- 1二次元好きの匿名さん26/05/10(日) 19:16:58
- 2二次元好きの匿名さん26/05/10(日) 19:27:35
お、新しい日日だ
- 3二次元好きの匿名さん26/05/10(日) 20:19:29
胸糞展開注意が気になるな
この注意書きってスレ主の倫理観によってどの程度かかなりブレるんだよな - 4二次元好きの匿名さん26/05/10(日) 20:27:04
コンコン
日下部「……開いてるぞ」
日車「日下部、すまないが……」
日下部「おまっ……日車!?その恰好、なんだ!?」
日車「……着替えが、足りないんだ。男の時の下着はサイズが合わないし、かと言ってこの姿で一人で店に行くのは……リスクが高いと判断した」
日下部「そりゃあそうでしょうよ!!せめてもうちっと厚着しろ!」
日車「だから、君に付き添ってもらいたいと思って。……日下部?どうした、顔が赤いぞ」
日下部「うるせぇ!……オマエな、少しは自覚しろ。その、なんだ、……浮いてんだよ!線が!」
日車「……?」
日下部「よし、ジャケット着せたら多少はマシか……いいか、俺から離れるなよ。あと、その……前は絶対開けるな。わかったな」
日車「?ああ、承知した。君がこれほど動揺するとは思わなかった。やはり、俺一人で外に行かなくて正解だったな。君は頼りになる」
日下部「……ああ、そうだよ。俺がいなきゃお前、今頃どうなってたか……」
日下部(……これは日車だ、あの中身はあの日車だぞ……!!) - 5二次元好きの匿名さん26/05/10(日) 21:01:28
今のところは平和だね
- 6二次元好きの匿名さん26/05/10(日) 21:14:50
ここから胸糞注意になる可能性あるの怖いな…
- 7二次元好きの匿名さん26/05/10(日) 21:34:30
~デパート内・下着専門店~
店員「いらっしゃいませ!……あら素敵、旦那様がしっかりエスコートされていて仲がよろしいですね」
日下部「いや夫じゃねえし、別に……」
日車「そうですね、籍はまだ入れていません。今日はお……私の急な買い出しに付き合ってもらっているんです」
日下部「……!?」
店員「まあ、そうなんですね。本日は、何か特定のデザインや、お探しの形などございますか?」
日車「……実は、先ほど不慮の事故で衣服を汚してしまいまして。今着ているもの以外、替えが一切ない状態なんです。ですので、まずは今すぐ着用できるものを一式、上下で頂きたい」
店員「えっ、事故……!?それは大変でしたね。お怪我はございませんか?」
日車「ええ、体の方は問題ありません。ただ、現在の正確なサイズを把握できていないのですが……」
店員「左様でございましたか!お疲れのところ大変ですが、せっかく新調されるのでしたら、一度しっかりお測りしましょう。今のサイズに合わないものを着続けるのは、お体に負担がかかりますから。……お客様、あちらのフィッティングルームへどうぞ!」
日車「助かります。……日下部、悪いが少し待っていてくれ」
日下部「……おう。……外で待ってるから。ゆっくりでいいぞ」
店員「旦那様……あ、失礼、彼氏様。あちらのソファでお待ちくださいね。お連れ様、とってもお綺麗ですから、きっと何でもお似合いになりますよ!」
日下部(旦那でも彼氏でもねえっちゅ~~の!!) - 8二次元好きの匿名さん26/05/10(日) 21:46:07
店員「失礼しますね……あら、お肌がとてもお綺麗!すぐにお似合いのものをお持ちしますからね。……お客様、バストラインがとてもお綺麗なので、こちらの寄せるタイプか、それとも自然なシルエットのどちらが……」
日車「……日下部!聞こえるか」
日下部「……あ!?おう、聞こえてるよ。なんだよ」
日車「店員さんが、形や色の希望を聞いてくれているのだが……。私はどれが良いか判断がつかない。君が選んでくれないか。君から見て、私に相応しい……その、違和感のないものはどれだ?」
店員「まあ!彼氏さんのお好みがいいんですか?ご馳走様です!」
日下部「…………オマエ、何言って……!好きなのにしろよ!」
日車「私には『好き』の基準がないんだ。君が私に似合うと思うもの、あるいは、君が……見ていて落ち着くものでいい」
店員「今お持ちした中で彼女様のサイズに合うものはこちらですね。Fの65ですとこのあたりになってしまうのですが……」
日下部「……っ、じゃあ、この一番手前にあるやつ。紺色の、飾りがないやつで。……それでいいだろ!」
店員「ネイビーのシームレスタイプですね。承知いたしました!落ち着いた大人のセレクトですね、素敵です~」
日下部(……早く、早く帰らせてくれ……) - 9二次元好きの匿名さん26/05/10(日) 21:50:49
日車の演技力がすんごい
- 10二次元好きの匿名さん26/05/10(日) 21:56:56
店員「……では、こちらのネイビーと、お色違いのベージュ、ブラックの計3セットですね。ありがとうございます」
日車「支払いはこちらで構わないでしょうか」
店員「はい、かしこまりました。合計で……」
日下部(高!女の下着ってこんな布っ切れでこんな値段すんのかよ……)
店員「お待たせいたしました。こちら、おまとめしました。またのご来店をお待ちしておりますね、お幸せに!」
日車「ええ、お世話になりました。行こう、日下部」
日下部「……おい。サイズ、合ってんのか」
日車「ああ。店員が言った通りだった。……先ほどまで感じていた、衣服が擦れるような、所在ない不快感が完全に消えた。適正な位置に、適正な保持力が働くというのは、これほど合理的なものなのだな」スリスリ
日下部「ッ触んな!外で!やめろ!」
日車「ああ、マナーの問題か。すまなかった」
日下部「……なあ、おい。それ、オマエ、男に戻ったら捨てんのか?」
日車「いや。……いつまた、この呪いが発動するか分からないからな。君が選んでくれた『正解』として、引き出しの奥に保管しておくことにするよ」 - 11二次元好きの匿名さん26/05/10(日) 21:59:48
なんか日車からヤンデレの気配を感じるんだが
……気のせいかな - 12二次元好きの匿名さん26/05/10(日) 22:47:05
新たな気になるスレありがとうございます!!!
にょ車スレンダー美人さんなんだろなーワクワク - 13二次元好きの匿名さん26/05/11(月) 00:25:17
これ日下部に好みの下着選ばせて、それを『正解』って呼んでんのか…??だとするなら相当ギルティだぞこの元弁護士
- 14二次元好きの匿名さん26/05/11(月) 08:41:13
日下部「……っ。保管しとくのは勝手だが、その話を俺にするな。……ったく。次は服だ、服。そのパーカー、俺のだしよ、いつまでも貸しとくわけにいかねぇんだわ」
日車「そうだったな、君の私物だった。……では現在の体型に適した外出着も選んでおこう。君のセンスは信頼できる。次も頼んでいいか」
日下部「…………おう、わかった。シンプルなのでいいだろ、シンプルなので」
店員「いらっしゃいませ!本日はデートですか?お二人とも落ち着いた雰囲気で素敵ですね」
日下部「えーと……あー、こいつに似合うあんまり派手じゃないやつ。あと、その……体の線があんまり出ないやつで……」
店員「それでしたら、こちらのとろみ素材のブラウスに、ワイドパンツの組み合わせはいかがでしょう? 上品な大人の女性らしさが出て、かつ体型カバーもバッチリですよ」
日下部「いや、もっとこう……厚手のやつがいい。白は避けたい。グレーとか黒とか……」
日車「日下部、私は今の店員さんが進めてくれたのも悪くないと思うが」
日下部「却下だ。オマエは黙って俺が選んだもん着てろ」
店員「ではこちらのグレーニットとマキシ丈のスカートはいかがですか?」
日下部「いいんじゃね?日車、着替えてこいよ」
日車「そうする、試着を」
店長「かしこまりました」
日下部(だってオマエ白は絶対に何とは言わないが透けるだろうが……) - 15二次元好きの匿名さん26/05/11(月) 08:42:35
日車「着替えたぞ」
店員「まあ、とてもお綺麗……!彼氏様、大正解ですね。都会的な知性が溢れていて本当にお似合いです」
日下部(……知ってた。日車が、男の時だって整った顔してるのは知ってたけどよ……なんだ、これ。……これじゃ、本当にただの「いい女」じゃねぇか……)
日車「少し、肩のあたりが窮屈な気がするが……鏡を見る限り、不自然さはないようだ。どうだ、日下部」
日下部「………………おう、いいんじゃねぇの。……それにするわ。それ、三着くらい……いや、色違いで二着買っとけ」
日車「二着も必要か?だが、君がそう言うなら」
店員「はい、お会計は……」
日下部(女の服、ペラいのに高ぇ……) - 16二次元好きの匿名さん26/05/11(月) 08:49:44
日車がどんどんアツヤ好みに仕上がって行く…!!
スカートを履かせるあたりがリアルだなw - 17二次元好きの匿名さん26/05/11(月) 10:12:13
この日車女性衣服に対する適応が高すぎる…!
その、何かないのか!?
アレを失った違和感とか締め付けられる胸の息苦しさとか開放的すぎるスカートの不安感とか
スレンダーなのに乳がデケェんだ… - 18二次元好きの匿名さん26/05/11(月) 11:45:10
- 19二次元好きの匿名さん26/05/11(月) 12:39:27
ケツとタッパとチチのデカい女!
加齢特有のハリよりやわらかさが目立つようになった女!
最高では? - 20二次元好きの匿名さん26/05/11(月) 16:24:13
全てを兼ね揃えているな…
確かに虎杖の好みでもあるのか!
これ高専側は日下部以外誰もこの状況知らないのかな? - 21二次元好きの匿名さん26/05/11(月) 20:15:20
日下部「腹減った……思えばオマエに付き合わされて朝から何も食ってねえ」
日車「そうか、すまなかった。では俺が奢ろう」
日下部「おう。とりあえずビールとがっつりした肉が食いてえ。レストランフロア行くか……」
~レストランフロア~
日車「……俺もがっつりした肉とビールがいいと思ったんだが……この胃袋は果たして食いきれるのか……?」
日下部「残したら食ってやるから隙に選べよ」
日車「思ったが、君は女の扱いに手慣れているな」
日下部「そこまででもねえよ。お、来た来た」
店員「お待たせいたしました。こちら、厚切りサーロインステーキのセット二つと、生ビール二つですね!」
日車「……壮観だな。男の時の俺なら容易かったが、今の視界で見ると……完食すべき壁が非常に高く感じる」
日下部「……まあ、食えるとこまで食え。酒だって、回りが早いかもしれねぇから気をつけろよ」
日車「……そういえば、君は妹がいると言ったな。やはり、慣れているんだろう。今の発言も、俺の限界を先読みして、さりげなく逃げ道を作ってくれている」
日下部「……だから、そうじゃねぇって。……オマエ、自分の顔と今の格好、鏡で見てこい。……そんな奴が隣で青い顔してぶっ倒れられたら、俺が周囲からどんな目で見られるか考えてみろ。合理的な自己防衛だ、これは」
日車「ふむ……周囲の目を気にした上での配慮か。やはり君は思慮深いな」 - 22二次元好きの匿名さん26/05/11(月) 21:47:42
日車のにょた化めちゃくちゃ良いな…
- 23二次元好きの匿名さん26/05/11(月) 21:58:17
とりあえずこのスレはブクマした
- 24二次元好きの匿名さん26/05/11(月) 22:00:54
日下部(……「思慮深い」ね。どの口が言ってんだか。俺は目の前の絶世の美女があの日車だって忘れねえようにビールかっくらってるだけだっちゅーの)
日車「……やはり、少し回りが早いようだ。血管の拡張が以前より顕著に感じられる」
日下部「そーかよ。飲みきれるか」
日車「ああ。……日下部。一つ確認したいのだが、君は俺のこの姿を『誰か』に重ねているのか?先ほどの妹の話もそうだが……君の親切には、どこか既視感への対処のような側面がある」
日下部「はあ?重ねるわけねえだろ。俺の妹は、……」
日車「……?言いかけて止めるのは、君らしくないな。何か、不都合なことでもあったか」
日下部「……いいから、さっさと食え。冷めると不味くなるぞ」
日車「そうだな。……しかし、君がいてくれて助かった。一人では、この身体の限界値を測ることも難しかっただろう」
日下部(……ああ、食いづれぇ。肉の味、ちっともしねぇわ) - 25二次元好きの匿名さん26/05/11(月) 22:04:57
※本当に注意ですがこのスレのテーマは「相互大不理解」です
※ここから?って感じですがえ???みたいな展開になります
※胸糞展開注意に偽りなしです
※レスを見て展開を変えることもありますが大筋は変わりません
※考察感想大歓迎なのでお願いします - 26二次元好きの匿名さん26/05/11(月) 22:07:16
- 27二次元好きの匿名さん26/05/11(月) 22:38:44
大惨事すぎるし見たすぎる
- 28二次元好きの匿名さん26/05/11(月) 22:41:40
- 29二次元好きの匿名さん26/05/11(月) 22:43:36
ナイスプロポーションの女性がハンマー(ガベル)振り回してるとかシティーハンターじゃん
- 30二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 01:16:58
>日下部(……「思慮深い」ね。どの口が言ってんだか。俺は目の前の絶世の美女があの日車だって忘れねえようにビールかっくらってるだけだっちゅーの)
あちゃ〜!!良質な日日!!良質な日日の香りが〜!!(その後の妹さんの話はお労しいから目を逸らしつつ…)
ここから胸糞展開になるの想像できんな
スレ主が考察感想大歓迎って言ってくれるの助かる
- 31二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 01:20:17
胸糞展開が気になりすぎる…
続き楽しみ - 32二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 09:46:00
念のため保守
- 33二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 12:29:24
胸糞展開
悪いモブに女性化したところ狙われて襲われてしまうとかかなぁ - 34二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 12:54:54
日車「……済まない、日下部。やはりアルコールの分解速度が想定を超えていたようだ。足元が少し……不確かだ」
日下部「だから言ったろ。……ほら、シャキッと歩け。これじゃ本当に、俺が泥酔した女を連れ回してるみたいに見えるだろーが」
日車「……君の手は、温かいな」
日下部「普通だよ、普通!」
日車「君の親切は、義務感や憐憫とは違う気がする。もっと……そう、壊れ物を扱うような慎重さだ。今の俺が女だからか?」
日下部(……重てぇよ。いちいち分析すんな)
日車「日下部?」
日下部「……別にそんな大したことしてねえ。ほら、肩支えてやるからちゃんと歩けよ」
日車「……ああ、ありがとう」
日下部(……全ッ然わかってねぇ。こいつ、俺がどんな気持ちで腕貸してると思ってんだ。……オマエは壊れねえだろうが、俺の理性が先に壊れるっつーの) - 35二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 12:59:03
この感じで相互大不理解で胸糞展開とか怖いな全然予想つかないどうなるんだ
- 36二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 13:06:28
思いつくパターンだと
・日車にその気がないのに日下部が無理矢理
・日車は元から日下部が好きだったけど女の姿で手を出されたことで男の自分には価値がないと思う上に日下部も男に戻った日車にはその気になれない
あたりか - 37二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 14:58:46
~数日後~
日車「日下部、この後空いているか」
日下部「おー、どうした?」
日車「一杯どうかと思ってな。たまにはいいだろう」
日下部「いいな、俺焼き鳥が食いてえ。店選んどく」
日車「頼んだ」
・・・
日下部「……おい。なんでわざわざその姿で来たんだよ」
日車「……そうだな。だが、たまにはこの姿で外の空気を吸うのも悪くないと思った。……不都合だったか?」
日下部「不都合しかねぇよ……ったく、時間ねえし、行くぞ」
~店~
店員「はい、生二つ!あとは、……お、お姉さん、何焼こうか?」
日車「レバーと砂肝を。……日下部、君は何にする」
日下部「……あー、適当に盛り合わせで。あと、この冷やしトマトも」
日車「カウンター席は冷房が当たるな、そちらに寄ってもいいか」 - 38二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 15:01:06
日下部「……ッ、おい。……近ぇよ」
日車「そうか?体温を共有するのが最も合理的だろう」
日下部「……、……」
日車「……ふむ。やはり君は、女の姿の俺には少し優しいな」
日下部「なんだって?」
日車「さっきからずっと、店員や他の客が俺に接触しないよう、さりげなく身体を割り込ませている。男の時の俺なら、君は勝手にしろと言って放っておいたはずだ。……面白いな。君の理性は、相手の容姿によって微調整される仕組みなのか?」
日下部「……調整、ね。……ああそうだよ。でもオマエが『女』だから優しくしてんじゃねぇよ。……オマエが、あまりにも自分の価値を分かってねぇ馬鹿だからだ」
日車「価値……」
店員「冷やしトマトと生お持ちしました~!」
日車「ああ、では日下部。乾杯」
日下部「……乾杯」
日下部(……全ッ然わかってねぇ。こいつ、俺がどんな気持ちで、どのラインで踏みとどまってるか……一生理解しねぇんだろうな) - 39二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 15:30:07
日車さん凄いグイグイいくね!
あえてにょ車さんで行くなんて…
分かってないフリをしているのか、単に日下部への興味(分析?)なのか。
このままだとアツヤが爆発するぞ。 - 40二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 17:37:08
- 41二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 17:54:00
この状態で胸糞だったら日車♀が他の男といたしちゃう展開しか想像できない…
続き期待 - 42二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 17:57:54
~帰り道~
日車「……話さないでくれと言った俺が言うのもなんだが、君はこのことを高専関係者の誰にも話してないのか」
日下部「ああ。オマエが自分で解呪したいっつってる以上は手出ししない。無理だと思ったらいつでも言えよ。ちゅーかそもそも、女になるだけで能力がなくなるとかはねえんだろ?」
日車「肉体の基礎のスペックは下がってしまうな。しかし、その分呪力強化が増すため、膂力なども特に変わらないな。どちらかと言えば柔らかい動きがしやすいのは女の姿の方だ」
日下部「へーへー、そりゃ重畳。……ま、誰にもバレねぇうちにさっさと戻るぞ。誰かに見つかったら説明が……」
虎杖「あ!日下部さん!お疲れ様!」
日下部「ゲッ」
虎杖「え……!……あ、……ごめん!邪魔しちゃったか、これ!?えと、あ、……日下部さんの、か、彼女さん……!?」ポー……
日下部「……あー、虎杖。これには深い……」
日車「初めまして、虎杖君。日下部にはいつも世話になっているよ」
虎杖「わっ、こちらこそお世話になってます!……うわあ、すっげえ綺麗……日下部さん、やるなぁ……あ、いや!お幸せに!俺、邪魔なんで先行ってんね!」ダッシュ - 43二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 17:59:55
日下部「……おい。……何が『お世話になってるよ』だ。あの野郎、明日から高専じゅうに言い触らすぞ。……明日から俺がどんな目で見られるか分かってんのか!?」
日車「良好だな」
日下部「あ?」
日車「日下部。今の遭遇も含め、今日の外出は君の信頼性のテストだ。……あのような不測の事態でも、君は俺を正しく秘匿した。俺は君が秘密を漏らさずにいられるかを確認したかった」
日下部「……はあ?」
日車「君を疑っているわけではない。だが、理論上の信頼と、実地での証明は別物だ。……これで確信が持てた。君は、たとえ教え子に誤解されても、俺という存在を正しく守ってくれる。……ありがとう、助かったよ」
日下部「テスト……だぁ?オマエ!俺が根掘り葉掘りきかれることについてはどーしてくれんだよ!」
日車「君ならなんとでも言い逃れられるだろう?俺はここで。それでは」
日下部(アイツ……!全ッ然わかってねぇ。オマエが信頼だと思ってるその態度の裏で、俺がどれだけ『男』を殺して、オマエを組み伏せたい衝動と戦ってると思ってんだ、馬鹿野郎……) - 44二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 18:51:48
あつやのあつやがぁぁぁぁああ
- 45二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 18:54:13
日車なんか頼りたいことがあって日下部を試してるのか単に試すのを口実にしてるのか
え???みたいな展開になるなら前者も十分ありそうだよな - 46二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 18:57:20
>俺がどれだけ『男』を殺して、オマエを組み伏せたい衝動と戦ってると思ってんだ
つ、続けて…日下部の前に俺たちのHPがガンガン削れていくけど続けて…
- 47二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 19:02:11
~数日後~
日下部「……オマエが男でいると安心するな。……いや、こっちの精神衛生上の話だ」
日車「……そうか。俺はてっきり、女の姿の方が君の好みかと思っていたが」
日下部「そういう話じゃねぇよ。……どっちの姿だろうが、中身がオマエだから俺は困ってんだろ。……男のままでいてくれりゃ、こんな……一線引くのに必死にならなくて済むんだわ」
日車「……俺は、人との距離感を学ぶ機会が極端に少なかった。だから、君の反応を正確に解釈できていない。……日下部。家族の話をしてもいいか」
日下部「ああ?……珍しいな。どうぞ。朝まで付き合ってやるよ」
日車「……俺の父は、理屈と社会性を重んじる人間だった。怒鳴るようなタイプではない。むしろ静かな人間だ。ただ……『正しいこと』を、何よりも、自分の家族の感情よりも優先して重んじていた」
日下部「……堅物、っつーか。……息が詰まりそうだな」
日車「そうだな。例えば、俺が子供の頃に転んで泣いていても、父は『なぜ転んだのか。泣くことで状況が改善されるのか。次からどうすべきか』を静かに問うような男だった。感情は、彼にとって処理の対象ですらなかったんだ」
日下部「……オマエ、よくグレなかったな」
日車「母がいたからだろうな。……母は、その調整役だった。父が不機嫌になる前に空気を変え、俺が傷つく前に話題を逸らし……家庭という組織が破綻しないよう、常に先回りして立ち回っていた」
日下部「……」
日車「父が冷たい正論を吐いた後、母は必ず俺を別の部屋へ連れ出した。『お母さんとお茶を飲もうか』『お父さんも疲れているのよ』。そう言って、彼女は自分の感情を後回しにして、俺と父の間に立っていたんだ」
日下部「……大変そうだな。……その母親自身は、誰に守られてたんだ?」 - 48二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 19:03:25
日車「……誰にも。本人は『これくらい普通』だと言う人だったからな。……だから俺は、長い間『配慮する側』でしかなかった。他人の不調を察知し、先回りして処理する。それが俺にとっての『愛情』の定義であり、唯一のコミュニケーション手段だったんだ」
日車「……だから、日下部。君が俺にすることは、時々理解不能なんだ」
日下部「……例えば?」
日車「酔う前に水を飲ませる。人混みで庇う。……食いきれない前提で注文を調整し、一人で出歩かせない。……女の俺の状態を理由に、君は当然のように俺を『守られる側』に置く」
日下部「……そりゃ、普通だろ。弱ってる連れを放っとくほど、俺は薄情じゃねぇよ」
日車「いや、普通ではない。少なくとも、俺の人生には一度もなかった。……俺は常に、守る側か、あるいは正しさで裁く側でしかなかった。……だから少し、不思議だったんだ」
日下部「何がだよ」
日車「君といると……壊れてもいい側になった気がする」
日下部「……」
日車「俺が俺を世話しなくていい。……不合理なまま、壊れたままの俺でいても、君が隣でそれを受け止めている。……そんな感覚は、弁護士をしていた頃にも、それ以前の人生にも……どこにもなかった」
日下部「……いいんじゃねぇの。たまには壊れとけよ。……俺の前でだけなら、その『お母さん』の代わりくらい、務めてやるからよ」
日車「……君は、本当に……お人好しだな」
日下部(……「お母さん」だぁ?……笑わせんな、日車。俺は今、オマエを抱き締めたいのか、壊したいのか、自分でも分かってねぇんだよ。今目の前にいんのは同僚の男だっちゅーのに……)
日下部(その首に噛みついて、二度と誰にも合理だの正しさだの抜かせなくしてやりてぇって思うたびに、必死で保護者の顔してんだ。……なのにオマエは、そんな俺を、安心できる人間だと思ってやがる) - 49二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 22:41:36
~駅ビル~
日下部「あーもう!喉渇いた!ちょっと飲み物買ってくるから、そこで待ってろ!」
日車「ああ、わかった」
日車(あれから何度か女の姿で外出をしたが……やはり、この姿で一人でいると、向けられる視線の質が変わるな)
女「……ぅ、……」
日車(スマホを何度も確認し、文字を打ち直している……典型的な、強迫的な依存状態。あるいは……)
ピロリン♪
女「っ!」ビクッ
日車「……大丈夫ですか」
女「あ……すみません、ありがとうございます……」
日下部「おい、何してんだ……って、なんだ?」
日車「少し、様子がおかしかった。……君、無理をして歩かない方がいい」
女「あ、いえ……本当に、大丈夫なので……」
ピロリン♪ピロリン♪
女「ぁ、っ……返さないと」 - 50二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 22:43:13
【どうして返信しないの?】
【心配してるんだ】
【また一人で抱え込んでるの?】
【君を助けられるのは俺だけだよ】
日下部「……おいおい、なんだよこれ。ストーカーか?尋常じゃねぇぞ、この数」
女「違います……!あの、この人は、本当に私のことを心配してくれてて……」
日車「……心配、か。だがその心配のせいで、君の指先は先ほどから震えが止まっていない」
女「う……」
日車「君を助けられるのは彼だけではない。……少なくとも、恐怖を伴う救済は、正しい形とは言えない」
女「怖くないです!……ただ、私が、ちゃんとしてないと……あの人、私がいないと駄目だから……っ」
日下部「……逆だろ。アイツがいなきゃオマエが駄目だって思わされてるだけじゃねぇのか。そんな怯えてるガキを『助けてる』なんて抜かす奴は、まともじゃねぇよ」
女「そんなことない!……あの人は、施設の、先生なんです」
日車「施設……?」
女「NPOの『よりそいの灯』ってところです。……居場所がない私を、拾ってくれたんです。……『大丈夫だよ』って、ずっと味方でいてくれるって、言ってくれて……」
日車(……あのNPO。……代表は清家澄人、メディアでは『若者の守護者』と持て囃されている、あの聖人君子か)
日下部「日車。おい、日車……オマエ、その姿で睨むとシャレになんねぇんだよ。公共の場で殺気出すな」
日車「……その施設について、詳しく聞かせてくれないか。君が返信しなければならない、その義務の正体について」 - 51二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 22:48:06
どう胸糞になるか全然わかんなかったけどこう進むんだな、違和感をほっとけない女(男)と優しすぎる男だから放っておけるわけがない
- 52二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 22:56:08
胸糞展開がこっち方面に進むのか…おもしろくなってきました
- 53二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 23:20:42
~事務所~
清水「日車さん……!お久しぶりです。お元気そうで……って、そちらの方は?」
日下部「あー……、俺はこいつの付き添い。日下部だ。気にすんな」
日車「日下部。……清水は、以前私の下で働いていた弁護士だ。今は東京の公益系弁護団に所属している」
清水「若年被害者支援案件を中心に担当しています。今回の件も、その流れで調査を進めていました」
日下部「……元部下?」
清水「はい。司法修習後、短い間ですが日車さんの事務所で」
日下部「へぇ。……随分慕われてんだな、オマエ」
日車「優秀だったからな。さて、どうだった?」 - 54二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 23:21:53
清水「……日車さんの仰った通りでした。表向きは完璧な支援団体です。ですが、内部から逃げ出してきた数名の証言を確保しました。清家は、保護対象の少女たちに対して、極めて強い心理的依存を形成しています。支援関係というより、支配に近い。性的関係を示唆する証言も複数あります。ただ、被害者側が依存状態にあるので、供述の整理が難しい」
日車「……そうか」
清水「ですが、清家は狡猾です。全ての行為を『教育の一環』、あるいは『合意に基づく関係』として処理する仕組みを整えています。少女たちに書かせた『感謝の手紙』や、膨大な支援記録……これらが法廷では強力な防壁になります」
日車「……法で、裁けるか。清水」
清水「……全力でやります。日車さんに教わった通り、感情ではなく事実で彼を追い詰めます。これなら……立件まで持ち込めます。被害者保護も含めて、こちらの準備は整いつつあります」
日下部(……あの日車が、「裁けるか」なんて聞く時点で、おかしくねえか?自分は高専預かりで弁護士に戻れねえとはいえ……まるで、法で駄目だった時のことまで考えてる顔だ) - 55二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 23:36:33
~数か月後・法廷~
日下部「……ったく。こんなとこまで付き合わせやがって」
日車「結末は、近くで見ておきたい」
日下部「……今日はそっちなんだな」
日車「女の姿も考えたが、清水に会うだろうからな。さて……」
日下部「……おい、あの、証言台に立ってる子、大丈夫か。今にも倒れそうじゃねえか」
日車「……反対尋問で、被告人側の弁護士に徹底的に依存の証拠を突きつけられた。先ほど提出された、彼女が清家に宛てた過去のメール……あれが致命的だ。……法廷は、彼女の今の恐怖よりも、過去に書かされた感謝の言葉を事実として採用する」
日下部「そんなの、書かされたに決まってんだろ」
日車「ああ。だが、法は心臓の音までは聞かない。提出された書面、一貫性のある供述、客観的な証拠……それらを積み上げた時、今の彼女の涙は証言の信憑性を疑わせる不安定さとして処理される」
日下部「……クソだな」
日車「……そうだ。クソなんだ。俺がかつて愛し、そして俺を絶望させたシステムは、今も正しく機能している」
日下部「……」
日車「……清水は、俺が教えた通りの最高の手順で戦っている。一点の曇りもない、完璧な弁護だ。……これで負けるのなら、この法廷に、これ以上の光は差さない」 - 56二次元好きの匿名さん26/05/12(火) 23:38:08
裁判長「……判決を言い渡します。被告人は前へ」
清家「はい」
裁判長「……主文。被告人は無罪」
シン……
清水「……っ」
女「……ぁ」ガタン
裁判長「被害者供述には変遷が認められるほか、被告人との間に一定の自発的交流が存在していたことを示す客観的資料も確認される」
裁判長「これらを総合すれば、本件公訴事実について、合理的疑いを超える立証があったとは認められない」
日下部「……」
日車「……」 - 57二次元好きの匿名さん26/05/13(水) 01:40:01
なるほどなー!
これまでの日車さんの日下部への行動はそういう背景があったからなんだね…。
それでまさかの虎杖にバレちゃったね!!見惚れるほどの美人さんなんだなw
そして胸糞展開はこういうことでしたか…
清水ちゃんもガベル振り回し出したらどうしよ。