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うどん店やスーパー銭湯まで? 進化が止まらない名古屋「モーニング文化」の今後は #エキスパートトピ

フードジャーナリスト
写真:イメージマート

 名古屋名物として知られる「モーニング文化」が、いま大きく変化しています。かつては「コーヒー1杯でトーストとゆで卵が付く」サービスとして知られてきましたが、最近では無料サービス競争の激化に加え、体験型カフェや長時間滞在型、さらにはうどん店やスーパー銭湯など、喫茶店以外の業態にまで広がっています。

 なぜ名古屋のモーニング文化はここまで進化を続けているのでしょうか。その理由と今後の展開を考察します。

ココがポイント

平日朝10時までの入館でモーニング無料のスーパー銭湯
出典:FNNプライムオンライン 2026/5/5(火)

食べ放題・飲み放題・読み放題!まんが喫茶でモーニングバイキング
出典:CBCニュース 2026/4/25(土)

住宅街に朝6時から営業する「うどん店」コーヒーがついてくる独特なモーニングうどんも
出典:東海テレビ 2025/7/30(水)

モーニングだけでなく1日中“0円サービス”進化する「名古屋喫茶」
出典:TBS NEWS DIG 2025/6/6(金)

エキスパートの補足・見解

 名古屋のモーニング文化は、昭和30年代、愛知県一宮市の喫茶店が常連客へのサービスとしてコーヒーにゆで卵やピーナッツを添えたことが起源とされ、名古屋一帯に広がった「おもてなしの精神」に支えられた独自の食文化です。ドリンク代のみ、あるいはわずかなプラス料金で充実した朝食が楽しめるこのスタイルは、地域住民の日常に深く根付いてきました。

 しかし食材費や光熱費の高騰、慢性的な人手不足により、従来の「ドリンク代のみで軽食は無料」というモーニングのモデルは採算維持が難しくなりつつあります。また、ドリンク代だけでパン食べ放題や時間無制限サービスを打ち出す店舗も登場し、価格競争だけでは生き残れないという危機感も広がっています。

 さらにうどん店やスーパー銭湯、まんが喫茶など、喫茶店以外の業態にもモーニングが広がっています。また朝だけではなく、昼や夜にもコーヒー代だけで軽食を出す喫茶店も登場しており、名古屋ではモーニングという言葉は「お得なサービス全般」を指す意味へと広がっていると考えられます。

 ナショナルチェーンが台頭し、地方の個性が失われつつある時代に、名古屋のモーニング文化はこの先もより進化し続けていくことでしょう。

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ありがとうございます。
フードジャーナリスト

フードジャーナリスト/ラーメン評論家/かき氷評論家 著書『トーキョーノスタルジックラーメン』『ラーメンマップ千葉』他/雑誌『週刊文春』『SENSE』他/テレビ『郷愁の街角ラーメン』(BS-TBS)『ABEMA Prime』(ABEMA TV)他/YouTube『トーキョーラーメン会議』他/音声メディア『美味しいラジオ』(Voicy)/オンラインサロン『山路力也の飲食店戦略ゼミ』(DMM.com)/ウェブ『文春オンライン』『千葉拉麺通信』『福岡ラーメン通信』他/飲食店プロデュース・コンサルティング/「作り手の顔が見える料理」を愛し「その料理が美味しい理由」を考えながら様々な媒体で活動中。

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