~前回までの旅~
初めての北京旅行に、遣唐使の円仁を自分に重ね合わせてボルテージ上げてる割には、前日にあわただしく旅の準備。さらには映画『ラストエンペラー』を見始める始末。
無事北京首都国際空港に降り立つも、スマホのeSIM接続後「E(2G以下の超低速)」の表示が。おい!しっかりしてくれ!四谷くんの契約した訳の分からない名前の「マグロSIM」は5Gでピッチピチ…。
5月2日(1日目)
12:00
初めての北京旅行に、遣唐使の円仁を自分に重ね合わせてボルテージ上げてる割には、前日にあわただしく旅の準備。さらには映画『ラストエンペラー』を見始める始末。
無事北京首都国際空港に降り立つも、スマホのeSIM接続後「E(2G以下の超低速)」の表示が。おい!しっかりしてくれ!四谷くんの契約した訳の分からない名前の「マグロSIM」は5Gでピッチピチ…。
5月2日(1日目)
12:00
eSIMの「E」に、「なんやねんEって…2Gなんやったら2Gって堂々と言ってくれ…気取んな…」と呆れつつ再起動すると5Gになった。ひゃっほう!
タッチパネルの機械で入国のためのデータ入力をする。ホテルの住所を打つのが大変で、四谷くんの分まで入力。
入力完了後、「このQRコードのある画面を写真撮影してください」と表示が。全員スマホ持ってる想定。
いざ入国ゲートへ。入国審査官の語尾の巻き舌が強い。北京だ。
最初、何を言ってるかよくわからず、単語だけを聴きとってなんとなく返事していた。たちまちおんなじ質問をされるようになり、よく耳をすますと、「ほんとうはどこの国の人なのか」と何度も聞かれていた。
私が出したのは、8年前に大阪で申請した本物の日本のパスポートのはずである。ていうか、何の質問なんだそれは。「日本人です」「いや、元々の国を聞いている」「日本です」と2回ほど押し問答があった。
最初、何を言ってるかよくわからず、単語だけを聴きとってなんとなく返事していた。たちまちおんなじ質問をされるようになり、よく耳をすますと、「ほんとうはどこの国の人なのか」と何度も聞かれていた。
私が出したのは、8年前に大阪で申請した本物の日本のパスポートのはずである。ていうか、何の質問なんだそれは。「日本人です」「いや、元々の国を聞いている」「日本です」と2回ほど押し問答があった。
I♡Beijingと、かなり手書きの「北京」の噴水を見て、空港内のレールウェイに乗り、到着ロビーまで向かう。
プラットフォームに行くと、すでに電車が来ており、たちまちに出発の合図がけたたましく鳴り響いていた。中国のおじいさんが、連れの人たちを置いて単身駆け込み乗車した。置いて行かれた連れのシニアたちが「なんで先いくねん」みたいな感じだった。
次の電車に乗り込み、車窓をみると、外にはフワフワの綿毛があちこちに舞っていた。ああ、「柳絮」だ。

(写真にはうつらなかった)次の電車に乗り込み、車窓をみると、外にはフワフワの綿毛があちこちに舞っていた。ああ、「柳絮」だ。
「柳絮」は綿のような柳の種。この時期の中国では柳絮が町中を漂うのはおなじみの風景。
中国語の教科書で紹介されてたやつや…!と私は確かな感慨。そして四谷くんは「え…?こんな異国なことある?」と面喰っていた。
電車から降り、到着ロビーへ。パッと見で両替所がなく、「ちょっとローソンでも寄ってスマホ決済できるかたしかめよう」となった。
羅森便利店。
中国はアリペイ(支払宝)やWe chat ペイなどのスマホ決済がメインで、現金やクレジットカードが使えない場合が多いと聞いていた。一応二人とも日本で設定してきたのだが、果たして使えるのだろうか…!
お花がたくさんあった
たのしい陳列のされ方のアイス
四谷くんは「剥皮の軟糖」というグミと飲み物を、私はレモネードをジャケ買い。
すっぱそう!
完全自動化のレジで、We Chatペイを使ってみるとエラーがでた。やばめ。リトライするも無理だった。四谷くんのアリペイはいけた。仕方ないので買ってもらう。
信じられないくらい短いレシートが吐き出された。四谷くんが「撮ろう!」と興奮気味に撮影
両替所がなく、「まあ、アリペイが使えるなら当面はいいか、We Chatペイはホテルでゆっくり設定しなおそう」という話に。
レモネードを飲むと、あのパッケージで酸味ゼロで、甘さひかえめだった。意外!
あと、「剥皮の軟糖」というグミは、ほんとうのブドウのように皮がむけるグミだったようだ。それを知る前に全部食べてしまった。
13:00ごろ
北京首都空港から市内へ繋がる首都機場線の駅へ。チャージ式のカードを駅員さんから買おうとしたが、ここにきて四谷くんのアリペイがエラー。しかもクレジットが使えないと言われた。
まあまあお先真っ暗だったが、きっぷの自動販売機ではクレジットが使えたのでなんとか電車には乗れた。
北新橋で5号線に乗り換えて劉家窯駅へ。先にホテルに行く算段。
15:20ごろ
劉家窯駅到着。

ぶっとい道路とたくさんの社区(でっかい集合住宅)があるエリアっぽい
生活圏っ!といった感じの道を進み、ホテルに到着。
チェックインを済ませ、支払いをしようとすると、私のVISAカードにエラーが出た。もう一枚のVISAカードを使うとこれまたエラー。四谷くんのマスターカードもエラー。そんでもってアリペイもエラー。
前日に、ホテルに「クレジットカード使えますか?」と問い合わせて「OK」とさわやかな返事がきていたのにも関わらず惨敗。
手持ちの人民元はゼロ。スタッフが「もう日本円でいいよ」と言うも、私たちふたりの日本円も足りなかった。
「屋根なしのバガボンド北京スタートかよ…」と天を仰いだ。しかし、まだ一つだけ道は残っている。銀行のATMに行ってクレジットカードで現金を下ろすのだ。
カウンターのスタッフのおばさんに「銀行行ってきます…」と言うと、「私がタクシー呼んで連れて行ってあげる」と言ってくれた。「え?いいの?」と言うと、「私の中国語伝わってる?タクシー呼んで銀行まで連れて行ってあげる」と力強い返事だった。
DiDiタクシーで3人そろって中国農業銀行のATMへ向かった。話を聞くと、このおばさんはホテルの支配人だった。
車中、「あなた日本人よね、うちのホテルで初めての日本人の客よ」「何が目的の旅なの」「何歳なの」とフレンドリーかつ猛スピードで話してくれた。
あと、「去年ホテルをオープンしたばかりだから、とにかくうちは設備がキレイなの。あとスタッフは英語も使えるし。あととにかく安いの。あなたホテルサイトでうちを高評価しといてねマジで」とゴリゴリの念押しがあった。火の玉みたいなハイエナジーな人だった。
ATMに着き、ドキドキしながらVISAでお金を引き出そうと試みると、なんとか成功…!あ、あぶね~!!ちなみに四谷くんのマスターカードは引きおろし失敗という結果だった。こ、こえ~!!基準を教えてくれ!!
ATMを出ると、支配人がタバコを吸って待っていた。
またもタクシーに乗り、ホテルに戻る。支配人に「何か食べたいのある?」と聞かれ、「羊肉の焼肉が食べたい」と言うと、「うちのホテルの近くに安くて美味い焼肉屋あるよ」とレコメンドが。「どこの国のスタイルの焼肉ですか?」と聞くと、「韓国式」と返ってきた。「ちょっと考えます」と返事。
15:50ごろ
ホテルに着き、晴れて現金で宿泊費を払う。2人で4泊5日で3万円弱。むっちゃ安い。
安さにドキドキしながらカードキーで部屋に入ると、AI音声とともに電気がついた。

め、めちゃくちゃ部屋がきれい!ベッドが広い!テレビでか~!トイレもきれい!支配人がめっちゃアピールしてただけある!
大きな荷物を置き、必要なものだけをまとめる。いざ北京観光に繰り出すぞ!と二人とも意欲満々。
ロビーに出ると、支配人が誰かにスマホで電話をかけていて、私たちに気が付き、「ちょっと!」と声をかけてきた。
なんだろうと思って話を聞くと、「いつ焼き肉屋行くの??」と問われた。
さっき言ってた焼き肉屋にすでに予約の電話をかけていたのだ。
すさまじい勢い。でも、こういう中華圏の熱すぎる親切は今まで何度も経験がある。これがまた、自分1人だと絶対に行かないようなとこに行けたり、知らなかった食べ物にありつけたりするのだ。私は乗ることにした。(「韓国式焼肉」というのが気にはなったが)
「明日7時に行きます」「じゃあ、明日7時にこのロビー集合ね!迎えがくるから!!」
支払いに不安があったので、「焼肉屋さんにVISAカード使えるか聞いてもらえますか?」とお願いすると、支配人が電話で「クレジットカード使える?VISAカード!」と焼き肉屋さんに伝えると、電話口で先方が「VISAって何?」と答えていた。クレジットカードの道は閉ざされた。現金はOKとのことだったので、多分問題はないだろう。
やり取りを一切わかっていない四谷くんが「何て言ってたん?」と聞いてきた。あ、コンセンサス取るの忘れてた。「焼き肉屋予約してくれたみたい。明日7時にここ集合やって。」四谷くんは「えっ!」と豆鉄砲だった。私だって一連の流れに正直豆鉄砲ではある。
入口で、スタッフとおぼしきおじさんがタバコをくわえながら、「なんや君日本人か。中国語できるんだったら、北京に住んじゃえよ」と陽気にしゃべりかけてくれた。
外を見ると雨が降り出していた。おじさんが、「このホテルの貸し傘使いなよ」と取り出した傘が、2、3本の骨が曲がっていた。
おじさんが親切にも直そうとしてくれた。私たちがそばで2、3分待ったところ、「まあ、大丈夫でしょ」と結果的には直らなかった傘を渡してくれた。肺にきく漢方薬の名前が印刷された大振りの傘。四谷くんと2人で入っても大丈夫。さっきあった怒涛の出来事を反芻しながら駅に向かった。
次回、超有名観光地の南鑼鼓巷へ!

かなり観光地化されているけれど、初めての北京だから見る物食べる物すべて新鮮…!

お土産屋で西遊記マグネットシリーズに孫悟空が見つからず、「もしかしてこの沙悟浄みたいな奴が孫悟空も兼ねてる…?」と不安が…!
お楽しみに!
まあまあお先真っ暗だったが、きっぷの自動販売機ではクレジットが使えたのでなんとか電車には乗れた。
北新橋で5号線に乗り換えて劉家窯駅へ。先にホテルに行く算段。
15:20ごろ
劉家窯駅到着。
ぶっとい道路とたくさんの社区(でっかい集合住宅)があるエリアっぽい
生活圏っ!といった感じの道を進み、ホテルに到着。
チェックインを済ませ、支払いをしようとすると、私のVISAカードにエラーが出た。もう一枚のVISAカードを使うとこれまたエラー。四谷くんのマスターカードもエラー。そんでもってアリペイもエラー。
前日に、ホテルに「クレジットカード使えますか?」と問い合わせて「OK」とさわやかな返事がきていたのにも関わらず惨敗。
手持ちの人民元はゼロ。スタッフが「もう日本円でいいよ」と言うも、私たちふたりの日本円も足りなかった。
「屋根なしのバガボンド北京スタートかよ…」と天を仰いだ。しかし、まだ一つだけ道は残っている。銀行のATMに行ってクレジットカードで現金を下ろすのだ。
カウンターのスタッフのおばさんに「銀行行ってきます…」と言うと、「私がタクシー呼んで連れて行ってあげる」と言ってくれた。「え?いいの?」と言うと、「私の中国語伝わってる?タクシー呼んで銀行まで連れて行ってあげる」と力強い返事だった。
DiDiタクシーで3人そろって中国農業銀行のATMへ向かった。話を聞くと、このおばさんはホテルの支配人だった。
車中、「あなた日本人よね、うちのホテルで初めての日本人の客よ」「何が目的の旅なの」「何歳なの」とフレンドリーかつ猛スピードで話してくれた。
あと、「去年ホテルをオープンしたばかりだから、とにかくうちは設備がキレイなの。あとスタッフは英語も使えるし。あととにかく安いの。あなたホテルサイトでうちを高評価しといてねマジで」とゴリゴリの念押しがあった。火の玉みたいなハイエナジーな人だった。
ATMに着き、ドキドキしながらVISAでお金を引き出そうと試みると、なんとか成功…!あ、あぶね~!!ちなみに四谷くんのマスターカードは引きおろし失敗という結果だった。こ、こえ~!!基準を教えてくれ!!
ATMを出ると、支配人がタバコを吸って待っていた。
またもタクシーに乗り、ホテルに戻る。支配人に「何か食べたいのある?」と聞かれ、「羊肉の焼肉が食べたい」と言うと、「うちのホテルの近くに安くて美味い焼肉屋あるよ」とレコメンドが。「どこの国のスタイルの焼肉ですか?」と聞くと、「韓国式」と返ってきた。「ちょっと考えます」と返事。
15:50ごろ
ホテルに着き、晴れて現金で宿泊費を払う。2人で4泊5日で3万円弱。むっちゃ安い。
安さにドキドキしながらカードキーで部屋に入ると、AI音声とともに電気がついた。
め、めちゃくちゃ部屋がきれい!ベッドが広い!テレビでか~!トイレもきれい!支配人がめっちゃアピールしてただけある!
大きな荷物を置き、必要なものだけをまとめる。いざ北京観光に繰り出すぞ!と二人とも意欲満々。
ロビーに出ると、支配人が誰かにスマホで電話をかけていて、私たちに気が付き、「ちょっと!」と声をかけてきた。
なんだろうと思って話を聞くと、「いつ焼き肉屋行くの??」と問われた。
さっき言ってた焼き肉屋にすでに予約の電話をかけていたのだ。
すさまじい勢い。でも、こういう中華圏の熱すぎる親切は今まで何度も経験がある。これがまた、自分1人だと絶対に行かないようなとこに行けたり、知らなかった食べ物にありつけたりするのだ。私は乗ることにした。(「韓国式焼肉」というのが気にはなったが)
「明日7時に行きます」「じゃあ、明日7時にこのロビー集合ね!迎えがくるから!!」
支払いに不安があったので、「焼肉屋さんにVISAカード使えるか聞いてもらえますか?」とお願いすると、支配人が電話で「クレジットカード使える?VISAカード!」と焼き肉屋さんに伝えると、電話口で先方が「VISAって何?」と答えていた。クレジットカードの道は閉ざされた。現金はOKとのことだったので、多分問題はないだろう。
やり取りを一切わかっていない四谷くんが「何て言ってたん?」と聞いてきた。あ、コンセンサス取るの忘れてた。「焼き肉屋予約してくれたみたい。明日7時にここ集合やって。」四谷くんは「えっ!」と豆鉄砲だった。私だって一連の流れに正直豆鉄砲ではある。
入口で、スタッフとおぼしきおじさんがタバコをくわえながら、「なんや君日本人か。中国語できるんだったら、北京に住んじゃえよ」と陽気にしゃべりかけてくれた。
外を見ると雨が降り出していた。おじさんが、「このホテルの貸し傘使いなよ」と取り出した傘が、2、3本の骨が曲がっていた。
おじさんが親切にも直そうとしてくれた。私たちがそばで2、3分待ったところ、「まあ、大丈夫でしょ」と結果的には直らなかった傘を渡してくれた。肺にきく漢方薬の名前が印刷された大振りの傘。四谷くんと2人で入っても大丈夫。さっきあった怒涛の出来事を反芻しながら駅に向かった。
次回、超有名観光地の南鑼鼓巷へ!
かなり観光地化されているけれど、初めての北京だから見る物食べる物すべて新鮮…!
お土産屋で西遊記マグネットシリーズに孫悟空が見つからず、「もしかしてこの沙悟浄みたいな奴が孫悟空も兼ねてる…?」と不安が…!
お楽しみに!
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