別の星から辿り着いた異形の狛犬
まるで別の星から辿り着いたような異形の狛犬の紹介です。
ノックアウト級のはじめ狛犬。
表情だけ見てもかなりのインパクトがありますが、そんなことよりこの独特のフォルムにノックアウトです!
蹲踞をしながら細長い前足をグッと伸ばし、首はなく、顔の表面が天を向いているのです。
変なの〜
顔はどことなくマンガっぽいなぁと思います。
丸い鼻の穴、阿形の見事な歯並び、口の形が実にマンガっぽい。
江戸時代のものらしいですが、もうちょっと新しいんじゃないかと思ってます。
特に阿形は後で新しく造られたんじゃないかと怪しんでいます。
神社に到着してまずは顔面が崩壊した岡崎型狛犬を発見しました。
その後に祀られた背高い本殿にもどうやら狛犬はいない。
白山神社というありふれた名前の神社なので「しまった!白山違いか!」と事前調査の甘さを悔いて帰ろうとした時、本殿の玉垣の隙間からチラリと何かが!
もしや!と身体を震わせながら、一段一段が異常に高く狭い階段をよじ登ってみると、現れました。
いましたよ!はじめちゃんが!!
激しい雨に濡れながら階段を登ったかいがありました。
嬉しいねぇ〜
そうそう「はじめ狛犬」の説明しますね。
もともと狛犬研究家の三遊亭円丈さんが名付けられました。
「江戸はじめ」というのが正式ですが「はじめ狛犬」とか「はじめちゃん」とマニアは呼んでます。
説明し出すと長くなるので、簡単に説明すると...。
石造り参道狛犬が作り始められたはじめの頃の狛犬のことです。
元々狛犬は宮中内にしかなかったので、狛犬を見たことがなかった石工さんが想像で作ったらしいのです。
だから犬っぽいものが多いんですね。
また当時の石工さんの技術や配送技術から大きいものは作れず、小さく、作りも雑で、年号記載もほとんどない、なんですがとても愛らしく可愛いと人気の狛犬なんです。
でも年齢は軽く200〜300歳くらいなのでえげつない。
はじめちゃんは生で見ると印象が全然違います。
ぜひ生で見ることをオススメします。
▼DATA
岐阜県郡上市 前谷白山神社
年代不明
石工不明


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