム仙台店です。
ですがやはり、電話はつながりませんでした。
そうして、会社関係の打つべき手をすべて打って、自宅に帰宅しました。こういう時、いつまでも事務所に居ても、できることはありませんし、
「これは、時間経過とともに電車が混雑するな……?」と読んだので、すぐ帰ることにしたのです。
さあ。
帰ってから僕は、木谷社長の電話を待ちました。自分からは電話しません。ド忙しいのは解っていたからです。
そして、木谷社長からの電話があるだろうことも、僕は確信していました。
僕と木谷社長は、なにか緊急のトラブルが有るたびに、お互いに相談できる関係でした。
例えばブシロードが初めて大型イベントを行った際、
「物販コーナーのレジが少なすぎて大混乱した」
という事があったのですが、僕はイベントの入場者数を聞き出し、自社のレジ回転速度から必要レジ台数を割り出して、
「木谷社長、明日以降は12台のレジが必要です!」
と伝えたり、公式イベントのトラブルへの対応も、自店のデュエルスペースでのトラブル対応などを前例にして、解決方法を提案してきました。
非常時にこそ、役立ってきました。
だからこういう時、必ず僕に相談して頂けると、確信していたのです。
何より、いよいよ当ブログも最終回。ここまで当シリーズを読んで下さった皆さんなら、お分かりでしょう。
僕はヴァンガードという企画が生まれた瞬間から立ち会っています。
「池田さん、アンタが正しかった。僕もやりますよ、子供向けカードゲームのアニメ!」
練馬春日店に木谷社長が飛び込んできて、こう言った瞬間から、ヴァンガードは始まったんです。
そして僕たちはこれまで1年以上、ヴァンガードを作り出す為に力を合わせてきました。
いろいろなことがありました。ブログに書いてないドラマも、沢山あります。
だから、この発売日前日の震災という危機に、必ず木谷社長は電話してくる。
僕とブシロードとの間に公式契約はなくとも、ヴァンガードに関しては当事者の一人だとの意識を持っていました。
でなきゃ、ここまで必死になりません。
「オリジナルカードゲームを売るなら、こうすべきだ」
という、僕の長年の思想が、今、実証されようとしている。
震災などに負けてたまるか。
だから、眠らずに電話を待っていました。
夜中の12時半ごろ。やはり、木谷社長から電話がありました。
直後の二人の会話は、一般常識とはかけ離れたものだったかも知れません。震災当日に、知った者同士が話すとしたら、第一に口にするのは
「大変なことになりましたね。」
とか、
「亡くなった方々が……」
という話が続くでしょう。
僕と木谷社長も、被害の大きさと亡くなった方への哀悼の意は口にしましたが、我々は共に経営者です。リアリストです。
社員たちの人生を背負っています。無駄話をしている時間はありません。
即座に、一番の問題点に切り込みました。
ここで失敗すると、ヴァンガードが終わる。
少なくとも、ブシロードにとっての一大プロジェクトが大ゴケし、1000ボックス仕入れたカードキングダムも、潰れかねない。
僕
「社長。僕は今回の震災は、国難レベルだと考えています。恐らく当分の間、自粛ムードが続くでしょう。
各メーカーも、公認大会の自粛を発表しました。
しかし、ヴァンガードは明日が発売日。明日が勝負です。このまま放置すれば、終わる。
一番の問題は、
『カードゲームを買うなんて不謹慎だ』
という雰囲気を払拭することです。」
社長
「ええ。その通りです。」
打てば響く。余計な会話は一切ない。
僕
「これを逆にしましょう。むしろカードを買うことが、被災地に対する支援になるとか、明るい話にするべきです。」
社長
「なるほど、ではヴァンガードの売上の一部を、義援金として送ることにしましょう。」
流石だ、と思いました。
どうすべきかは僕が分析しましたが、義援金を送る、という具体的なアイディアは木谷社長から出たものです。
僕
「それです。今すぐ決定して、明日の朝にはブシロードさんが公式発表すべきです!」
社長
「それは役員会議が必要で、もう夜中だから発表はあさってになるな……」
僕
「社長らしくもない!発売は明日です。スタートに失敗するのは致命的です!
それに、同様の義援金の提案は、カードゲームメーカーに限らず他の会社からもいずれ必ず出てくる。
カード業界では、ブシロードが一番早く、速攻で動く。それでこそブシロードだと思います!」
僕は檄を飛ばしました。夜中に役員会議をやるべきだ、なんて、常識のある社会人の言葉ではありません。
しかも、他社様の、社長に対してです。
池田は非常識です。しかしその非常識を理解し、飲み込む度量が木谷社長にはありました。
木谷社長は、即座に納得し、夜中にも関わらず役員会議を電話で回し始めたのです。
夜中の2時ごろ、再び電話がかかってきました。
社長
「池田さん、役員会議通しました!明日出社してすぐに公式発表を指示するので、昼には発表できると思います!」
僕
「流石です!では僕の店でも、売上の一部を義援金にすることをブシロードさんの1日遅れで発表します!」(注1)
これで、やっと安心して眠れる。色々あって疲れた僕も、眠りにつきたいところでしたが、今もなお被災して、助けを求めている人がいることを考えると……
そして何より、身内であるカードキングダム仙台店の事を考えると、寝付けませんでした。
眠った記憶なく、朝を迎えたのを覚えています。
3月12日。
今から考えると意外ですが、この日の東京は普通に動いていました。
(原発騒ぎで人出が無くなるのは数日後です)
そして何より、ヴァンガード第1弾の発売日。
僕は旗艦店、カードキングダム秋葉原駅前店に詰めました。
店員は皆、落ち着いています。
この日のためにアルバイトを含め、十分なスタッフを用意していましたが、開店と同時にお買い求めにいらしたお客様は、本当にごく少数でした。
「ま、そりゃそうだよな……」
流れが変わったのは、昼以降です。
ブシロードの義援金企画の発表が、話題として広まり始めました。
ヴァンガード第1弾「騎士王降臨」の初期出荷売上の1%を、東北震災の義援金に充てる。
これは、「光」でした。
カードゲームをやっても良いんだ、というメッセージ。
むしろ、東北の困っている人達になにかしたい…!と思っていたカードゲーマーにとって、「自分達も役に立てるかも知れない」という心強い企画。
カードキングダム秋葉原駅前店に少しずつ、いつもの活気が戻ってきました。
いや、加速度的に、雪崩を打つようにお客様が入店してきます!
皆ヴァンガードのお客様です!
「いつもは遊戯王とデュエマで、ヴァンガードは様子見だったんですが、今回の発表を見て感動しました!今日からヴァンガード始めます!
池っち店長、どうやって始めたら良いですか?!」
「うおお、よく来てくれたな!スターターがあるからこれで始められるぞ!」
「池っち店長じゃないですか!このカードにサイン下さい!」
「いいけど、高いカードにはサインできんぞ。ノーマルカードにしてくれ。できればコッコルピアをくれ!ゴルゴルピアにするから!」
嵐のような店内。次々に売れ続けるヴァンガード第1弾!
数日前は店員も、
「1000ボックスも在庫置く所ありませんよ!オーナーも思いつきだけで無茶苦茶言わないで下さい!」
と文句を言って、半ば逆ギレしたように店内の壁沿いにカートンで積み上げられていたヴァンガードですが。
それが、カートン単位で無くなっていきます!
僕はデュエルスペースで開封し、カードプールを研究している人達といっしょに、ヴァンガードトークに花を咲かせ始めました。
「やっぱロイパラとかげろうが強そうだなぁ」
「いや、オラクルシンクタンク最強と見た」
「“ダークイレギュラーズ”ってなんだ、1枚しか無いのか?」
「やっぱ最初に4枚揃えるべきは完全ガードだな」
「完ガくれー!」
いやもう、シングルもガンガン動くんですが、何より、「売上が義援金になる」がブーストになっていて、
「シングル買うよりパックを剥こう」
というバイアスがかかってた気がしますね。
それでも、完全ガードは何度も売り切れて、どんどん値上がりしていきました。
発売二日目の日曜日も大盛況でした。
被災地はまだ大変なことになっていましたが、少なくともカードショップには、「ヴァンガードを買いに行こう」という活気が戻っていました。
いや、これは正確じゃないな。
ヴァンガードを取り扱っていて、売り切れていないお店には、ずっとお客が入り続けていた。これが正確なところです。
そして何より、
「カードキングダム秋葉原駅前店というお店が、新製品のヴァンガードを1000ボックス売り切ったらしい」
という話題そのものが、日本全国を駆け巡り、
「公認大会自粛が続いてるけど、どうやらカードゲームは大丈夫らしい。」
「どうやらヴァンガードはめちゃくちゃ売れるらしい。」
というイメージを作り出していったのは、とても価値のあることだったと思います。
(因みに、第二弾ブースターは発売2日間、秋葉原単店で2000ボックス以上売れました)
……大げさな話ではなく、この出来事が、日本のTCG業界にとって大きな分岐点だったと思います。
もし、僕と社長の、震災日深夜の会話がなかったら。
もし、ブシロードが速攻動いて義援金活動を企画しなかったら。
他のメーカーはこの時点で、「当分の間、公式大会を自粛します」という、守りの提案しか出来ていませんでした。(いやいや、常識的な対応ですが)
そんな中、ブシロードが真っ先に、震災の何と次の日に、
「カードゲームを、少しでも被災地の人々の助けにしよう!」
と前向きな発信ができた。
僕は、この動きがなかったら、前述したダンスホールのように、カードゲーム業界にも長い自粛ムードが続いていた可能性は十分あったと思っています。
個人営業のカードショップは、3日お客が来ないと潰れるぐらい脆弱だったりします。実際後年、コロナで潰れたお店が沢山あったのはご存知でしょう。
震災のこの時、確かにカードゲーム業界は、危機に陥っていたのです。
公認大会が自粛され、ユーザーは皆、
「ああ、当分カードショップに行けないな。大会はいつ頃から再開されるんだろう……」
と、未来を見ることができなくなっていた。
放っておけば、そのままカードゲームから離れていく人も多かったかも知れない。
しかし、それを何とか食い止めた。一つのお店が、1000ボックス完売した!という、「景気のいいニュース」を発信することができた。
僕は、カードゲームに関わるものとして、少しはお客様と業界に恩返しができたかも知れない、と、今も誇りに思っています。
長いシリーズ記事でした。
当ブログ記事は、ヴァンガード15周年という節目に、記録すると同時に、皆様に伝えたいことがあって始めたブログです。
「ヴァンガードが生まれ立ち上がった当時、沢山の人達が全力を尽くした。
この事実は、物語として残しておくべきだと思いました。
そしてその中に、僕も確かに居て、微力ながら力を尽くすことができた事を、誇りに思っています。」
……です。
ここまで読んで下さった皆様に対し、バディモンスターのディグと共に感謝致します。
ありがとうございました。
注1 最後にしょんぼりな話
カードキングダムも売上の一部を義援金として送ることを発表し、実際にお金も送ったのですが……
この明細を公開していなかったので、未だにアンチに「実際には送ってない。詐欺だ」とか言われてるんですね。
詐欺も何も、こんなしょうもない嘘つくはずないですよね。そりゃ直営全店から100万ぐらいは払いたいと思ってましたよ。
でなきゃ、かっこがつかない。
でも、実はですね。なんやかんやでシステム的に手間取って、募金を始めた時には1000ボックス売り切った後で、その後は思ったより売上が少なくてですね……というか、原発騒ぎで、東京近辺ではマジでお客さんが減ってですね……
五万七千円ぐらいしか、送れなかったんですよ。
かっこ悪くて発表できなかったというのが事実です。
今思えば、パーセンテージの設定ミスだったし、何なら僕のポケットマネーを足してでも格好のつく金額にすべきだったと思うんですが、実は僕も当時は薄給で……
自分で給料を決めることができるオーナー社長なのに、月給25万とかバカな給料設定してました。会計士の先生には、「この会社の規模的には、社長は100万貰うべき。社長のくせに給料低すぎ。」と言われてたんですが、どうも僕はその辺り強く設定できなくて……
今思えばこれは、完全に僕のミスでした。何とか金額調整して、下駄を履かせてでももっと送るべきだったと思っています。
最後にみっともない話ですみません。
追記
後日談としては、「仙台店はどうなったのか?!」とか、震災以降、ブシロードの広告がJRにあふれるようになった意外な理由とか、地震真っ最中や直後の各店のとんでもねーエピソードとか、色々あるんですが。
当ブログがもっと広まって、より多くの人に読んでもらえたら書こうかな?と思っています。
ブログ記事の告知をリツイートして頂けると、助かります。よろしくお願いします。
それじゃ、また!


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