家と翼
一生分、頑張った人だから。
体にガタが来た銀さんと、守りたいぱちぐらの話。
誰にでも開かれているのに誰も入り込むことはできない、そんな万事屋が好きです。
3人と1匹の万事屋も、お妙さんを入れた万事屋家族も、お登勢さんたちを入れたお登勢一家も、あの辺の一つのファミリー感が本当に好き。
余談ですが、昔から銀さんって性的な魅力がある人だと思ってて、それは俗に言う何がエロいとかそういうのではなくて、例えば隣にいる女性に何をするでもなく『異性』を感じさせる才能というか、異性同性関係なく『大人の男』を匂わせる人だよね。露骨に“エロい”感じのキャラはあまり好みじゃないんですが、銀さんは立ってるだけで“色気”を醸し出す。
着崩した着流しがひらひらと揺れるのは彼の掴みどころのない内面を表してるのに、片肌脱いだ右腕や胴回りの太さは頼り甲斐のある頑強が見えて、死んだ魚のようだと揶揄される目は流し目してるように映るし、異性としての魅力を感じずにいられない人だなぁと。そりゃ銀さんの周りにいる女性陣が全員銀さんを異性として意識しちゃうわけだよ。
真選組から見た万事屋(周辺)という構図が好きで、まぁ真選組を何に置き換えても美味しいんですけど、いい感じの距離感にいてくれるから出しやすい。
沖神は意識してないけど、あの2人はトムジェリみたいな関係なので、相手に元気がなかったらちょっと気にしちゃうくらいの情はあると思ってます。それがいつか育つのかどうかは知らぬ。
あとナチュラルに銀さんが社長に戻ってる。
キンキさんの某名曲の「君を抱いて空も飛べる」というフレーズがすごく好きで、そこから広げようとしたらなんか無駄に長くなりました。しかも銀さん出てこない。
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夢をみる。
空を飛ぶ夢を。
その人は、僕と少女を両腕に抱いて飛んでいる。
毛が落ちて血が滲むボロボロの翼を、力強く羽ばたかせて。
重くないはずがない。
だって人、ふたり分。
人生、ふたつ分。
なんでもない顔をして、大事そうに胸に抱いて。
また一つ抜けた銀の羽が、光を反射して輝くのが美しいと。
この人の歩いてきた道が、すべての傷が、愛おしいと。
何もかもを抱き締めて、そう伝えられたらいいのに。
ああ、いつか。
いつか僕も、この人を抱えて空を飛べるだろうか。
◇
宝箱みたい。
そう思っていた。
大事なものを失くさないように、そっと閉じ込める宝箱。
いつからか、そんな綺麗なものじゃないって気付いたの。
守りたいものは、ぜんぶぜんぶここにある。
このなかに、ぜんぶ閉じ込める。
誰も入ってこなければいい。
誰も出ていかなければいい。
あの人を傷つけるすべてから閉じ込める。
あの人がどこにも行かないよう閉じ込める。
それは、幼いわたしの宝箱。
ここは、戦う私の要塞。
家と翼
あたたかい話、大好きでしたありがとごさいますlovely novel...