「否定しない」ソフトバンク海野隆司が投手とのコミュニケーションで心がけること「その日を勝てるように、投手のために」
今週の「もっとホークス」は海野隆司捕手(28)のインタビューです。今季は初めて開幕マスクを任され、正捕手として安定した守備力と巧みなリードで投手陣を引っ張っています。 ■【動画】マジすか!? 周東でも超レアな単独ホームスチール そんなチームの司令塔が投手とコミュニケーションを取る上で大切にしていることなどを聞きました。(取材・構成=大橋昂平) ―今季は約1カ月が経過した。開幕マスクを任されてチームを引っ張るなど昨年とは違ったスタートになっているが、違いは感じているか。 「違いは特にない。ピッチャーのためにやるだけなので。シーズンは長いから、長い目で見て投手とのつながりとか、そういうところを一番大事にしている」 ―投手とコミュニケーションを取る上で大事にしていることは。 「否定はしないようにしている。投げるのはピッチャーなので。ピッチャーが後悔しないように」 ―否定しない理由は。 「気持ち良く投げてほしいというところ。もちろん場合によっては自分が『ここは絶対大丈夫やから』とサインを出すことはあるが、基本的にはピッチャー優先。投手の考えがあった上での自分の考えなので。なるべくいい球を投げさせてあげたい」 ―昨季初めごろ、杉山一樹と配球について意見が食い違ってロッカーでぶつかることがあったとか。それも投手を否定しない理由か。 「それはあまり関係ない。普通に1年間(マスクを)かぶらせてもらって感じた」 ―今年は組む投手も多い。コミュニケーションを取る時間も増えたか。 「こうやって試合に出させてもらっていると、ゆっくり話す時間はあまり取れない。だから、練習前などで時間を見つけて話すようにしている。そこでも大切にしているのは否定しないこと。良い結果になるかは分からないが、そっちの方が投手も納得する。自分もいろいろ考えはあるが、投げるのはピッチャー。それでも自分の考えも伝えないと会話はできない。少ないコミュニケーションの中で『俺はこう思ってるよ』というのを伝えるようにしている」 ―昨オフに小久保監督から打撃力向上の注文を受けたが、ここまで打率2割、1本塁打。今年は左足を上げてタイミングを取っている。意図は。 「長谷川打撃兼スキルコーチから『タイミングを早く取った方がいいんじゃないか』という話があって、ボールを長く見られるように足を上げるようにした。感覚はずっといい」 ―昨年まではあまり足を上げていなかったが、もともとは上げるタイプだったのか。 「もともと上げていたが、ちょっとタイミングを遅めに取って(すり足になって)いた。結果を残したくて小さくなっていたのかもしれない」 ―右方向へのいい当たりも増えている。逆方向は意識しているか。 「逆方向だけでなく、打席では打球方向を意識して打つようにしている。今は良い形でできている」 ―今後はどんな捕手を目指していくのか。 「一番は勝てるキャッチャーを目指したい。それはずっと持っている考え。捕手は勝たないと評価されないポジション。だから数字のこだわりとかは全くない。その日を勝てるように。ピッチャーのために、という思いだけ」 【#OTTOホークス情報】 ▼【動画】マジすか!? 周東でも超レアな単独ホームスチール▼
西日本新聞社