足立区役所に1日午前、区施設の爆破を予告する郵便物が届き、区は綾瀬署に届け出た。同署は区役所や区内の小学校などを捜索したが不審物は見つからなかった。威力業務妨害の疑いで調べている。来庁者や職員など約4万8500人が避難するなどの影響が出た。
区によると、同日午前9時50分ごろ、宛先に所属課名が書かれていない封筒を委託事業者が開封したところ、「施設内の数箇所に爆発物を置いた。1日午後3時に装置起動」などと書かれた紙が1枚入っていた。
区は本庁舎や出先の関連施設で不審物を捜索する一方、午後2時前から来庁者を制限。同2時半までに区役所本庁舎をはじめ約370の関連施設の職員を順次避難させた。警察犬などが不審物を捜索したが見つからず、予告時間帯を過ぎた同3時半から順次通常業務に戻った。
近くの公園に避難した男性職員(58)は「1時間も業務ができなくて困った。迷惑きわまりない」とうんざり。所用で来庁した主婦(70)は「何もないといいんですけどね」と当惑していた。
区教育委員会は、区立小中学校68校の児童、生徒を同2時半までに下校させ、保育園などでも園児らが近くの公園に避難した。