カカクコムがEQTのTOBに賛同表明、非公開化へ-総額5900円規模
- LINEヤフー・ベイン連合も同額で非公開化を提案-引き上げが焦点
- 筆頭株主のデジタルガレージは再出資し、20%の出資比率維持
購買支援サイトを運営するカカクコムは、スウェーデンの投資会社EQTが実施する公開買い付け(TOB)に賛同し、株主に応募を推奨すると発表した。買い付け価格は1株3000円で、非公開化を目指す。
カカクコムの発行済み株式総数を基に試算すると、約5900億円の買収となる。買い付け期間は13日から7月2日までの予定。TOB後は上場を廃止する。
カカクコムは「価格.com」やレストラン検索サイト「食べログ」を運営している。生成AIの普及によるユーザー行動の変化が事業環境に影響を与えており、非公開化により短期な業績変動に左右されない投資や経営判断を実施して、企業価値の向上を目指す。
このほか、カカクコムはLINEヤフーと米投資会社ベイン・キャピタルから7日に、1株3000円での法的拘束力のない非公開化提案を受け取っていたことも明らかにした。ただ、同陣営の提案が初期的なものにとどまっているなどとして、EQT提案の方が実現可能性の観点で優れていると判断した。
一方、LINEヤフー・ベインを含め第三者からより具体的な対抗提案がされた場合には、提案を検討することが可能とも言及しており、TOB価格の引き上げを含めた出方が焦点となる。
筆頭株主のデジタルガレージ(出資比率20.5%)はEQTによる全株取得後に再度出資し、20%の出資比率を維持する計画だという。
カカクコムの12日の株価終値は2925円。ブルームバーグがEQTによる買収検討を最初に報じる前の4月22日の終値は2121円だった。
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