英地方選で与党大敗の見通し 止まらぬ二大政党離れ、多党制時代に
【ロンドン=江渕智弘】英国で7日に始まった統一地方選で、与党・労働党の大敗が予想される。長年のライバルの保守党は受け皿になれず、右派や左派のポピュリスト政党に支持が分散する。二大政党制の母国に多党制の時代が到来する。
ロンドンなどイングランド、北部スコットランド、西部ウェールズで地方議会や首長選がある。2029年に見込まれる次期総選挙に向けた国政の勢力図を占う。24年に発足した労働党のスターマー...
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(更新)- 吉田徹同志社大学政策学部 教授ひとこと解説
このままの状況が続くと、次期総選挙では2017年に続いて、戦後四度目となるハングパーラメントになる可能性が高い。労働党とリフォームUKの連立は考えにくいため、保守党との連立になる可能性が高い。既存保守と極右の連立は西欧ではすでにオーストリアなどが経験していることだ。 先に訪れた英国では、例えばガソリン1リッター2ポンド(約400円)近くまで値上がりしており、生活苦は一目瞭然だ。かかる状況では、労働党だろうが保守党だろうが、既存政党が忌避されるのは致し方ないだろう。ただし、民意の好ましからぬ結果は民意が背負うことになる。
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(更新) - 岩間陽子政策研究大学院大学 政策研究科 教授ひとこと解説
ヨーロッパの多くの国の政党地図が激変しつつります。特に伝統的な左派政党の凋落ぶりが激しいです。イギリスでも労働組合加盟人数は1979年に1320万人でピークに達して以降減り続けており、2024年には640万人です。イギリスでは伝統的に労働党が労働組合を支持母体としていましたが、それが機能しなくなっています。失業率はじりじり上がっており、将来への不安がこれまでとは違う政党への支持へと向かわせているようです。
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