説明会では、期初予想の上方修正をさらに上まわった好調ぶりはもちろんだが、社長の言葉が印象に残った。
松谷昌樹社長は今37歳。1996年12月に同社を立ち上げた。この10年を振り返るとともに、今後の展開について、松谷社長は次のように語った。
「この10年は、あっという間だった。私が描いた絵にそって順調に成長してきた。
これからは競争が激しくなり、とくに分譲マンションはますます厳しくなるだろう。
私は平成3年、新卒で当時の大京に入社した。以降、バブル崩壊とデフレで不動産が下がり続ける中、マンションを販売するのは本当にきつかった。売れる手法を考える必要があり、投資用として販売するなど、厳しい販売状況を経験した。その時を思えば、今後さらに厳しくなっても充分やっていけると思う。
多くのデベロッパーがある中で、いかに独自性を持つかが大事だ。例えば、仕入れは当社独自の情報ネットワークを活用し、大手と競合しない。地方などのニッチマーケットを狙う。他社がやらないビジネスモデルをつくる。当社でしか売ってないようなデザイン性の高いマンションをつくる。そういったことだ」
今後5年をメドにグループ年商1000億円を目指すという、同社の動向から目が離せなくなりそうだ。