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話が上手い人~エピソードトークを科学する~

こんにちはURARAです。前回に引き続き「喋り」についてです。

人と会話しているときに「この人、話うまいな」と感じることってありませんか?

同じ出来事を話しているのに、ある人が話すと爆笑が起き、
別の人が話すと「ふーん」で終わってしまう。

この差は、持っているネタの差というよりも、
 話の構成や伝え方のスキルによって生まれています。

営業やプレゼンの場では、この「エピソードトーク力」が相手の信頼感や成果に直結します。単に事実を説明するだけではなく、相手を惹きつけながら印象的に伝えられるかどうかで結果が変わるのです。

今回は、日本を代表するトーク番組「人志松本のすべらない話」を題材にしながら、体系的に「エピソードトークのコツ」をまとめていきたいと思います。

※僕は本当にお笑いが好きで、すべらない話もめちゃくちゃ見ておりまして、
その中でいくつか該当する話もピックアップしてるので、ぜひ参考までに。

1. 話の構成のポイント

①エピソードトークの基本は実話ベース

最初に押さえておきたいのは「実話であること」です。作り話はどうしても不自然さが残り、相手に伝わってしまいます。逆に「本当にあったこと」だからこそ、多少平凡でも聞き手は安心して笑えるのです。

すべらない話は実話を語るというルールがありますが、
めちゃくちゃ"話すこと"の勉強になるのでおすすめです。

ビジネスの場でも「先週こんな事がありまして…」と、
自分の実体験をベースにすると説得力が段違いに増します。
アイスブレイクでも抜群の効果を発揮しますね。

ここから先はいくつかパターン分けして、ポイントを見ていきたいと思います。


② オチが大きいパターン

王道中の王道が「最後にドカンと大きなオチを持ってくる構成」です。

これは相手に「最後まで聞きたい」という期待感を持たせる技術でもあります。

営業トークでも最後に「予想外にポジティブな結果」を持ってくると印象が強く残ります。

参考:タイトルうろ覚えです。
・松本人志「スイス旅行にて」(斜め上のオチ、勢い)
・千原ジュニア「スター」(対比が綺麗でお手本のよう)
・ケンドーコバヤシ「親父」(フリとオチがめちゃ綺麗)
・フット後藤「彼女が家に来た日」(まさかすぎ)

人志松本のすべらない話

③ 予想できるけど面白い

人は「オチが読めていても笑ってしまう」ことがあります。

よくあるパターン、王道すぎるフリとオチは読めてしまうことがあります。
しかし話し方次第では、全く問題なく爆笑をかっさらうことができます。

例えば、オチが読まれても大丈夫な伏線を張っておいたり、
擬音や身振り手振りで細かい笑いをとったり。
先にオチを匂わせてそこに向かって話してみたり。

くるぞくるぞ〜っていう期待感を煽ることができれば、
わかっていても笑ってしまうものです。

つまり 「想定通り」でも、表現力が伴えば十分に面白い ということです。
間の取り方、ワードチョイスなど、求められますが。

参考:タイトルうろ覚えです。
・河本準一「犬のタロ吉」(わかっててもおもろい)
・松本人志「シンガポールはなんで」(テンションと共感)
・ザキヤマ「桜エビ漁」(結構テクニカルな話)
・千原ジュニア「キム兄と電気屋さん」(ベタだけどシンプルでおもろい)

人志松本のすべらない話

④ 予想を裏切られて面白い

逆に「完全に裏切られるオチ」も強烈です。

あ〜こういう話かなって想像させておいて、
全然違うところに話を持っていくと、ギャップが生まれます。

敢えて先にタイトルを言ってしまって、そこをいい感じに裏切る、
フリの部分で少しオチを隠すようにミスリードしたりと、
やりようはたくさんあります。

シンプルに全く読めない話もあります、
登場人物が天然な人とかだとそうなります。

プレゼンや営業でも「ここでそう来るか!」という展開を準備すると、強烈に記憶に残りますよね。

参考:タイトルうろ覚えです。
・千原ジュニア「サバンナ八木の話」(八木すげえwってなる)
・ほっしゃん。「ガス代の話」(そんなことある?ってオチ)
・兵動大樹「一等兵」(登場人物がおもろいからずるい)
・兵動大樹「訪問販売」(んなわけあるか!ってなる)

人志松本のすべらない話

⑤ 変な擬音や空気感、顔で笑いをとる

話の内容そのものが普通でも、表現の仕方で爆発的に面白くなるケースがあります。

宮川大輔さんは「擬音の魔術師」と呼ばれるほど。普通の出来事に「わしゃわしゃ」といった独特の擬音や表情をつけることで、聞き手は勝手に想像を膨らませて笑ってしまいます。

これは非言語コミュニケーションの力です。
声・顔・動きが合わさると、話は一段階上の面白さを帯びます。

参考:タイトルうろ覚えです。
・宮川大輔「猿山のロケの話」(ミリとゾワァ)
・宮川大輔「ケンコバとわんこ蕎麦」(こぉぉ)
・宮川大輔「バレーボール部で怒られた話」(顔とポーズ)
・宮川大輔「銭湯にいた怖い人の話」(へこっ)

人志松本のすべらない話

⑥ もはや物語として完成度の高い話

長いのにすごく面白い話があります。

高いハードルを越えなければならないのですが、
決まった時は最高級の時間を提供することができるものです。

小籔さんがそういう話が得意ですね。

前半は笑いが少なかったり、それでも飽きさせないようにしたり、
後半しっかり笑いを取ったり、そもそも話のストーリーをしっかり伝え切る必要があったり、相当難易度は高いです。

大きなオチがなかったりもします。

これ系の話は、もう職人芸ですね。話芸のプロです。

参考:タイトルうろ覚えです。
・小籔千豊「オーベルジーヌ」(段々と盛り上がる感じたまらん)
・小籔千豊「そんな声出るん?」(過去最高のヒットかも)
・小籔千豊「略礼服」(緊張と緩和もある)
・陣内智則「しばくぞおじさん」(オチもいい)
・ドランクドラゴン塚地「ドランクドラゴン」(温かい気持ちにもなる)
・松本人志「トライアスロン」(ドラマチック)

人志松本のすべらない話

⑧ 緊張と緩和

松本人志さんが提唱する「笑いの基本理論」です。

深刻そうなトーンで始めて相手を引き込み、最後に一気に裏切って笑いに変える。

この「緊張と緩和」があるからこそ、聞き手は感情を大きく揺さぶられます。

参考:タイトルうろ覚えです。
・松本人志「そやねん」(重い空気から)
・小籔千豊「たての稽古」(見本みたいな話)
・宮川大輔「兄さんと旅行」(松ちゃんの話)
・ケンドーコバヤシ「冬の公園」(前半の殺伐とした感じすごい)

人志松本のすべらない話

2. 話すときのポイント

ここからは少しだけビジネスシーンにも寄せつつ、
話す時のポイントについて、いくつか挙げてみます。

① 声のトーン、話し方、伏線の貼り方

話の内容そのものよりも「どう伝えるか」で印象は大きく変わります。

たとえば、商談や会議の冒頭で「本題に入る前にちょっとだけ余談なんですが…」と声のトーンを少し柔らかくすると、相手の緊張が解けて聞く体制が整います。

伏線の貼り方も同じで、何気なく「このあとに関係してくるんですが…」と先にヒントを出しておくと、聞き手が自然と集中するモードに入るのです。

つまり、声の使い分けと小さな伏線の挿入は、相手の記憶に残る話し方の「仕掛け」になります。


② 予想の裏切り方

相手の頭の中で「こう来るだろう」と思わせたうえで、それを少しだけ外す。
気持ちの振れ幅を生むイメージです、下げてから上げるなど。

これが面白さや意外性を生みます。

たとえば、上司に「営業成績が伸び悩んでまして…」と深刻そうに切り出しておいて、続けて「でも実は新規の大型案件が決まったんです」と明るく畳みかけると、相手の気持ちに振れ幅が生まれます。

この「想定と現実のギャップ」はビジネスでも強力で、プレゼン資料でも「多くの人がこう思っているはずです→実は違います」という展開はよく使われています。


③ わかってても面白い表現

聞き手がオチを想像できても、
言葉のチョイスや表現の仕方で面白さは残ります。

たとえば、移動中の満員電車の話をする際に「人が多くて動けなかった」ではなく「もはや呼吸の権利を奪い合うゲーム状態でした」と言えば、内容が予想できても印象に残ります。

たとえツッコミとかもこの部類ですね。

わかっていても面白いのは「表現力」があるからで、
これは場を盛り上げるうえで重要です。


④ 長い話には小さな笑いを散りばめる

話が5分以上に及ぶと、聞き手の集中力はどうしても落ちていきます。

そこで要所に「軽い笑い」や「小ネタ」を散りばめるのが効果的です。

たとえば商談で導入事例を話すときに、「弊社が最初に導入したときは社員が全員混乱してまして…もう、ITサポートセンターが臨時で社内にできたみたいでしたよ」と添えると、場が和みます。

これは単に笑いを取るためではなく、
聞き手に呼吸の余白を与えるためでもあります。

長い話を一本調子で続けるより、
小さな笑いでリズムをつける方が相手に届きやすいのです。


⑤ 間の取り方

最後に重要なのは「間(ま)」です。芸人さんの最たるところですね。

話を畳みかけすぎると、聞き手の頭に入らず流れてしまいます。

たとえば、相手に重要な数字を伝えた後に「…」と数秒の間を取ると、相手の頭に情報が定着しやすくなります。

また雑談でも「昨日、衝撃的なことがあって…」と一拍置くだけで、
聞き手は「なにがあったんだろう?」と身を乗り出します。

つまり「間」とは、話の内容を強調するハイライトであり、
聞き手の想像力を引き出すツールなのです。


上記は本当に基本的なポイントになりますが、
この5つを意識するだけでも、「ただ話す人」から、
「印象に残る人」へ一気にレベルアップできます。


まとめ:エピソードトークは鍛えられる

「話が面白い人」と「普通の人」の差は、生まれつきのセンスだけではありません。
構成を理解し、芸人の技術を学び、実際に使ってみることで磨かれるスキル です。

ビジネスでもプライベートでも、エピソードトークを武器にできれば相手の印象に残り、関係性が深まります。

まずは実話ベースで、オチを明確に、そして自分なりの表現を加えることから始めてみましょう。

今日書いたのはほんの一部ですが、
もっと知りたい方はぜひお話しましょう!!



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