RTX 4090の精巧な偽物に注意
1年半前位にGPUとVRAMが剥がされたRTX 4090の基板塵が中古屋に出回って問題になりましたが、今度は巧妙に偽GPUと偽VRAMをリフローされた、偽RTX 4090が日本に出回る可能性があるので注意を書きます。
【関連動画と記事】
1:Nvidia 4090 PERFECT SCAM just hit the marker(動画)
2:RTX 4090 sent for repair is a sophisticated fake with laser-etched VRAM and core, 'This is the best scam I've ever seen' — Scammers pulled a factory-level job to sell a dud to unsuspecting customer
【問題の詳細】
米国でグラフィックボードの修理も受け付けているPC修理屋のNorthwest Repairが、米国のオークションサイトのeBayで購入した中古のAsus ROG Strix RTX 4090が動かないと修理依頼を受けた訳ですが、
分解してもGPUもVRAMも存在しており、剥がす時のフラックスや加熱時の汚れや変色も基板には裸眼で確認できない状態で、一見工場出荷状態の物に見えた様です。
しかし、精密作業用のデジタル顕微鏡で確認した所、VRAMの周りの抵抗等を載せる極小の接点の上からハンダが欠けている事に気が付きハンダ吸い取り線で掃除されている事が分かったのと、
GPUの基板角の樹脂が正規の物では無い事、更に基板上のハンダが輝いている事から超音波洗浄機で洗浄している事、VRAMの表面が削られている痕跡を発見した様です。
VRAMは表面を削って刻印を落とし偽の刻印をレーザーで行っており、更にGPUにも同様に刻印を削って磨き、偽の刻印をした痕跡を発見しています。
つまり、専門の修理屋がデジタル顕微鏡を使ってようやく判断出来るLVの巧妙な偽物だった訳です。
動画でも説明していますが、個人や小規模ではない工場規模で偽物を作っている可能性がある様です。
尚、VRAMの方は確認していない様ですが、GPUの方は動画で説明している様に、GPUダイ周りのチップ(抵抗かコンデンサ)の配置を比べた所、RTX3080、3080Ti、3090のどれかだと判明しています。
【偽物を掴まない為には】
米国のオークションサイトとはいえネット経由だと国の距離は関係ないのと、より近い日本にも入ってくる可能性はかなり高いので、関係ないとは考えず警戒する様にして下さい。
暫くは中古品をネットオークションやメルカリ等で買わない様にしたり、ジャンク品を中古屋で買わない様にした方がよいと考えられます。
購入する場合は実店舗があるPCパーツ店や中古パーツ屋に行ってください。
安くても中国系のAliExpressやAlibaba等での購入もしない様にして下さい。
後は中古買取店ですが、暫く非動作品は買わない売らない様にして頂きたい、信用がある程度ある大手が偽物を仕入れて売ると被害が酷くなるので。
昔から古いグラフィックボードのGPUの刻印をリマークし、VBIOSも書き換えて新モデルに見せかける偽物が流れて来る事がありましたが、GPUとVRAMを工場出荷LVに巧妙な偽装をした物が存在するとは思いませんでした。
今回は不動品だったから判明しましたが、昔の様に動作する物だと分からなかった可能性もあるので、中古品は本当に気を付ける様にして下さい。
【関連記事】
【Geforce RTX 4090の基板のみのゴミに注意】
このBlogはBlogランキングに参加しています。
役に立ったと思った方はクリックをお願いします。
総合情報に戻る
TOPに戻る
| ハードウェア | 12:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑