第27回参議院選挙は20日に投開票が行われた。同日午後8時ごろ、国民民主党新人の籠島彰宏氏(36)が当選確実と報じられると、横浜市西区の会議室で支援者らから拍手や歓声がわいた。悲願だった神奈川選挙区の初議席を手にし、「素晴らしい結果を出せたのは支えてくれた皆さんのおかげ。心の底から感謝したい」と実感を込めた。目には光るものがあった。
参院選への擁立決定後に実施された昨秋の衆院選で党は躍進。県連も一時は籠島氏の上位当選を狙っていたものの、比例候補擁立を巡る党本部の迷走などで情勢は一変。支持層の一部が重なる新興勢力の存在にも追われ、公示後も思うように抜け出せない展開を強いられた。それでも、12日以降だけで玉木雄一郎代表が県内に計5日入るなどしたてこ入れ策が実を結んだ。
「県民の『今の政治を変えてほしい』という期待に全身全霊で応え、子どもたちが誇れる日本をつくれるよう力を尽くしたい」と籠島氏。「面倒で」という理由で日焼け止めを塗らなかった濃い褐色の肌が、ようやく勲章に変わった。
籠島彰宏氏 横浜市都筑区や青葉区で育ち、少年時代は近所の山林で昆虫や爬虫(はちゅう)類を捕って遊んでいた。農林水産官僚時代に駐在したフランスで、日本の給与水準の低さを痛感した経験が政治を志した原点。石原慎太郎氏を尊敬し、愛読書は「太陽の季節」。6歳の長男と4歳の長女の育児にも奮闘する。同市青葉区在住。36歳。