下関駅前に子育て支援施設 保育と療育の一体型、エストラスト開設
山口県内や九州などで不動産分譲・不動産管理事業などを手がけるエストラスト(下関市)が5月1日、JR下関駅前に子育て支援複合施設を開設。保育園の中に発達支援の機能を組み込んだ形態で、県内では先進例という。子どもだけでなく家庭全体を支えることができる場所を目指す。 施設名は「エストラスト第二紬木(つむぎ)保育園」で、同市大和町のマンション「オーヴィジョンクラス下関駅前」の1階スペース(約110平方メートル)に入る。小規模認可保育園と児童発達支援事業所を併設。保育と療育を同じ場所で行うことで、より柔軟な支援が可能になる。 保育士や管理栄養士、発達専門職が同じ場所で連携。障害の有無にかかわらず地域の中で子どもが共に育つ環境づくりにつなげる。 4月28日に現地で開園式があり、保育関係者ら約30人が出席。エストラストの藤田尚久社長が地域貢献への思いを込めあいさつ。共働き家庭が増える中、「駅前の利便性も生かして少しでも子育て支援につながれば」と述べた。 運営する保育サービス会社「紬(つむぎ)」の岡田直美社長は保育現場で感じてきた思いを明かし、「子育ての悩みは一つではなく、発達への不安、食事の悩み、子育てにおける孤独感など全てつながっている」と説明。「この施設ができることで保育の在り方が変わる可能性がある。子どもたちはそれぞれ育ち方や考え方、得意なことも違う。地域の皆さまとともに育ちを支えていける施設に」と決意した。 下関駅から徒歩数分。