連産品の宿命-ナフサを増やせば重油が減る
「-日本向けの原油調達は滞っている。国家備蓄の放出や代替調達が進められているが、足元で製油所の稼働率は7割を下回る」
重油がタイトなのは、2つの要因が重なっています。
➀稼働率低下による生産得率が低い重油の生産減
➁ナフサ中心とした軽質留分拡大による重質留分の圧迫
これによって、A重油が中東情勢悪化前の2月末と比べて5割高という異常な状況となっています。
大手製紙会社ですらが、「5月分までは調達できたが、6月分以降の量は確定していない」という状況。
中東からの安定的な原油並びにナフサの輸入が再開されるまで、このような状態が継続する可能性があります。
一刻も早い政治的決断が待たれるところです。