GW最終日に悲劇 磐越道で事故1人死亡 バス大破、破片散乱
ゴールデンウイーク(GW)の5連休最終日の6日朝に福島県郡山市の磐越自動車道上り線で発生したマイクロバスの交通事故では、部活動の遠征のため移動中だった新潟市の男子高校生が犠牲となった。現場周辺にはサイレンが鳴り響き、路上には窓ガラスや車両の破片が散乱。ひしゃげたガードレールが事故の衝撃を物語っていた。校長は「痛恨の極み」と言葉を絞り出した。現場付近は長時間にわたって通行止めとなり、帰省や旅行の足が乱れた。 校長「痛恨の極み」 事故が起きた上り線にはマイクロバスの窓ガラスの他、シューズ、リュックサックなどが飛び散り、警察や消防職員が慌ただしく救助活動に当たっていた。バス前面は原形をとどめず、衝突したガードレールは大きくひしゃげ、バスに巻き付く格好で変形していた。死亡した男子高校生が投げ出された下り線では、生徒が倒れていたとみられる場所が赤い線で囲われ、警察などが捜査を進める様子も見られた。
現場近くに住む無職渡辺富子さん(73)は「ドーンというものすごい音がした。普段は事故もなく静かな場所なのに…」と声を震わせた。近隣住民の70代男性は、けたたましいサイレンの音が聞こえたため事故に気付いたという。「心臓マッサージをされている男性の姿が見えた。ただ事ではないとすぐ分かった」と不安げに語った。 GWの5連休最終日で、磐越道は通常より交通量が増えていたとみられる。事故の影響で上下線は長時間にわたり通行止めになった。現場近くの磐梯熱海インターチェンジ付近は、通行解除を待つ多くの車列ができた。迂[う]回[かい]路となった県道などは混雑した。 家族で会津若松市を訪れ、東京都の自宅に戻る途中だった会社員田中知彦さん(34)は「(帰省ラッシュによる)渋滞を予想して予定より早く出てきたが、事故ならば仕方ない」と声を落とした。栃木県の50代女性会社員は「事故が相次いでいる。安全運転で帰りたい」と話した。