開発段階の検証用途ならPC制御はかなり強い。
認識、演算、可視化、ログ解析、AI連携などもやりやすい。
ただ、毎日止まらず動く設備の中核に置くなら、
OS更新、ストレージ劣化、プロセス停止、再起動手順、保守体制まで含めて
SIer側が責任を取れる構造になっていることが前提になる。
そこまで含めて成立させられるならPC制御も選択肢。
そうでないなら、PLCを中核にして、
PCは上位演算・可視化・解析側に置くほうが現実的だと思います。
PLCが使われ続けている理由は、
単に便利だからではないと思っています。
制御対象には温度、振動、摩耗、人の操作、外乱など、
どうしても不確実性があります。
その不確実性に対して、
システム側の自由度をあえて削り、
再現できる状態だけを扱うようにしている。
PLCの固定スキャン、決定論的な動作、
フェールセーフ、長期供給、保守性は、
その結果として現れているものだと思います。
本質は、
「できることを増やす」ことではなく、
「再現できない状態を現場に出さない」こと。
PC制御が悪いわけではありませんが、
毎日動く設備の中核に置くなら、
同じように自由度を削って、
責任を持てる状態空間まで落とし込む必要があると思います。
PLCかPCかというより、
現場で再現できる状態だけに絞れているか、ですね。
現場成立 ≒ 制御対象の不確実性 H(Plant) に対して、
システム側の自由度 H(System) を下げ、
観測・復旧・保証できる状態集合 S_valid に閉じ込めること。
Quote
ドラフター|東大阪機械制御
@drafter_san
【PLCは本当にオワコンなのか】
「これからはPC制御」
「PLCは古い」
そんな声を聞くこともあります。
ただ現場で求められているのは“最新技術”よりも“確実に動くこと”。
PLCは
・安定して動く
・トラブル時に復旧しやすい
・長期的に供給が続く
という点で、今も強い選択肢だと感じています。