「半永久的に続くと思います」100年以上前に閉鎖された鉱山 重金属が溶け出した廃水の処理費3000万円を担い続けるのは国と地元自治体 福岡県久山町「中河内鉱山」跡
RKB毎日放送
現在、資源のほとんどを輸入に頼る日本ですが、かつては各地で金、銀、銅などの採掘が盛んに行われていました。 【写真で見る】「負の遺産」続く排水の処理 100年以上前に閉山した久山町の銅鉱山 福岡県久山町にも100年以上前に閉山した鉱山があり、今も有害物質を含んだ廃水が流れていて、町が対策を続けています。 ■明治〜大正時代に銅を採掘していた「中河内鉱山」跡 久山町 町民生活課・小森真奈美課長補佐 「こちらですね」 RKB・堺恭佑記者 「ああ、レンガ造りの」 久山町 町民生活課・小森真奈美課長補佐 「鉱山の跡の方から出てきている水になります」 福岡県久山町の山中に設けられた赤レンガ造りの坑道の入り口。 明治から大正時代にかけて銅を採掘していた「中河内鉱山」の跡です。 ■町の担当者「見た感じは綺麗なお水なんですけれども、鉱物を含んでいるので色が」 RKB・堺恭佑記者 「音が聞こえてきますね」 久山町 町民生活課・小森真奈美課長補佐 「そうですね、水が出ていますので。坑道の方から出ている銅や亜鉛などの鉱物を含んだお水という形になります。見た感じは綺麗なお水なんですけれども、この周りを見ていただいたらわかるように、鉱物を含んでいるので色が」 RKB・堺恭佑記者 「あ、この周り青白いですね。廃水自体を見ると綺麗なんでわからないですね」 坑道を入ったところに設置されたパイプから流れる透明な水。これが銅や亜鉛などの重金属を含んだ「坑廃水」です。 採掘前の鉱山では鉱石は地中深くに閉じ込められていて、空気とほとんど接触していません。 ところが採掘によって坑道ができ、空気と水が大量に地中に入り込むようになります。 雨水や地下水が地中に残った鉱石と反応することで、重金属が溶け出してきます。 この坑廃水の処理を今、久山町が担っています。 ■操業していた企業は現存せず 町は半世紀以上前に廃水処理を引き継ぐ 久山町 町民生活課・井上英貴課長 「この坑道は明治時代から大正にかけて掘られ、もう昭和の時代には閉鎖されていたという歴史は残っている状況ですね。通常であれば当然、事業をされていれば、その方たちが後までずっと継続されるのが通常。1975年ですかね。その当時ぐらいから町で管理しているという状況を聞いております」