能登長寿大仏がある穴水町乙ケ崎の公園「真和園」で、高さ約2メートルの青銅製の灯籠4基が盗まれる被害に遭っていたことが11日、分かった。重さは1基あたり200キロはあるとみられる。大仏は穴水町が誇る観光名所で、町の関係者は「町にとっても大切な財産。震災を乗り越えた品物を奪われ、怒りを覚える」と嘆いた。
公園を管理する一般財団法人「真和園」の浜高善造事務局長によると、被害が分かったのは1月下旬ごろで、灯籠のほか、大仏前のさい銭箱を覆う小屋の屋根も盗まれた。太子堂の屋根に葺(ふ)かれた銅板も剝ぎ取られた。灯籠は大仏前と三重の塔前に置かれていた。盗まれた金属の総重量は1トンを超えるとみられ、浜高事務局長は「こんなに大量の金属の塊を、どうやって持って行ったのか」と首をかしげた。
●町内の寺から仏具も
同町前波の曹洞宗洞光寺でも真ちゅうや銅製の仏具が盗まれていたことが分かった。檀家総代代表の曽良(かつら)昌嗣さんによると、4日に檀家(だんか)総代らが集まる会合が開かれた際に被害に気付いた。本堂の鍵が壊され、中にあった花入れやおりん、ろうそく台などが無くなっていた。3月28日に開かれた会合の際は、異変はなかった。曽良さんは「罰当たりで、とても残念だ」と肩を落とした。
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