中国、工業品卸売物価が2カ月連続でプラス イラン情勢受けたエネルギー価格高騰が影響

北京市内でシェアバイクを回収する人たち=4月(共同)

【北京=三塚聖平】中国国家統計局が11日発表した4月の工業品卸売物価指数(PPI)は前年同月比2・8%の上昇だった。PPIがプラスとなるのは2カ月連続で、上昇率は3月の0・5%から拡大した。イラン情勢を受けた世界的なエネルギー価格の高騰により上昇が続いている。

原材料の購入価格を反映するPPIは、3月に3年半ぶりにプラスに転じていた。中国政府はデフレ懸念を警戒してきたが、原材料価格の高騰が続けば中国経済の新たな下押し圧力になる可能性がある。

統計局は、国際的なエネルギー価格の上昇に加え、「内巻」と呼ばれる採算度外視の過当競争の是正も効果を上げていると強調している。

統計局が同時に発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で1・2%の上昇だった。伸び率は3月から0・2ポイント拡大し、7カ月連続でプラスとなった。

品目別にみると、交通燃料は17・4%の上昇だった。イラン情勢を受けたガソリン価格の高騰により、伸び率は3月の3・4%から一気に拡大した。

食品価格は1・6%の下落に転じた。自動車も1・2%の下落で、耐久消費財の下落傾向は続いている。

変動の大きいエネルギーと食品を除いたコア指数は1・2%上昇した。3月は1・1%の上昇だった。

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