2020年5月 7日 (木)

HOKUETSU Spirits 2020 〜負けてたまるか〜

 インターハイ、県総体の中止が発表されました。この状況では仕方がない、と頭では理解できます。これだけ県をまたぐ移動の自粛が叫ばれる中、全国から選手やスタッフ、保護者などが集まって大会を開催することなど、現実的ではありません。

 緊急事態宣言が5月末まで延長となりました。5月の最終週から始まる県総体の開催も儚く散りました。これも仕方がありません。何よりスポーツとは健全な心身の育成のためにあるものであり、その目的から外れるような、生徒たちを危険にさらしてしまうような大会を開催できようはずもありません。

 わかるのです。理解はできるのです。しかし、心が、感情が、「悔しさ」「虚しさ」を支配してしまいます。なぜこんなことが…。高校生に限らず、学生アスリートたちにとって夏とは特別です。全小、全中、インターハイ、インカレ…この夏を目指して努力を重ねてきた全てのアスリートたちにとってこのコロナ禍は、あまりにも強大で残酷でした。

 そんなとき、ある卒業生から私の元にメッセージが届きました。今年の春卒業した大原と松尾です。紹介させていただきます。

 

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お久しぶりです。いかがお過ごしですか。

自分は高校卒業後、コロナの影響で入試以来学校に1度も行っていませんがオンラインで授業が始まるところです。

新型コロナウイルスの影響で、インターハイが中止になった事を自分はニュースで知り
その後、陽太からもインハイが中止になったと連絡がありました。

特に、三年生は本当に悔しいと思います。
現役最後の年、自分達の代でインターハイに出場して戦うというのは選手として1つの大きな目標だと思います。
出場したことがある人も、そうでない人も
インハイの為に頑張っていたのにそれが、こうした形で無くなって自分もすごく悔しいです。

こちらは、入学式も無くなり、部活の方も夏までは、出来なくなってしまいました。そして授業の方はオンライン形式で始まります。
このような状況で、部屋にいる事が多くなり、体が鈍らないようにランニングや筋トレをしています。

今は、全国どこもコロナの影響で今まで通りの生活を送れていません。
だから三年生もここで挫けないで北越魂を燃やし続けて一緒に頑張ろう!

先生方、そして北越のみんな体調には十分気を付けてください。また北越のみんなに会えるのを楽しみにしてます。(大原 琉誠)

 

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こんばんは。夜遅くにすみません。お久しぶりです。

先月の初めには、部活に参加させていただきありがとうございました。お元気でいらっしゃいますか?

私は、ゴールデンウィーク中に掃除をしたり神主になることに向けてお祭りで御奉仕をさせていただいたりして少し前ののんびりしていた時間より充実していたと感じています。

さて、全国や世界で新型コロナウィルスが猛威を振るう中、ついにインターハイや県総体等の大会が無くなってしまったという情報を聞いて、私自身とても残念に思いました。「県総体の結果はどうなるか」や「インターハイどこまでいけるかな」等と楽しみにしていました。しかし、今までそれらの大会に向けて努力されてきた選手や先生方、保護者の方々はそれ以上に辛く悔しい思いをしていることと思います。

寺尾先生も、3年生に2年間高校生活の全てを捧げてきたテニスで力を発揮し、チャレンジすることの出来る場が与えられるようにご尽力されていることと思います。

私も微力ながら後輩達が諦めず、少しでも立ち直り不安を無くし、また全力で挑んでいけるようメッセージを別で送りたいと考えています。

緊急事態宣言の延長も発表され、私も関東の方にいけず大変ですが北越高校で寺尾先生のもとで学んだことを活かして乗り越えていきたいと思います。高校の部活動で得たことは分厚く、これからとても役に立っていくのだと強く感じています。

私は、やはりテニスが好きですし後輩達にも最後の大会で思いっきりプレーして色んなことを学んでほしいので、最後の大会が開催されることを願ってやみません。
ご健闘をお祈りいたします。

また、北越テニス部の練習に顔を出したりOB会で楽しくテニスをしたり出来る日を楽しみにしています!(松尾 剛瑠)

 チーム北越のみんな、頑張ってきますね!私たちはインターハイで日本一という『目標』はもっています。残念ながらそれが今年叶うことはありません。しかし私たちの『目的』とは違うところにあります。チームの根幹にあるのはテニスという競技を通じて、「心」が成長すること、「何ができるか」「何をすべきか」を考え、実行すること、そして何より社会のリーダーになるべく、自律した行動をとれるようになることです。彼らのメッセージからはそれらを感じることができます。

 こんなことでは絶対に負けない。負けてたまるか。今こそ私たちの真価が問われるときだ。

2020年4月 6日 (月)

HOKUETSU Spirits 2020 ~春を迎えて~

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4月6日。北越高校は新学期を迎えました。

新型コロナウイルス感染防止のため、3月より休校となっていた本校ですが、本日より再スタートを切ることとなりました。ただし、このウイルスの脅威はまだまだ終息が見えず不安な日々は続きます。私たちも子どもたちも、自覚をもち国民の一人であるということに責任感をもって、この戦いに耐えなければなりません。

 

さて、休校となっていた間、当然部活動は自粛していました。それぞれが感染予防に努めながら「心」「体」「知」を鍛えてきました。今回はその中の活動について一部、ご紹介させていただきます。

チーム北越には月に1冊、読書をするという課題があります。その内容の要約や感想などをノートにまとめて提出することになっています。この休校でじっくり読書する時間がとれましたので、その取り組みについて少しですが紹介させていただきます。

 

「野球ノートに書いた甲子園」を読んで

 この本は、競技は違うけれど、いままで書いている部活ノートの「存在」を考えさせられるような本だった。書き方に正解はないと思うし、量がすべてでもないし、見返したときに自分にとってプラスであればいいと感じた。練習したことを1人でノートを書くときに思い返して、その瞬間に戻れるというメリットはすごく大きいと感じたし、それが次の日、その次の日へとつながっていくから自分自身の向上、それが技術だけじゃなくて内面的なものも変われると思った。

 今までの書き方が悪いとは思わないけど、もっとノートに感情だったり意思を書いていいと思う。やっぱり自分の中でもいいメンタル状況でいられるのがいつもではないし、大会でいいメンタル状況でいられることなんてほとんどないと思う。そう考えると今までのノートは自分の考え、やったことについてが客観的に書かれすぎていて平坦な気がした。最後に自分がやってきたことの証にするために、読み返して緊張を和らげるためにも、もっと毎日の気持ちの中でどう取り組んだのかが必要だと思わされた。

 今、自分に足りていないのは自分の意思だと思う。やりたいことばかり優先してもいけない。でもまわりばかり優先して自分を後回しにしてもいけないと思う。自分がどうありたいのか、どう終わりたいのかがまだ薄いと思わされた。(山崎 隼人)

 

「スポーツに学ぶボトムアップ理論」を読んで

 この本を読み終わってまず感じたことは、自分が目指しているもの、理想とするもの、それを実現するために行動したこと、チームに発信したことがぴったり重なるような内容が多くて、すごくびっくりしたし、自分がやってきたことに自信もついた。自分の理想とこの本を書いた人の求めていたものが重なっていたのもあるし、この本を読んでみて、寺尾先生が、この本から吸収してボトムアップというスタイルを追求しているのを感じて、その寺尾先生の教えに自分は影響を受けたからこそ、この本を読んで共感をもつことができている部分も確実にあると思う。この本は監督向けの本だと思うけど、自分の今の立場からして、自分が今一番求めていた視点だったと思う。特に自分がこの本を読んで改めて大事だと思ったことは自主自立の育成、つまり人間力の育成。自分がこのチームを発足させる上で理想としたチーム像は「自主自律」というスタイルで、寺尾先生の一人一人に役割、リーダーを与える提案だったり、コミュニケーションの改善、チームに対する意識を変える働きを発信してきて、少しずつやってきたものが「自主自律」につながってきていると思う。だけど、まだ足りないと感じるのが正直なところではあって、もっとそのためにいろいろ考えて実践していきたいと思う。(八木澤 爽空)

 

「THE TEAM」を読んで

 この本を読んで自分の心に響いたことは「目標を確実に達成するのが良いチーム」なのではなく「目標を適切に設定するのが良いチーム」だということだ。どうすれば目標を達成できるのか、ではなく「どのような目標を設定するのか?」がとても大切になってくるという文だ。逆に達成しやすい目標ではなく、自分の限界を超えないと達成できないような目標をいかに立てられるかが大切になってくると思う。

 そこで大切なのは意義目標・成果目標・行動目標だ。今の意義目標は「打ち破る」。去年の壁を越えるという目標だが、今はこれといった成果目標はない。成果目標は「打ち破る」に一歩近づくためは、という具体的な目標を決めることだ。だから部活が始まったら月の目標を立てようと思う。4月なら4月、5月なら5月の目標を立てるようにする。そうすると目標に向かってみんなのモチベーションを上がるし、チーム力も上がるからだ。もう一つはリーダーの決断で決定するタイミングだ。なんでもみんなで話し合って決めるのはいいことだと思うが、そうすると時間がかかるというリスクがある。だからリーダーは時間と判断を最小限にするために、このタイミングをしっかり考えなければいけない。自分は決めごとがあるときに、「みんなどう思いますか?」と聞いてしまうことが多かった。でもそれで時間がかかるしメンバーへの信頼もなくなってくるので、そこのタイミング、メリハリをしっかり出来るようにしたい。(渡辺 龍摩)

 

「だから僕は練習する」を読んで

 この本を読んで感じたことは、プロで戦っている人、上のレベルで成績を出している人に大事なのは安定感だということだ。結果が求められるのがスポーツの世界だと思う。波があるような選手じゃ通用しない。センスでやっているプレーは安定感に欠けると書いてあった。

 安定感に欠けるなら、そのセンスではなくて、ちゃんとした技術として自分のものにする。

 著者が最初のほうに書いていたけど、ズバ抜けているようなものがなく平凡な選手と言っていた。自分も体格がいいわけじゃないし、力があるわけでもないし、何もないからこそ他の人がやらなそうなことを見つけて今まで工夫してやってきた。それが結果として出ることも出ないこともあった。

 それを結果として出せるように極めて自分のものにすることができれば、自信にもなると思うから、これからは今までよりも意味のある練習をして、自分のプレーを見つけて練習していく。(加藤 洸太郎)

 

「弱さをさらけだす勇気」を読んで

 自分は今まで強くなることしか考えられていなかった。でもこの本を読んで「弱さ」と向き合うというのを知れた。自分はいつも他の人を気にしていて他の人が良いプレーをすれば、それを観るたびに自信を失っていた。「上手くなったね」と言われるのが信じられない。その部分では自分は「弱さ」を知れていたのかもしれない。自分は「弱さ」を今まで認められていなかった。ずっと嫌なことから逃げてきた。だからいつも中途半端で終わってしまう。もっとそこに向き合えば違う自分が出てくると思う。「弱い」のにわかっているのに、やらないというのは、ただの逃げと一緒。そこから抜け出したい。強くなるためには弱さを潰すしかない。だからそれを逆にチャンスにする。この本を読んで思考が少し変わった。捉え方が変わった。他の人とはもう比べない。自分の弱さと向き合う。向き合えばその先に何かが待っていて答えがあるかもしれない。これからは、それを探しに行きたい。「弱さ」と向き合ってチャンスを必ず掴む。(久保田 貢巧)

 

 

 コロナウイルスの影響は、どこまで拡大するのかわかりません。今年の3年生にとっては非常に苦しい現実が待ち受けているかもしれません。しかし、私たちはソフトテニスから多くのことを学びました。ソフトテニスを通じて多くの人と出会いました。これらは決して無かったことにはなりません。私たちの大切な財産となってこれからも私たちを助けてくれるでしょう。

 世界中を巻き込む重大な出来事ですが、春の日差しを浴びていつものように美しく咲く桜のように、いつの日か「いつものように」を取り戻すことができると信じましょう。

2020年1月16日 (木)

HOKUETSU Spirits 2020 ~負けない選手とは~

届かず・・・決定戦で敗れ全国選抜を逃す

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【北信越高校選抜ソフトテニス大会】1月10,11日 こまつドーム(石川県小松市)

1位 能登高校

2位 金津高校

3位 高岡商業高校

 

 全国選抜への出場を懸けた戦いが石川県小松市で行われました。各県1位が集まるAリーグから2校が決定、各県2位が集まるBリーグとAリーグの3位の学校が第3代表決定戦を行う北信越選抜大会。チーム北越は残念ながら全国への切符をとることができませんでした。

 リーグの初戦は富山工業高校。例年攻撃力が高いチームで、一昨年はBリーグで対戦し敗退していました。今年もその攻撃力は健在でしたが、なんとか凌いで2-1で勝利することができました。

 2戦目の相手は金津高校。ここ数年非常に力をつけており、毎年のように全国大会への出場を決めています。ここでは各校のエースが1勝ずつし、3番勝負にもつれます。しかし北越の3番手、髙松・久保田は相手というよりも自分と戦っているようでした。凡ミスで崩れてあっという間に0-3となりました。チェンジサイズで落ち着かせて送り出しましたが、1G返すのがやっとでした。

 3戦目の相手は上田千曲高校。今までの相手と違い守備的なチームで、長いラリーが多くなりました。どうしても北越はミスを減らせません。自滅のような試合をしてしまいました。髙松・久保田が何とか勝利しましたが1-2でまたしても敗戦となってしまいました。

 リーグ最後の相手は能登高校。今年度のインターハイで第1シードの高田商業高校と接戦を演じたチームで、そのときのメンバーが全員残っていました。北越は積極的に仕掛けていきましたが、力の差を見せつけられて敗退。リーグ内で1勝3敗となってしまいました。

 しかしリーグ戦とは面白いものです。能登高校が全勝、金津高校が3勝1敗、北越と富山工業、上田千曲が1勝3敗で並ぶことになりました。得失G差で北越が3位に滑り込み、第3代表決定戦に駒を進めることになりました。

 決定戦の相手は高岡商業高校。北信越を長年牽引してきたチームで、今年は県予選でまさかの準優勝となりましたが、Bリーグでは順当に全勝して決定戦に進んできました。

 ここでは髙松・久保田が相手のエースに敗戦、八木澤・加藤が勝利し、3番勝負となりました。北越は松井・新部が出場。相手のカットサービスをなんとか崩して第1Gを奪取します。2G目、3G目も序盤でリードしましたが取り切れずにG1-3のP1-3。あっという間に相手のマッチポイントになってしまいます。しかし、ここでなんとか踏ん張りデュースに持ち込むと、粘り強く戦い第5Gを取ってチェンジサイズ。戦術を与えて第6Gに臨みました。

 しかし、相手が一枚も二枚も上手でした。プレッシャーから松井のミス、新部は攻撃ができなくなりあっけなく敗戦。第3代表の座を勝ち取ることはできませんでした。

 1年前、北越はこのリーグ戦で全敗でした。そこから立て直してインターハイまでを過ごしました。そして3年生が引退して新体制で臨んだ初の県外大会。ラッキーもあり決定戦まではいくことができましたが、まだまだ他校との力の差を感じる内容でした。

 積極的に仕掛ける場面は多くありました。全く戦えなかった昨年とは違いました。しかし、最後の最後で勝利を手放してしまう選手が北越には多くいます。長いラリーの中で得点した直後に凡ミスで失点したり、攻めるべきでないときに強引に攻めて止められたり。まだまだこのレベルでの対話の力がなかったことが明確になりました。

 全国への出場権を得た3校の戦いは本当に勉強になりました。タイプの異なる3チームで取り入れられる戦術は多くあるように思います。

 また、次の日に行われた個人戦ではとくに1年生の出来が悪すぎました。動きが鈍くミスを多発していました。これは明らかな体力不足です。技術や戦術だけでなく、体力面でもこのステージで戦うに相応しい選手には成長できていませんでした。

 ここから3月末までは、じっくり根を張る期間だと考えています。全国を戦うに相応しいチーム、選手に育てていけるよう全力で取り組んでいきたいと思います。『心・技・体・知』すべての向上を目指して一歩一歩進んでいきたいと思います。

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 現地まで応援に来てくださった皆様、遠方まで本当にありがとうございました。また、遠征などにも応援に来てくださった多くの皆様、いつもありがとうございます。皆様の応援、本当に力になります。春の全国へはあと一歩届きませんでしたが、ここまで戦えたのは皆様の力があってこそだと思っています。夏の全国へ向けて、これからもどうぞ、応援よろしくお願いいたします。

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2020年1月 3日 (金)

HOKUETSU Spirits 2020 ~連覇~

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【全日本高校選抜ソフトテニス大会】12月23日 五泉市総合会館

 1位 北越高校

 2位 巻高校

 3位 新潟産業大学附属高校

 4位 柏崎常盤高校

 

【新潟県インドア選抜ソフトテニス大会】12月21日 五泉市総合会館

 1位 山田・大平組(中越高校)

 2位 八木澤・加藤組

 3位 森田・海南組(産附)、松井・新部組

 

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 夏のインターハイから、このチームはこの大会での優勝を目指して取り組んできました。全国選抜を狙うチームとして、県大会を優勝することは絶対条件だとチームの誰もが思い、この日まで一歩一歩、歩んできました。

 21日の個人戦、新人戦から勢いのある1年生たちが躍動します。まずは渡邊・高田組。新人戦で準優勝した長岡商業の中村・川谷組を積極的なテニスで退けベスト8。また、高松・久保田組も巻高校の新保・長井組に対して終始主導権を握り続けて勝利し、このペアもベスト8。2ペアともに1年生後衛が自分のよさを十分に発揮し、それに応えるように2年生前衛がポイントを重ねました。そして1年生ペアである松井・新部組は柏崎常盤の丸山・柿村組に対して相手のマッチポイントを何度も凌いでファイナルで勝利し、次の産大附属の橋爪・丸山組にも苦しみながらも勝利してベスト4。1年生4人が揃って北信越大会への出場権を獲得しました。また、エースペアである八木澤・加藤組も決勝戦こそ一歩及びませんでしたが丁寧なテニスで決勝戦に進出して2位となり、ベスト8に4ペアが入賞するという結果となりました。

 22日は校内合宿。次の日の団体戦に向けてチームが一つになり、気迫のこもった練習となりました。3年生や卒業生などが大勢駆け付けて練習のサポートをしてくれ、トレーナーの中村氏にも夜遅くまで選手の身体調整を行ってもらい、自信をもって団体戦当日を迎えることができました。

 23日。ベスト4に入るための初戦は新発田中央高校。1次予選で個人戦優勝の中越高校を破ってベスト8に進出してきたチームです。

どういう戦いをしてくるのか。

我々はどのように対応すればいいのか。

 1番に出た松井・新部組が相手を圧倒する中、2面展開の2番、八木澤・加藤組が0-4で負ける波乱。3番勝負にもつれ込んでしまいます。

 3番勝負、北越は高松・久保田組が出場しました。1G目はプレッシャーのかかる久保田がことごとくミスを連発して落とします。2G目もミスが先行する嫌な流れでしたが、相手のレシーブを久保田が止めたところから勢いに乗り、4-1で勝利。初戦から緊張感ある戦いとなりましたが、この試合を乗り切ったことで選手たちにスイッチが入ったように感じます。

 リーグの初戦は柏崎常盤。第4シードの新潟工業を破って決勝リーグに進出してきました。この試合は八木澤・加藤組が相手のエースペアに勝利するとそのままの流れで3-0勝ち。次の巻高校戦も八木澤・加藤組がエースペアに勝利して3-0。最終戦は松井・新部組が相手のエースペアに負けましたが、他の2ペアが締めて2-1勝ち。苦しい場面はいくつもありましたが全勝で優勝、昨年に続く連覇を達成しました。

 

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 今大会を通じて、オーダーは八木澤と加藤の2人に決めさせました。チームで考え、決定し、私の最終判断を仰ぐ、という形をとってみました。選手たちの対話の力、団結力を信じてみました。

 柏崎常盤との対戦前、八木澤と加藤が私のところへやってきて「相手のエースとやってもいいか」と言ってきました。団体戦としてはエースとの対戦をかわし、確実に1勝をすることがセオリーの1つと言えます。そういう意味ではセオリーから外れたオーダーでしたが、彼らは「向かっていく」姿勢を崩したくなかったのでしょう。私もそれを承諾してオーダーを考えました。それがしっかりと的中し、結果を出せたことに選手の成長を感じます。

 また、この団体戦ではチェンジサイズのときに私からはひとつも指示を出しませんでした。戦っている選手たちがいかに「対話」し、瞬間瞬間で答えを見つけられるかを試してみました。残念ながら出場のなかった高田、渡邊は積極的に選手と対話し、アドバイスを送っていましたし、ペア内のコミュニケーションも活発で、ひとつの目標に全員で向かっているという実感を持てる戦いでした。

 そして3年生、保護者の皆様の応援も大きな力となりました。どんな場面でも選手たちは前を向き、相手と戦いました。本当に感謝しています。ありがとうございます。

 

 北信越まで、あとわずかの時間しかありません。3年ぶりの全国選抜出場を目指して、全力で戦っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いいたします。

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2019年10月29日 (火)

HOKUETSU Spirits 2019 ~ 幕開け ~

 インターハイ、北信越国体が終わり、新しいシーズンが幕を開けました。新チームは引き続き八木澤爽空をキャプテンとして来夏の京都インターハイに向けて歩みを始めました。今夏の宮崎インターハイを経験した八木澤、加藤、佐藤の3人は全国との差を明確に感じ、緊張感をもってテニスと向き合っています。この経験値は何物にも替え難いもので、実際に行動にも変化が表れています。

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 チームが変わると、必ず訪れるのが各選手たちの意識のギャップからくる軋轢です。この秋もやはり起こりました。インターハイを経験した3人に必死でついていこうとする選手と、距離を取ってしまう選手。さらに上級生がいなくなったことによる2年生の緩みと怠慢。秋季地区大会から県新人選抜大会までの約1か月は、強固なチームに固めるために一度ドロドロに溶かすような期間でした。

 

【秋季地区大会ダブルス】

2位 山崎・高田ペア

3位 八木澤・加藤ペア、佐藤・新部ペア

【同シングルス】

1位 松井 誠

2位 加藤 洸太郎

3位 八木澤 爽空

 

【県新人選抜大会ダブルス】

1位 八木澤・加藤ペア

3位 高松・松井ペア

【同シングルス】

入賞者なし

 

 インターハイが終わってからすぐに八木澤、加藤、佐藤、新部の4名は国体チームに帯同していたため、北信越国体が終わってからようやく新チームは始動しました。国体に帯同していた4名は高い意識をもって取り組んでいましたが、その意識の高さ故に「負けてはいけない」「勝って当たり前」という重圧との戦いだったように感じます。とくに八木澤、佐藤は来夏の戦いのためにフォームの改良と新しい戦術に取り組んでおり、地区大会でのパフォーマンスは非常に低いものとなりました。

 シード選手が崩れる中、粘って凌いで決勝までたどり着いたのは山崎・高田ペアでした。ファイナルゲームにもつれ込んだマッチがいくつもあり、自滅しかけた場面も多々ありましたが、2人でチャレンジをし続けました。決勝戦は巻高校の新保・長井ペアに力の差を感じましたが、最後まで攻める姿勢を失わなかったのは成長を感じました。次の日に行われたシングルスでは1年生の松井が圧倒的な攻撃力で他を圧倒し優勝。準決勝で八木澤、決勝で加藤を相手にしましたが、1年生らしい思い切りのよさでプレッシャーと戦う2年生を寄せ付けない戦いでした。

 

 話は変わって今、世間は空前のラグビーW杯フィーバー。100㎏を超える巨体がぶつかり合う、格闘技さながらのスポーツで、一歩間違えば大きなケガにつながる競技です。しかし、ラグビーのもつ精神と、厳格なルールに選手たちは護られています。その精神、ルールから逸脱した選手がいたとしたら、きっとこの競技は成立しないでしょう。

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 ラグビーに限らず、私たちが生きる社会にはルールやモラルが存在します。それらを互いに守るからこそ、我々はその社会で正しく共存していけるのです。チーム北越にも、いくつか選手たちが守らなければならないルールがあります。それらの多くは家庭生活、学校生活を正しく送るためのルールで、テニスコート外での生活を大切するために設けられています。アスリートがその競技のルールの範囲内で競い合うからこそ観ている人を魅了します。であれば、私たちが生きる社会でもルールを守るからこそ、その社会に心地よさを感じ、互いに生きやすい社会になるのだと思います。

 今、そのルールとモラルと真剣に向き合っている選手がいます。2年生の山崎隼人です。彼は今、このチームのデイリーライフリーダーとして、部員たちを「人として」「高校生として」成長させるために働いています。もちろん彼自身もまだまだ未熟ではありますが、それを理解し、他者の心情を読み取り、チームの精神を成熟させるために力を注いでいます。課題は多くありますが、一歩ずつ焦らずに、そして着実に育ってほしいと願っています。 

 

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 10月26、27日は県新人選抜大会。北越高校は先輩たちが築き上げてきた歴史があります。この歴史は他校の選手からすれば、「強いチームに向かっていく」モチベーションとなり、北越の選手からすれば「負けるわけにいかない」重圧となります。そして、特に主力となる2年生はその重圧との戦いとなります。 

 この重圧に押しつぶされてしまったのは佐藤と山崎でした。2人はそれぞれ、相手ではなく自分自身と、そして北越という名前と戦ってしまったように感じます。苦しい場面で強引なプレーで失点を重ね、北越の目指すテニスとは程遠いプレーを続けてしまいました。このプレッシャーに打ち勝てる強い精神力を養わなければ、来夏の京都へは辿り着けないでしょう。この悔しさをバネにできるか、本当の成長への起爆剤とできるか。真価が問われるときでしょう。

 

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 対して成長をみせたのは八木澤・加藤ペアでした。ガンガン向かってくる相手の攻撃を冷静に対処し、勝負所で精度の高い攻撃をし続けました。八木澤は昨シーズン、ことごとく県の決勝で負けてきました。勝負所で力が入りすぎてミスを重ね、そのミスから弱気になり、相手に押し切られるという場面を何度も経験しました。「負けグセ」がついてしまいそうな状態でした。しかし彼は、その弱さから目を背けず向き合いました。弱い自分を認め、そんな自分でも勝ち切れるだけの準備をしてきました。今大会でもベストとは程遠い状態でしたが、それでも準決勝、決勝は相手を圧倒しました。加藤も1日を通して落ち着いたプレーを続けました。相手をしっかり観察し、コースを絞り得点を重ねました。決勝のラストポイントも、きっちり相手の攻撃をシャットアウトしてゲームセット。今シーズン最初の県大会でのタイトル奪取に成功しました。

 

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 今日は県新人ダブルスだった。結果は優勝。やっとタイトルをとることができた。今日を振り返ってみると思うのは、とにかく落ち着いていたこと。

 かなり危ない試合もあったし、きつい場面もあったけど、とにかく冷静に考えてプレーできていたなと感じる。

 その要因は、しっかり準備ができていたことだと思う。自分の最低ラインを想定して、イメージしていたから、それより下回ることがなく、焦ることがなかったので、イメージ通りプレーすることができた。

 もうひとつは、相手に興味をもってプレーをすることを意識してやってきた成果が少し出たから。自分は今日、調子も特別よかったわけじゃないし、ミスも全然あったけど、自分の中にこもるもなく、不安になることもなく、常に相手に対して、どうするかを考えられていたし、感じ取ろうとしていたと思う。

 視野を広げることも少し成果がでたと感じる。攻めのロブがうまく使えていたのもそうだけど、普段打たないようなスペースも見えて、自分では打とうとしないコースにも、思い切ってもっていくことができた。あと無理があまりなかったように感じる。

 あと、攻めと守りのメリハリも最近意識しているけど、今日終わってみて、攻めが少なかったかなと感じる。その分余裕があるところでは攻められていたから攻撃で点を落とすことはほとんどなかったし、ディフェンスをしっかり守り切って簡単に流れを渡さないプレーはできていたと思う。攻められて失点しても我慢して徹底してやり切れたからよかったと思うし、それが勝ちにつながったからよかった。

 ただ、まだ相手を観察する力も弱くて自分たちの中で迷いがあるままプレーをしてしまうことも多かったから、もっとこだわっていきたいし、視野の広さもこだわってやっていきたい。

 秋地区で負けてからいろんな人に話を聞いて、先輩にも相談して、新しい視点の中で、自分たちのなかで答えを出して取り込んできて、結果を出せてよかったし、本当に感謝したい。

 これからまた自分としっかり向き合って、また先のビジョンに向けて取り組んでいきたい。(八木澤爽空のノートより)

 

 

 今日は県新人だった。結果は1位だった。

 今、素直に嬉しい気持ちがある。

 先生が言っていたように、今日は爽空も自分も調子がいいわけではなかった。でも自分は逆にそのおかげで、あまりいろんなことをしすぎないようにしたのがよかった。

 でもあれだけ「我慢」というのをキーワードに置いて挑んだのに、まだできないのが何本もあって、意味のないプレーもいくつもあった。

 その試合でも多かったミスは、セカンドサーブで前に出たときにセンターを打たせて取りに行くプレーで、来るのがわかっている状況なのにコートにおさめられないシーンがいくつもあって、すごくもったいないことをした。セカンドで前に出るなら最低限ミスだけはしないようなプレーにしていかなければいけない。あとは左ストレートボレーでネットに詰められていない。縦面でおさえられるボールをわざわざ難しく取りに行ってミスをしてしまった。そういうところでもったいないミスを無くしていかないと勝ちきれない試合がやってくる。

 新潟工業との試合では3-0から甘さが出た。色々なことをやった結果3-3までいった。甘さが目立った。でも、最後まで爽空が攻めて、守りもやり切ってくれたからよかった。

 決勝ではもらったアドバイスの通りにしたら、何もかもが上手くいった。あんなにコースをおさえられたのは初めてかもしれない。あの感覚を忘れないで、もっとうまくなりたい。

 北越としての目標のベスト4独占は達成できなかった。ペアとの間でコミュニケーションをとれていないペアもあったみたいだから、そういうところから徹底してやっていかないといけない。3年生のすごさを改めて知った。

 次は県インドア。ここにまずピークをもっていくことが大事。絶対に勝たなければいけない。個人は置いておいて団体戦。このチームで初となる団体戦。勝つのは簡単じゃないのは去年で思い知った。それまでに今日の出た課題に1人1人が本気で向き合っていけないとチームとして強くなれない。去年のチームですら中越に1試合目で負けた。もっとチーム力を強くしていかないと。

 勝つために何をするのか、そのときの自分のベストを尽くす。全国選抜に行く!(加藤洸太郎のノートより)

 

 

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 今日は県新人だった。結果は8決めで中越に負けてベスト16という結果になった。今日の試合では自分の今すべきテニスを理解していなくて、自分のやりたいテニスをして、キャパから外れて自滅をするという内容ばかりだった。爽空が試合前に何度も言っていたが、自分の最低限やるべきテニスを考えて、調子が悪いときにも勝ちにつながるテニスというのができていなくて、ボールが入らないのに無理に攻めないと、とかここに打ちたいなど自分勝手なことばかりしていた。ボールが入らないときでも最低限ボールをおさめてラリーがないと試合にならないのに自分の弱い部分がでた。先生が言っていたが、北越は今まで先輩たちが結果を出した分、他校からは思い切ってプレーされるから、相手は良い形でプレーできるし、自分たちは受けないといけなくなる。しかし、その中でも勝たなければいけない。いくら相手が100%の力で戦ってきて自分たちが最悪な状態でも勝たなければいけない。そのために今自分は苦しくなると自分勝手になる弱い自分を超えていかないといけない。これから県インドア、北信越インドアは今の自分では絶対に勝てない。

 今の現状、「県内一弱い後衛」打ち破る。(佐藤陽太のノートより)

 

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 27日に行われたシングルスでは、まったくいいところなくすべての選手が敗退しました。雨が降り続く中、思うようなプレーができないのは仕方がないとして、そのような場面で正しい戦術を引き出せない。ダブルスではパートナーとのコミュニケーションで精神の安定は測れるのでしょうが、シングルスとなるとまだまだ脆い。優勝した巻高校の新保君、準優勝の産大附属森田君、この2人の決勝戦は見事でした。サーブ、レシーブで主導権をとったほうが徹底した攻撃をみせ、それを他方が守っていく。長いラリーの中で少しずつスペースを広げてウィナーをとる。終盤に新保君は脚が痙攣を起こし、このまま負けてしまうのではないかと思いましたが、強い精神力で最後までボールを拾い続けました。本当に素晴らしい決勝を観させてもらいました。技術はもちろんですが、2人の放つ気迫は見事でした。あの戦い、今の北越ではできません。非常に勉強になる大会でした。

 

 この大会は開会式前から雨が降り続きました。中断する場面も多々みられましたが、運営された先生や補助員の生徒の皆さんの迅速な判断と行動で、大会は無事に行われました。みなさんに感謝いたします。本当にお疲れさまでした。

 

 

 

 昨シーズン、県新人と県インドア個人戦はベスト4を独占しました。県内では圧倒的に戦力があったはずでした。しかし県インドア団体では決勝リーグ初戦で中越高校に1-2負け。2戦目も長岡商業に1試合落としました。本当に薄氷の勝利でした。しかも北信越ではリーグ全敗。全国へはまったく届きませんでした。

今年は昨年ほどの戦力はありません。精神的にも幼く、脆い選手が多いです。

 県インドア団体まであと2か月弱。これからの彼らの成長にかかっています。

2019年10月19日 (土)

HOKUETSU Spirits 2019 ~ 夢 ~

 チーム北越の3年生に穂苅匠という選手がいます。白根第一中学校出身、前衛。

 彼が中学3年生のときの地区大会を観戦したとき、当時の顧問の先生に声をかけられたことがきっかけでした。中学からソフトテニスを始め、実績はまったくなし。顧問の先生が赴任されたのが2年生のときだったので、1年ほどしかまともにテニスを教わってはいない選手でした。ただし並外れた運動能力を持っており、「もしかしたら」という期待の持てる選手ではありました。

 入部当初は圧倒的なレベルの差を感じたと思います。ついていけないと感じたことも1度や2度ではないと思います。私は普段の練習をみていて、「きっとうまくなる」という予感はしていましたが、それは本人の自覚、努力があってこそです。

 幸いこの学年は非常に仲が良く、技術の有無に関わらずコミュニケーションが活発でした。こういった環境であったことも穂苅が最後までやり切れた要因だったと思います。

 2年生の春の県総体。穂苅は1学年上の小林風雅という選手の組んでのエントリーでした。残念ながら新発田中央高校のエースペアにファイナルで敗退(彼らはインターハイ出場を決めました)し、穂苅は小林を引退させました。

 県総体の最終日。最後のミーティングの後、2人はずっと話をしていました。ときに笑いながら、ときに涙しながら。その様子はあたかも小林が穂苅に襷を繋いだようにみえました。

 

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 秋からはダブルフォワードに挑戦しましたが、なかなか結果は伴いません。地区大会はベスト8、新人戦は初戦敗退。どこにゴールがあるのかわからないマラソンを駆けるようにもがいていました。

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 光が差してきたのは4月。恒例の奈良明日香遠征でのことです。後輩の佐藤陽太とのペアリングで全国の選手と多くの試合を行いました。この様子をみて「なんとかなるかも」という確信めいた感情を抱きました。迎えたHJS予選。順調に勝ち上がりベスト8進出。準々決勝は同校対決となり松尾・新部ペアに敗退しましたが、ついに公式戦で結果を残しました。

 

 しかし、そううまくはいかないものです。5月の連休のあとに行われた地区大会では第5シードだったにも関わらずまさかの3回戦敗退。県総体出場権への敗者復活にも負け、自力での県総体出場を逃してしまいました。幸い他のペアが自力で県総体出場を決めてくれたおかげで、各校に2枠ずつ与えられる「学校枠」で県総体出場となりました。

 このままでは県総体に出場しても、意味がないだろうと思いました。チーム北越にとって県総体は「出場することに意味がある」大会ではけっしてありません。3年間の集大成にする気もありません。そのことを彼に伝えました。

 時間は限られていました。毎日毎日、遅くまで残って自主練習を行いました。何度も何度も話をしました。そして県総体前夜、「これで勝てなかったら仕方ない」と思える状態にまでもっていくことができました。

 迎えた県総体は地区大会の汚名返上とばかり、アグレッシブに戦い続けました。学校枠での出場であり、厳しい組合せでした。苦しい場面もたくさんありました。しかし、彼らの心は最後まで折れませんでした。またしても準々決勝で同校対決に敗れましたが、2日目のインターハイ出場決定戦を2勝1敗で6位入賞。夢の舞台をつかみ取りました。

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 インターハイ出場を決めて臨んだ北信越大会。佐藤・穂苅ペアはシードをもらっていましたがまったくいいところなく初戦で敗退。今までに例のない強風の中での試合ではありましたが、条件はみな同じ。なのに負けたことに対して、戦えなかったことに対しての悔しさがまったく見えませんでした。県総体前、あれだけ必死に取り組んできた自主練習もあっさり切り上げるようになりました。彼に言いました。

「インターハイ出場を決めて、目的を果たしたと思ったのなら大間違い。チームは日本一を目指して練習している。今とっている行動が日本一に向かっていると胸を張って言えるか。」彼らの心に再びスイッチを入れました。

 インターハイまでの1か月。練習試合、強化練習でできることはやりました。穂苅は必死で戦いました。その結果、インターハイでは1回戦を突破。2回戦では強豪高田商業を相手に健闘むなしく敗れましたが、本当によく頑張りました。3年前「もしかしたら」と思った選手が宮崎の地で最後の戦いを迎えられたことを誇りに思います。素晴らしい選手に育ちました。そしてペアを組んだ佐藤陽太。あの襷は間違いなく受け継がれました。

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 あのとき声をかけてくれた顧問の先生、素晴らしい出会いをありがとうございます。

 先生の予想は超えてくれたでしょうか?

2019年8月16日 (金)

HOKUETSU Spirits 2019 ~次の壁~

チーム北越、1回戦突破!

2回戦はシードを相手に壁を感じる・・・。

 

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 令和最初のインターハイが幕を閉じました。「日本一」を目標に掲げ、1年間挫折を乗り越えてきたチームは2回戦で終着駅を迎えました。

 昨年の三重インターハイが終わり、新チームの発足と同時に、「負けて終わる目標じゃなく、最後に勝つ目標を立てたい」と当時の2年生たちは私に伝えました。ならば並々ならぬ努力が必要だと彼らと話し合いました。小さなことから現状を見直し、「なんとなく」やることを排除しました。徹底して自己に厳しく向き合うことを求めました。

 それが県内大会では結果として表れました。秋季地区大会、県新人大会、県インドア大会の全てでベスト4を独占することができました。選抜県予選でも苦しみながら優勝し、北信越選抜に出場しました。

 しかし、冬の北信越では大きな壁にぶち当たりました。団体戦では全敗、個人戦でも1ペアはベスト8に入っただけで、『まったく戦えない』チームでした。

このままではダメになる、と思いました。『大きな変化』が必要だと感じました。そこで、当時1年生の八木澤にチームのキャプテンを任せることにしました。完全に『賭け』でした。

春を迎え、新1年生の加入とともにチームは上昇気流に乗りました。HJS予選、春季地区大会、県総体でも上位独占を果たし、冬にまったく戦えなかった北信越でもベスト4、ベスト8、ベスト16と上位に食い込むことができました。チームが育ってきた、と実感しました。

 

7月28日、インターハイ団体戦。私たちはこの日のために1年間、もがいてきました。何度も壁にぶち当たりました。楽しいことよりも、苦しいことの方が何倍もありました。

どんなときも彼らは一緒でした。一緒に悩みました。一緒に苦しみました。そして、一緒に笑いました。

全国的にみて、新潟県は非常に弱小な県です。北越の選手たちに中学時代全国で活躍した選手はいません。全中出場者は0です。過去7年間、新潟代表は1回戦を突破したことがありませんでした。

一回戦の相手は長崎代表の島原高校。1-1で3番に回ってきました。前キャプテンの松尾が、3年生の意地を見せてくれました。何度も苦しい場面は訪れましたが、最後までコートを駆け回り、全力でラケットを振り切りました。パートナーの安中も、強気なプレーを崩しませんでした。受けることなく、挑み続けて4-2で勝利。新潟県勢として8年ぶりに一回戦を勝利しました。

二回戦の相手は山形代表の羽黒高校。昨年の準優勝校で第3シード。優勝候補の一角です。この戦いは、全国の壁を感じました。中学時代より全国のトップクラスの選手が数多く在籍するチームで、プレーの精度、攻撃の多彩さ、落ち着き、どれをとっても北越より一枚も二枚も上手でした。選手たちは歯を食いしばり最後まで戦いましたが、各ゲームで「あと1点」をとらせてくれませんでした。

 

 日本一を取ることはできなかった。去年の秋から新チームが発足して「日本一」を目指して本気で取り組んできた。県内を占めることを達成して、北信越でボロ負け、北信越で勝つことを目標にして、勝てるようにもなってきて、インターハイでは個人はうまく勝てず、団体も負けてしまったけど、一昨年を越えられた。自分達の代になって少しずつ北越というチームが全国大会で活躍するステップを上がれていることに貢献できたことは、とても誇りに思います。

 3年間チーム北越で過ごしてきたことは、苦しいことも楽しいこともあった。試合でこうした方がよかったという後悔はもちろんあるけど、取り組んできたことに対する後悔は何一つなく終えることができた。それだけ自分は妥協せずに誰よりもテニスに対して真剣に取り組んできたという自信があった。だから全国に出て負けて終わったときに「悔しさ」も感じることができた。成長を少しは感じられた。

 これまで一緒に戦ってくれた3年生のみんなや1,2年生、支えてくださった先生方や保護者の方には感謝の思いでいっぱいです。結果で恩を返せなかった分、新チームにはたくさん伝えて自分らの分までこれから戦っていって欲しいです。(石塚舜)

 

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 このチームでの最後の戦いの日となった。2回戦で羽黒に勝てず、目標日本一には届かなかった。この壁を越えるには甘かったなと思う。だから次の代ではリベンジして欲しいと思う。インハイに出た2年生3人を中心に全国で戦えるようにレベルを上げていって欲しい。チームは新しくなるが「報恩謝徳」を忘れず、誰のためにやるのかを大事にして、上を目指してほしいと思う。

 最後にああいう試合をしてしまって申し訳がないし、悲しく終わるのも嫌だから、本当にリベンジしてほしい。この結果を越えていってほしい。

 2年半の間につらいとき、きついときは山ほどあった。新チームになってからの1年間は本当にいろいろなことがあった。キャプテンになり、まったく上手くやれず、怒られることも多かった。県インドアでも負け、正直どうしたらいいかわからなくなったりしていた。それ以外でも2年半の間で1回戦負けや技術もついていかずだめだめだったときがいっぱいあって苦しんだ。人間としても甘くてまったく上手くいかなくて、番手も下のほうにいったり悩んだりした。でもそこから少しずつ、いろいろな面で成長してこれたと思う。怒られたり、苦しんだときに逃げずにやれて最後の県で優勝することができたり、団体で少し貢献出来たと思う。きついときがあったからこそ自分でどうするか考えて、行動していけた。例えば他の人に意味ないと言われながらもアリーナで走ったり、自分なりに追い込んでいけたから自信をもって戦えたのかもしれない。

 乗り越えて強くなる、というのを少しはやれたのではないかと感じる。安中とペアでやってきたけど、1回変わったりしたのも力がないなと感じたし、実は地区で負けたとき、ペアを新部にしてもらおうとも思った。でも先生はそのままいったし、3番で使うと言ったから、自分がペアどうこうじゃなくて強くなろうと思って、県を松尾・安中で勝ちにいこうと決めて挑んだ。安中もピンチですごく助けてくれて、息を合わせたプレーができた。正直チャンピオンになれると思っていなかったから、信じてペアで戦っていけて本当に良かったと思った。先生に本当に感謝したい。

 申し訳ないほど迷惑をかけるようなことをしてきて、最後も情けない試合をしたり、がっかりさせてしまったと思う。それでも同じことを言ってくださって良くしようと見捨てずに教えてくださった寺尾先生がいなかったら、今頃もっとダメ人間で、勝ててもいなかったと思う。全国のベンチに座らせるだけでなく、目標の日本一の監督にさせられなくて申し訳ない。自分がもっとしっかりしていれば。中3のときにスカウトしてもらって、今まで育ててくださりありがとうございました。

 このチームはいろいろな人がいるけれど、1人1人がだんだんチームのことを考えていくようになり、苦しさを越えるたびに強くなっていけたと思う。本当にみんなに感謝したい。3年生と一緒に多くの時間を過ごして、つらいことを乗り越えて、多くのことを学ぶことができた。1人では無理だ。誰が欠けてもダメだった。マネージャーにもかなりわがわがままな要望をしたりした、チームのため、選手のために動いてくれた。このチームで戦えてよかった。1,2年生は来年のインターハイ、選抜で「北越」の名前を轟かせてほしい。自分たち以上につきつめて戦ってほしい。

 北越でテニスができて本当によかった。それには親や支えてくれる人たちがいなかったら出来なかった。本当にいろいろなサポートをしてくれて、勝ったときには喜んでくれて、報いられるようにやってきてよかったと思えた。支えがあってテニスが出来ていたということを忘れずにいきたい。

 本当にいろいろな人に助けてもらって今までテニスがやれてきたんだな、と思う。目標に届かなかったから悔いがないわけじゃないけど、やりきれた感はある。まったく頑張れなかったわけではないと思う。北越高校男子ソフトテニス部の歴史の中の1人として誇りに思い、この経験をこれからに生かしていきたい。やりたいことに向かい、ここで学んだことを忘れず努力していきたい。後悔が残らないように目標に向かい全力で生きる。

 チーム北越、楽しいこともつらいこともあったけれど、本当に本当にありがとうございました。一生残る良い2年半でした。お世話になりました。(松尾剛瑠)

 

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 今日で引退となった。この3年間で1人のテニスプレーヤーとして、そして1人の人間として少しは成長できたと思う。ほんの少し前までは県外勢とまったく戦うことができなかったが最後まで寺尾先生が自分と向き合ってくれたおかげで、まず北信越個人でベスト8に入ることができた。インターハイという舞台で三重高という全国の常連校とも競った勝負ができた。

 近年の新潟の結果から言えば1つ壁を越えたわけだけど、まだまだ全国の壁は高かった。これを1,2年生には来年のインターハイで越えてほしい。そのためにも今回インターハイに出た3人は、この経験をチームに還元してほしい。2年生たちは泣いていたけど、これを来年は笑ってほしいと思う。これがきっかけになってくれればいいと思う。変わるきっかけはどこにでもある。あとはそれを掴むがどうかだ。

 寺尾先生、3年間ありがとうございました。中3のときから見てもらって今までやってきて、何言ってんだろうと思うこともありましたが、今になってわかってきた気がします。いつも自分たちを勝たせようとしているからだと理解しています。

 これからまた、次の進路に向けて取り組んでいきますが、このチーム北越で培ってきた約3年の経験を生かして、最後まで諦めずに取り組んでいきたいと思います。

 3年間、本当にありがとうございました。(岡崎丈竜)

 

 今日はこのチーム最後の団体戦だった。まずは打倒羽黒という目標でやってきて、結果は惨敗だったけどチームで最後まで戦いきることができた。自分はサポートとして支える立場で戦っていて苦しい場面がいくつもあったけど自分たちが雰囲気を悪くしないように積極的に声かけをして最後の1ポイントまで諦めず力を与えることができた。日本一という目標でやってきて、辛いことや苦しいことはたくさんあって、冬の北信越では実力の差をまじまじと見せつけられて、それでも目標をぶらさずにここまでやってくることができた。自分はケガをして半年以上チームを離れていてみんなには迷惑や心配をたくさんかけてしまって、チームに戻るのを、ものすごくためらった。それでもチームのみんなは何もなかったかのように自分を迎え入れてくれてすごい助かったし、ケガのリハビリも頑張ることができた。舜は自分にものすごく声をかけてくれて、ゆっくりでいいからチームに戻ってこいよって言ってくれてすごい助かった。サポートしかできなかったけど最後までやってきて本当によかった。この北越にきて3年間やってきたことは決して無駄ではなかったと心から思えるし、人間的にも成長できたと思う。目標には届かなかったけど、それ以上にこのチームで学んだことは大きいし、自分にとって財産となるものばかりだった。来年のチームには自分たちが越えられなかった壁を越えて、さらに高い水準で戦っていけるようなチームになってほしい。

 3年間、ありがとうございました!(渡部友登)

 

 今日で宮崎インターハイが終わった。そして今日をもって引退することになった。このチームで今まで戦ってこれて本当によかった。チームが結成してから自分達はこの宮崎の地で日本一になるために頑張ってきた。結果は2回戦負けで目標を達成することはできなくて悔しい気持ちでいっぱいです。

 今日までの日々はすごく大変だった。

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 県内の大会は秋地区から常に追われる立場で、県内大会はすべてすごいプレッシャーの中での戦いできつかったけど、常に北越がトップを譲ることなく戦い切れたのは、本当に頑張れたと思う。

 次のチームもまた、このインターハイの地に来て日本一への挑戦をしてこの壁を越えてほしいです。そのためには県内の大会を勝たないとだけど、今まで同じように追われる立場に変わりはないけど、勝ちきってほしいと思います。

 最後に、ここにきて戦えたのは、本当に多くの人の支えがあったからだということに感謝したい。寺尾先生、山口先生には感謝してもしきれないです。本当に今までありがとうございました。

 そして両親にも、すごく支えてもらいました。どの大会にも応援にきてくれて、練習の送迎など、本当に自分のためにいろいろなことをしてくれました。これからは最後の国体で感謝を伝えられるように頑張ろうと思います。

 最高のチーム、ありがとう(大原琉誠)

 

 今日はインターハイ最終日だった。

 団体戦の結果は1回戦島原に勝って、2回戦で羽黒に完敗だった。食事のときに聞いたけど新潟県男子が1回戦を突破したのは8年ぶりらしい。小さな一歩だけど、着実に前には進んでいる。1,2年生にはまた来年を目指して頑張ってほしい。

 自分はこの3年間、いろんな思いをしてきた。辛い、楽しい、怒り、他にもたくさんある。3年生になってから勝てなくなってやめたいと思ったこともあった。それでも我慢してやり抜けたことは誇らしいし、自信になっている。この北越で学んだことはたくさんある。視野を広くみること、社会のマナーやモラル、コミュニケーションの取り方などいくつもあった。これからも忘れずに糧にしていく。最後に両親、保護者の方々、寺尾先生、相沢先生、小柳コーチ、中村トレーナー、応援、サポートをしてくれた方々、本当にありがとうございました。新チームとともに自分のこれからを前に向かって取り組んでいきたい。

 2年生、あと1年だぞ!1年生、もう主役だぞ!

 今までありがとうございました。(安中龍志)

 

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 今日は団体戦だった。1回戦敗退ではなかったけれど、次の試合でしっかり羽黒にぼこぼこにされた。負けが決まったときはすごく悔しくて、まだ終わりたくないという気持ちでいっぱいだったけれど、今になってみるととても充実した後悔のないテニス人生だったと思う。最後までみんなで戦うことが出来てよかったと思う。ケガとかも多かったけれど、インハイで戦うことができたのはいい経験となった。

 インターハイを通して自分が感じたことをこれから書きたいと思う。自分たちのチームは前衛力は低くないと思う。けれど後衛が他の全国で戦うことができるようなチームと比べると先にミスになってしまうように、見ていてすごく不安になる。舜が言っていたように、技術でメンタルを支えられるように、もっと練習からミスを減らさないといけないと思った。(五十嵐一彬)

 

 今日はついにみんなで目指した日本一をとる日だった。

 結果は2回戦で負けたけど、最後の最後にはみんなで笑って終わることができた。でも一彬が言っていたように、毎年お通夜みたいな雰囲気で終わりを迎えてしまう。今年はそうならないで終わるための第一歩は踏めたと思う。少しずつでもいいから結果を伸ばしていってほしい。これで自分は引退という形になったけど、これからもっとチームが成長できるように、自分に出来ることがあればしていきたい。

 自分自身、今まで少しは変われたと思う。ここでまた気が抜けてしまうと、北越男子ソフトテニス部が悪い評価を受けてしまう。そんなことは絶対に嫌だから、常に頭に置き、行動していきたい。

 自分は2年半を通して正直悔しい気持ちがある。何回も過ちを犯し、そのたびに先生、チームに迷惑をかけて自分の成長も止めていた。こんなダメな人間なのに、普通に接してくれる先生やチームには感謝の気持ちでいっぱいだ。

 この2年半で学んだことは絶対にこれからの人生に役に立つと思う。それをいかして生きていく。もうなくすことは出来ないけど、これから自分を変えて少しでも認めてもらえるようになりたい。

 本当に迷惑をかけてしまった両親には、これから報恩謝徳の心をもって接していく。親には感謝したい。

 迷惑をかけてばかりで、とても申し訳のなかった2年半だったけど、でも自分はこのチームがとても好きだった。一生忘れない。これからはそれぞれ違う道に行くけど、このチームのことを忘れずに生きる。

 本当にこのチームで良かった。途中で逃げ出さなくて良かった。今日改めて、このチームが好きだと思った。(佐藤智哉)

 

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 今日で北越としてのテニスが終わった。結果は初戦突破という今までの壁を越えられたけど、2回戦ではまったく歯が立たずに終わってしまった。また、新しい壁が出来たし、次の代でこの壁を越えて欲しいし、もっと本気で日本一に向き合ってほしいと思う。

 これまで全力でテニスができたのは、今まで支えてくれた先生方や紗良と優、そして一番近くで支えてくれた両親のおかげだ。いろいろな経験をさせてもらったし、感謝することの大切さを改めて感じることができた。

 自分達の代になって、最初は不安で、県インドアに出られなかったときは一番苦しかったし、団体メンバーとしても活躍したかった。その中でも、また新しい形でスタートして陽太とここまでこれた。インターハイを経験して力の差を感じたし、羽黒のときの試合で、もっと明確にわかった。これからは後衛陣の技術レベルをアップさせていったほうがいいと感じた。

 陽太にはたくさんの迷惑をかけてしまったし、たくさんの苦しい思いをさせてしまった。こんな自分勝手な自分に最後までペアを組んでくれたことを自分の中で誇りに思うし、これから先も自分に役立つと思う。本当にいままでありがとう。そしてこれから先、自分達が越えられなかった壁を越えて欲しい。

 本当にありがとう(穂苅匠)

 

 今日は団体戦だった。

 自分が入部して1年目で団体で連れてきてもらって、初戦敗退で悔しい思いをした。2年のときは県の決勝で負けてインハイには個人でしかいけなかった。

 3年になって、日本一を目指して団体、個人とも宮崎に連れてきてもらいました。先輩が引退して私たちが最高学年になって、涼翔さん(卒業生)に毎回頼っていたりした部分もあって、助けてもらってきて、だけど引退しちゃって、上手くいかないこととか、なんでこれができないの、ってイライラしたこともありました。けど、みんなといた時間は本当に楽しくて、毎日笑わなかった日がないくらい、すっごく楽しかったです。男テニのマネージャーになったときは、こんなにキツいと思わなかったし、こんなに黒くなるとも思わなかった。だけど、その分たくさんいろいろなことを経験させてもらって、たくさんのことを学べました。保護者のみなさんには本当に本当に助けられてばかりでした。保護者のみなさんがいなかったら、ここまでやってこれなかったのかなと思います。本当にありがとうございました。

 寺尾先生、私たちを1人の部員としてみてくれてありがとうございました。他の部のマネージャーにはできないことをたくさんさせてもらって、仕事もたくさんあって、けどすごく嬉しく?て、本当にこのチームでみんなと日本一を目指して頑張るんだなと思えました。2年半、マネージャーをさせていただき、本当にありがとうございました。

 3年生には本当に助けてもらうことばかりでした。まず紗良。紗良がいなかったら、ここまで絶対に続けていなかったし、こんなに楽しい思い出は出来なかったと思います。最初入ったとき、紗良のことは知らなくて、けど仲良くなって、本当に楽しかったし、2人で引退できて本当によかった。3年生のみんなは、すっごく面白くて頼りがいもあって、この代で本当によかったとここから思いました。ありがとう。

 1,2年生は、これから新チームが始まって、うまくいかないことがたくさんあると思うし、マネージャーがいなくなって、やらなければいけないことも増えると思う。2年生は1年生が少ないんだから、ちゃんと手伝ってあげてほしいです。 

 絶対来年も団体でインハイいってください!次こそ日本一!!

 今まで本当にありがとうございました。たくさんのことを学ばせてもらいました。すっごく楽しかったです。(中山優)

 

 インターハイが終わった。そしてこの日をもって私たちの引退が決まった。

 思い返すとこの日がくるのがあっという間だったなと思った。私はどうしてもこの北越男子テニス部のマネージャーになりたくて、中3の冬頃にやっと両親を説得することができた。本当に嬉しかった。そしてマネージャーとして入部することができた。でも入部した1年目は本当に辛かった。

 先輩にマネージャーがいなかったから、何をしたらいいのかわからなくて3年生には何回も怒られた。たくさん怒られて辞めたくもなった。でも達也さん(卒業生)たちじゃなかったらマネージャーとしてここまで成長できなかったと思う。

 2年生になって県総体団体で負けてしまった。涙が止まらなかった。涼翔さんたちの涙をみて悔しさでいっぱいになった。涼翔さんはチームのことをすごくよく見れていて、私たちマネージャーのこともたくさん助けてくれた。私にとって憧れの存在だった。私も涼翔さんのように人に優しく出来る人になろうと決めた。

 そして3年生になって初めて日本一を目標に決めた。これを決めたとき、正直厳しいだろうなと思った。でも地区大会、県総体、北信越と迎えて、だんだんと、もしかしたら日本一になれるんじゃないかと思った。結果としては日本一には程遠かったけど、インターハイでの1勝はとても感動した。

 保護者のみなさんにはたくさん助けてもらった。大会のたびに氷やご飯を用意してくれた。私たちマネージャーの話もたくさん聞いてくれた。だからこそ、たくさんお世話になった保護者のみなさんに結果で恩返しできなかったことがすごく悔しい。最後まで北越を支えてくれて、本当にありがとうございました。

 寺尾先生、私はマネージャーになってたくさん成長できたと思います。

 自分で目覚ましで起きるようになりました。お弁当を自分で洗うようになりました。ご飯を食べたあとの食器を自分で洗うようになりました。部活の服は自分で洗うようにしました。大人と話すのが苦手だったけど、毎朝会う近所のおじいちゃんに挨拶するようになりました。部活に入ってこんなに中身が変わるなんて思わなかった。こんなに変われたのは寺尾先生のおかげです。私をマネージャーとして入部させてくれてありがとうございました。

 優とはテニスコートで初めて出会って、お互い何も知らない同士だったけど、このとき出会ったのが優じゃなかったら、今日まで続けられなかったと思う。たくさん迷惑かけちゃったけど、宮崎まで一緒にこれて本当に嬉しかった。

 そして宮崎まで連れてきてくれた部員のみんな。みんなのコートに立つ姿、とても頼もしかった。キラキラしてた。この北越でマネージャーができたこと、とても誇りに思った。インターハイで優勝して、日本一のマネージャーになりたかったけど、みんなの中での日本一にはなれていたかな。そう思ってくれていたら嬉しいな。

 去年の県新人で、中村トレーナーが足をつった舜の治療をしていた。私は少しだけ、それのお手伝いをした。そのときをきっかけに私にも夢が出来た。私も中村さんのようになりたい、そう思った。こんな感情になったのは初めてだと思う。これからは一旦、ソフトテニスからは離れてしまうけど、またいつかソフトテニスに関わりたい。ソフトテニスをする人の支えとなる人に絶対になる。みんなが2年半諦めずに戦い抜いたように、私もこの夢を叶えるまで諦めない。

 私に夢を与えてくれてありがとうございました。この2年半の経験は絶対に、一生忘れません。来年こそ日本一です!

 最高の夏でした。ありがとうございました。(佐々木紗良)

 

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 日本一を目指して歩んだこの一年間。私自身がみんなに救われました。みんなのおかげで最高の1年を過ごすことができました。

 支えてくださり、助けてくださり、応援していただいたすべての皆様に心より御礼申し上げます。監督として、至らぬ点が多々ありましたことをお詫び申し上げます。

 

 次のチームのスローガンは『打ち破る』に決まりました。今年越えられなかった壁を来年は越えよう、先輩が作った歴史を越えていこうと、1,2年生はまた、新たな旅路へと進んでいます。これからもチーム北越は前進していきます。

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2019年6月17日 (月)

HOKUETSU Spirits 2019 ~差~

北信越体育大会個人戦 4年ぶりの入賞!

団体戦は冬のリベンジならず・・・

【個人戦】

 3位 大原 琉誠・加藤 洸太郎ペア

 ベスト8 岡崎 丈竜・五十嵐 一彬ペア

 ベスト16 八木澤 爽空・石塚 舜ペア

【団体戦】

 ベスト8

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 6月14日より上越市総合運動公園テニスコートにて北信越大会が行われました。

 去る1月、石川県こまつドームで行われた北信越選抜では、団体戦でAリーグ全敗、個人戦では大原・加藤のベスト8以外はすべて初戦敗退。県外チームにまったく歯が立たなかった記憶が残っています。あのときの我々は、本当に弱かった。ミスを恐れて消極的になり、劣勢になると顔が強張り、動きも悪くなる。最悪と表現してもいいような戦いでした。

 あれから5か月。冬のリベンジをかけて選手たちは戦いに挑みました。15日の個人戦。今までに経験したことがないほどの強風の中での戦いでしたが、出場した8ペアのうち6ペアが初戦を突破しました。

 風上からはまったくボールが入らないような状況でした。風下で戦っているゲームしか取れない試合が多く、ほとんどの試合がファイナルゲームにもつれこんでいました。

 その中でも苦しい戦いとなったのはキャプテンの八木澤です。彼は冬の北信越のあとに、1年生にしてキャプテンに指名した選手です。責任感が強く、チームのために、3年生のために、「今」何をすべきかを考えることができる選手です。この性格が裏目に出てしまったのかもしれません。「風下のゲームは落とせない」という心理になってしまったのでしょうか。まったく脚が動かず、先にミスを連発して風下のゲームを落としてしまう試合が多くありました。明らかに本来の積極的なテニスからミスを恐れる消極的なテニスに変わってしまっていました。

 しかしそんな八木澤を救ったのはペアの石塚でした。八木澤のミスが出ても表情が曇ることはなく、自分にできることを徹底しました。常に目線を相手にもち、どんな状況下でも自分にできることを徹底していました。苦しみながらもベスト16に進出。冬からの成長をみせてくれました。

 ここ数年、北信越大会は富山県勢と石川県勢が上位を独占しています。今年の北信越大会には高岡商業からは7ペア、能登高校からは8ペアが進出しており、各県の上位を独占しての大会でした。

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 しかし、ここに大原・加藤と岡崎・五十嵐の2ペアが風穴をあけました。大原・加藤は冬の北信越で敗退した砺波工業のエースペアにファイナル勝ちを収めると続く試合では高岡商業の選手を退けベスト4に進出しました。最後までアグレッシブに戦い続けた2人は準決勝でも高岡商業のエースに善戦し、北越としては4年ぶりの入賞を果たすことができました。

 また、岡崎・五十嵐も積極的な戦いをみせ、高岡商業の3番手にファイナルでの勝利をおさめてベスト8。ベスト4決めでは能登高校のエースに敗れましたが、「これならインターハイも戦えるかな」と思える戦いぶりでした。

 16日の団体戦。前日にも増して強い風と雨の中での試合でした。初戦の小松市立戦は危なげなく勝ち2回戦は福井1位の敦賀高校。北信越選抜で対戦したときはなすすべなく敗れました。

 2面展開で始まりました。北越の1番は大原・加藤、2番は八木澤・石塚。大原たちは一進一退の攻防でしたが、G3-2でリードして風下へ。しかし勝負を急いでしまいファイナル。ここで2人は緊張の糸が切れ凡ミスを重ねます。あっという間にP5-0となりました。なんとか持ち直して挽回しましたが、時すでに遅し。もったいない試合を落としてしまいました。八木澤たちは序盤G0-2とリードされましたが、ここから2人は踏ん張りました。決していいパフォーマンスではありませんでしたが、なんとかボールを繋ぐ八木澤と、少ないチャンスで攻め続ける石塚が逆転で勝利。3番の岡崎・五十嵐に回します。

 勝負の懸かった場面。岡崎・五十嵐の脆さを露呈しました。序盤こそ競った戦いでしたが、G1-2となってからはあっという間に2ゲームを連取され敗退。レシーブミス、ダブルフォルトを重ねた自滅でした。

 今日は団体だった。また昨日のように負けてしまった。

 最初は戦えるけどリードすることができなくて途中から本当にやり方があっているのかわからなくなって迷う。だから後半動けなくなる。これを抜け出さない限りインターハイでは勝てない。

 ここからインターハイまでの戦い方、技術について考えていかなければいけない。

 今回の北信越の戦いは次に向けてとらえていかなきゃいけないけど、絶対に忘れてはいけない。自分は絶対に忘れられない。今回のやりづらい環境の中での団体戦のつらさは出た人にしかわからない。だから自分から風の強い日の戦い方であったり、試合をした相手の良かったところを考えて発信できるようにする。次の戦いはさらにレベルが高くなる。ここからひとつひとつ磨いていかなければいけない。一日一日積み上げていく。もう負けて終わるのは嫌だ。強い思いをもってインターハイまでを過ごしていく。

 勝つのは絶対俺たちだ!!(岡崎丈竜)

 今日は団体戦だった。試合に出ることができてうれしかった。ただ、勝って活躍したかったけど負けてしまった。1-2のときの4G目を取れれば違ったし、もっと言えば1G目を取りたかった。自分たちは4G目、何もできずにミスをして、自分たちから負けにいってしまった。

 1G目で決めるべきところでミスをして岡崎に不安を与えてしまった。また3G目以降、まったく動けなかったし、その3G目で1ポイントとったあとで2球目のミスでは流れにのれるわけがない。こういうチームの勝負がかかった試合や、相手が強い緊張する試合になると自分を見失ってしまうことがよくある。この北信越はまさにそうだ。自分のなかで何をやればいいのかわからなくなると、頭が使えなくなる。相手の後衛とのかけひきはもっとシンプルに。前になにをやったのか考えるようにする。これからインハイまでの期間はとことん練習をしてミスを減らして試合で自信がもてるプレーをしたい。このような気持ちにはもうなりたくない。覚悟をもってやる。(五十嵐一彬)

 今日は団体戦だった。インドアのリベンジはできなかった。

 組み立てのなかで自分のプレーをしようと思ったけど、今日は天候が荒れていたので相手の嫌がるプレーをしようと思った。

 この2日間はとても悔しかった。個人戦は優勝を取れなかったことも、県外大会だとどうしても成績が残せなかったことも悔しかった。

 ひとつひとつのプレーの精度が低い。強いチームはこの風でも勝っている。まだ自分たちは弱いと感じた。風は言い訳にできない。

 プレーの反省としては、自分たちから崩れないことが本当に大切だと感じた。どんなに流れが悪くても、相手が上がっても、自分たちから崩れないプレーができるようにする。

 自分は優柔不断すぎる。日常生活から考えて改善する。

 残された戦いはインターハイ。自分のプレーをしていく。

 宮崎インターハイ日本一まで、あと40日。(石塚舜)

 今日は北信越2日目、団体戦だった。昨日、あれだけの試合をしたけど、寺尾先生は自分にチャンスをくれた。朝の練習でストロークを修正して、試合中も意識してプレーした。

 かなりコンディションが悪くて風がすごく強かった。でも相手もやりにくいのは一緒なわけで、相手にもミスが出ていたから、相手より先にミスをしないように、サーブもファーストをしっかり入れるよう意識した。

 2試合とも先に相手にリードされてスタートする形だったけど、失点をしたら気持ちをリセットして、フラットな状態にしてプレーすることと、自分のできるプレーを選択して、そのときできる自分のキャパの中で常にテニスをすることを意識した。勝負どころはギアを入れて強気でプレーするようにした。

 昨日はリードされて、そのまま負けてしまったけど、今日は「勝ちたい」っていう強い思いで、でも冷静に、すべきプレーをして、チャンスをつくることができた。昨日の自分を少しは超えられたかもしれない。自分を変えることが少しはできたと思う。

 それでも結果はベスト8.敦賀に北信越インドアのときと同じく1-2で負けてしまった。悔しい。めちゃくちゃ悔しい。

 ここで北信越の壁を越えたかった。

 北信越インドアのときより、明らかにチャンスはつくれていた。大原・加藤はG3-2リードだったし、相手のほうがプレッシャーは大きかったはず。なのに自分たちは負けてしまう。

 自分たちの今の実力で言えば、どんな相手にも自分たちのテニスで戦えば勝つチャンスをつくることはできると思う。でも、そのチャンスをつかむ、そこでくる勝負に勝てるだけの磨きあがった技術がない。チャレンジできる心がない。

 あるいは、そのチャンスをつく前に劣勢になれば、自分のプレーを出し切れずに自分たちから、勝負から引き下がってしまう。ここを乗り越えないとインターハイでチャレンジできない。

 また「チャンスはあったのに」で終わるのか。また「最後に力が出しきれなくて」と言うのか。絶対に嫌だ。それは絶対に嫌だ。

 これからもっと、一人一人が今まで以上に本気で弱い自分と向き合わないといけないと思う。チームが向き合っていかないといけないと思う。悔しい。本当に悔しい。勝ちたい。インターハイで勝ちたい。

 日本一になりたい。(八木澤爽空)

 冬からの取り組みでチームは確実に強くなりました。多くの強豪校と対戦し、十分互角に戦えるようになってきました。だけど、あと一歩足りません。それを多くの選手は自覚しているようです。越えなければならない壁から目を背けてはいられません。宮崎での戦い、絶対にその壁を越えてみせます。

あと40日。

2019年5月27日 (月)

HOKUETSU Spirits 2019 ~Road to MIYAZAKI~

2年ぶりの団体制覇!

個人は上位を独占!!

 

第72回新潟県総合体育大会ソフトテニス競技(5月24日~26日、新潟市庭球場)

【団体】

1位 北越高校

2位 巻高校

3位 中越高校、長岡商業高校

【個人】

1位 松尾・安中ペア

2位 八木澤・石塚ペア

3位 大原・加藤ペア

5位 岡崎・五十嵐ペア

6位 佐藤・穂苅ペア   5ペアがインターハイ出場

 

 灼熱の戦いを、ついに制しました。連日30℃を超える暑さの中、県総体3日間をなんとか戦い切りました。

 初日の個人戦には10ペアがエントリーしました。ここでは3年生の意地をみることができました。

 まずは佐藤智哉。長身で能力の高い選手ですが、今までは勝負が懸かった場面で脆さをみせていました。いいところまでいくのに、あと一歩で敗退。そんな2年間を過ごしました。しかし、この県総体は違いました。1年生の松井と組んで出場した個人戦は、昨年度個人戦3位でインターハイに出場した選手に最後まで攻めきりファイナルで勝利。ベスト16に進出して北信越出場を叶えました。

 次は穂苅匠。抜群の運動能力を買ってスカウトした選手ですが、戦うことが非常に下手で能力を生かすことができていませんでした。地区大会ではまさかの敗退で自力での県総体出場を逃し、学校枠での出場となってしまいました。そんな中で迎えた県総体は、ペアを組んだ2年生の佐藤陽太とともに、アグレッシブに戦いました。柏崎高校のエースペアを破る金星をあげる活躍でベスト8進出。準々決勝では同校対決にファイナルで敗退し、2日目の順位決定リーグに臨むこととなりました。

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 そして岡崎・五十嵐ペア。昨年五十嵐は個人戦7位でインターハイを逃していました。あと一歩で逃したインターハイでしたので、今年に懸ける思いは誰よりも強かったかもしれません。ベスト8決めでは巻高校の1年生ペアに0-3からの大逆転。この試合は4G目からの五十嵐の攻撃がすべてでした。思いを込めた戦いで岡崎を立ち直らせ、最後は岡崎のダイナミックなプレーで劇的な勝利を飾りました。続く産大附属のエースとの準々決勝もファイナルにもつれましたが、ここでは一歩及ばずベスト8。翌日の決定リーグ行きとなりました。

 決定リーグには北越高校の佐藤・穂苅、岡崎・五十嵐、高松・新部と柏崎常盤のエースペアが入りました。1年生ペアである高松・新部は惜しいところまでいきましたが、3戦をすべてファイナルで落として第8位。対して岡崎・五十嵐は終始攻め続けるテニスをみせて全勝で第5位。最終戦は魂で攻め続ける穂苅匠と、それが乗り移ったようにラケットを振り切る佐藤陽太が柏崎常盤を追い詰め、最後は穂苅の渾身のスマッシュでゲームセット。まさかの学校枠からのインターハイ出場という結果を手にしました。

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 準決勝は大原・加藤―松尾・安中と八木澤・石塚―佐藤・平沢(産大附属)。大原・加藤と松尾・安中の準決勝は終始松尾・安中のペースで試合が進み4-2。大原・加藤にとっては県内4冠を逃す結果となりましたが、それよりも松尾・安中の出来のよさを褒めるべきでしょう。もうひとつ、八木澤・石塚と佐藤・平沢の試合はもつれながらの戦いとなりましたが、ファイナルで八木澤・石塚が勝利し、同校決勝を実現することができました。

 決勝でも松尾・安中が終始リードしG3-1、P3-1となりました。しかし、ここで逃げなかった八木澤・石塚が何度もあったマッチポイントをしのぎ、ファイナルに持ち込みます。一進一退の攻防が続きましたが、最後の最後までミスの少なかった松尾・安中が締めてゲームセット。この県総体で初のタイトルを奪取しました。

 

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5月25日 県総体2日目

 

 今日は県総体2日目だった。ついにタイトルをとれた。すごくうれしい。今まで3位とかばかりだったが、今回はしっかり勝ち切れていろいろな面を強化したり考えたりしてきたのが出せた。でも内容としては、あまり満足していない。弱い部分が出てG3-0、G3-1からまくられた。勝ちを意識してしまうからだ。そこから選択も悪くなってずるずるいく。県で勝つことではなく、これからもっと強くなって全国で戦っていけないと。

 今考えることは明日の団体。個人の結果はまったくあてにならない戦いだ。だから今日のことは置いておいて、切り替えて、気持ちをつくって挑んでいかなければだめだ。やはり自分たちは向かってこられる。それに対して受け身になったらだめだ。団体で力を発揮してくるような選手もいると思う。だからそれに対して向かっていく。いろいろな人たちの思いを胸にメンバーとしてしっかり戦って宮崎への切符を手にしないと。全員でそれをつかみ取ってやる。卒業生たちも応援にきてくれる。去年の悔しさを晴らせるように思いをもって戦う。今のチームがあるのは、自分達だけが頑張っているからじゃない。それに感謝し報いられるように何が何でも勝つ。自分を信じ、みんなと一緒に迷わず思い切ったプレーをしていけるようにしたい。(松尾剛瑠)

 

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 今日は県総体2日目だった。個人戦1位だった。でも試合が終わってベンチに座ると勝手に身体がギアをひとつ上げて団体へ切り替えていた。

 今まで団体で日本一をみんなで目指してきて、明日を1位じゃないと意味がないというような感情になっていた。宿に帰ってきて実感は湧いてきた。

 今日はいっぱい抜かれたけど、とってくれた松尾には感謝だし、拾ってくれるのを信じてポーチにたくさん出ることが出来て良いパターンが増えてきた。まだ明日も成長できるかもしれないし、最終戦でベストパフォーマンスを出して、(渡部)友登、(佐藤)智哉、みんな3年インターハイへ連れて行く。向かっていく。次の一本。そして宮崎へ。

 明日の団体が楽しみで、みんなで勝って喜んでいる姿しか想像できない。それを信じて明日、先輩や保護者、先生、全員の前でインハイ行きを決めたい。(安中龍志)

 

 今日の決定リーグから岡崎・五十嵐と佐藤・穂苅がインターハイ出場の権利を獲得しました。3年生がいる2ペアがインハイにいけるのはとても嬉しいです。高松・新部はどれも競っていい試合をしていたけど全部勝ちきれませんでした。これは2年半、インターハイに向けて努力してきた人たちとの気持ちの差なんじゃないかと思います。今日感じた悔しさを次に生かしてほしいです。

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 インハイにいける6ペア中、5ペアが北越です。今まで一緒に部活をやって一番長くみんなのことを見ているので、本当に嬉しいです。みんなの笑顔が見られて最高です。

 明日からついに団体戦が行われます。2年前の今日、まだ入部したばかりでみんながどんな気持ちでこの日に向かっていたのか全然わかりませんでした。でも今ならわかります。だからこそ明日は最強の応援を届けます。北越を会場の中の主役にします。宮崎に絶対行く!!(佐々木紗良マネージャー)

 

 

 いよいよ県総体3日目、最終日です。前日までの個人戦の結果から、我々と対戦するチームは、きっとものすごい気持ちで向かってくるだろうと予想できました。苦しい戦いになるだろうなと思いました。

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 準決勝の中越高校戦。非常に能力の高い選手が揃うチームですが、個人戦では思うような結果が出ず、この団体戦に懸けているように感じました。ものすごい気迫を感じるプレーでした。第一対戦、北越は大原・加藤でしたが、思うように得点を重ねられずに苦しい展開でした。マッチポイントも取られました。しかし、最後まで心の折れなかった2人は逆転の末に勝利し、2番の八木澤・石塚につなぎます。この試合は八木澤の強打と、石塚の冷静なプレーで勝利し、巻高校の待つ決勝戦へ進出しました。

 

 巻高校は準々決勝で産大附属を、準決勝で長岡商業を下しての決勝進出。波にのっていました。第一対戦は大原・加藤―新保・保苅。ここでは新保のアグレッシブなプレーと保苅の積極的なポジション取りで我々はペースをつかめずG1-3。絶体絶命Img_6335_2のピンチでした。しかしここから2人は冷静さを取り戻し、徹底した攻撃テニスを繰り広げて追いつきファイナルへ。ファイナルは一時リードしましたが、最後にミスが出てしまいました。大事なところを取り切れず4-7で敗戦。あとがなくなった北越は八木澤・石塚。対する巻高校は杉山・丹野。ここでも巻に先に攻められ、北越は浮き足だってしまいます。あっという間にG0-2のP1-3。正直言ってこのとき、私は負けを覚悟していました。しかし、ここから八木澤・石塚は冷静に、かつダイナミックに戦いました。八木澤の魂が宿った打球がコートに突き刺さりました。石塚は相手後衛の配球を読み続けました。苦しい戦いでしたがファイナル7-4で勝利し、ついに決勝は3番勝負にもつれ込みました。

 第三対戦は松尾・安中―齊藤・土橋。1G目こそミスが目立ち競ったゲームになりましたが、このゲームを取りきると一気に流れに乗りました。最後までペースを崩さずに戦いきった松尾・安中の4-1。ついに、念願の団体優勝を手にしました。

 

 

5月26日 県総体3日目

 

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 今日は県総体最終日だった。よかった。ほんとによかった。

 決勝戦、1本目で大原・加藤が負けて、やっぱり県総体で勝つのは簡単じゃないなと感じた。それでも勝つ自信しかなかった。自分達なら勝てる。勝って松尾・安中にまわしてみせる。そう思って試合に入ったけど、我に返って後ろの得点ボードをみたらG0-2のP1-3だった。びっくりした。それまでカウントもわからないくらい頭ん中真っ白だった。正直怖かった。めちゃめちゃ怖かった。

 でもそのとき、琉唯さんや翔也さん(今年の卒業生)たちが目に入って去年の県総体のことを思い出した。先輩達が果たせなかったことを自分達で果たしたい。寺尾先生に、この日までに何度も去年の先輩達の涙を見せられて、自分達で笑顔にしたい、そう何度も思った。この瞬間もそう思った。そしたらみんなの声がどんどん聞こえてきた。チームのみんなの声も、先輩達の声も、保護者の方々の声も全部届いた。寺尾先生のほうを見たら、深く頷いてくれて、みんな自分を信じてくれている、そう感じた。それからはチームのみんなを信じてラケットをひたすら振り抜いた。そしてこじあけることができた。

 でも、自分はまだまだ弱くて、何度もやりきれないポイントがあった。最後の1点がすごく遠かった。マッチポイントをとりきれずにファイナルゲームにもちこまれた。苦しかった。でも舜さん(石塚)が「信じてるぞ」って背中を叩いてくれて、昨日の決勝を思い出して絶対自分で終わらせたくないと思った。最後のサーブはみんなを信じて、今までやってきたことを信じて思いっきりラケットを振り切った。勝てた。乗り越えられた。

 3本目の松尾・安中は安心してプレーをみることができた。魂を込めて打ち切る姿がすごくたくましかった。

 優勝した瞬間、みんなで飛び出して喜び合った。初めてうれし涙が出た。今までテニスをしてきて一番嬉しかったと思う。久しぶりに見た舜さんの涙も今日は喜びでの涙だった。よかった。やっと笑顔にできた。みんなを笑顔にできた。

 苦しかった。めちゃめちゃ苦しかった。でも最後は今までで一番楽しかった。この楽しさを味わうために苦しい思いをいっぱいしてきてよかった。

 北信越インドアで、このチームはこのままだと県総体で絶対負ける、そう感じてから、気づいたら「このチームは絶対勝てる」そう思うようになってた。この3日間、北越が勝てたのは全員が仲間を、自分を、今までやってきたことを信じてプレーできたからだと思う。今までサポートし、応援してくれたチームのみんな、保護者の方々、先輩方、寺尾先生、山口先生、相沢先生、篠原先生、中村さん、雄慈さん、猪俣先生も、小千谷高校のみんなも、女テニのみんなも、他にもたくさんの方々に本当に感謝したい。

 ありがとうございました。

 これからやっとインターハイに挑戦できる。このチームはまだまだ成長できる。もっともっと強くなれる。今日以上の喜びをみんなと味わいたい。テニスの楽しさを感じたい。最後にみんなを笑顔にしたい。

 今日受けた恩も、勝ってその恩に報いるために自分と、チームと、テニスと向き合っていく。勝ちたい。(八木澤爽空)

 

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 今日は県総体最終日、団体戦だった。

 苦しかったけど優勝することができて本当によかった。

 自分は1年の県インドアの決勝から県の決勝では1回も勝つことができていなかった。2年の県インドアは優勝したけど自分は1敗してチームのみんなに助けてもらった。いろいろな人から「石塚はメンタルが弱い」と言われてとても悔しかった。

 昨日の個人も決勝で負けて「明日は自分が優勝を決める」と思って今日に臨んだ。

 前日に今、教育実習に来ている雄慈さんの県総体の巻高との決勝の話を聞いた。本当に何が起こるかわからないと思った。そして、今日の決勝の相手は皮肉にも巻高だった。雄慈さんも見てくれて応援してくださっていた。

 1番で大原・加藤が出た。「1-0で回ってくるから絶対に勝とう」と思っていた。しかし、まさかの敗戦で0-1で回ってきた。自分の試合が始まった。

 1G目、レシーブミスで簡単に落として、2G目もあっさり取られて、あっという間にG0-2。「終わった」「あのときと同じだ」と思った。でも応援の方から「大丈夫!」「笑顔で」という声が聞こえてきた。爽空も「打ち切ります」と言ってくれた。笑顔で戦った。相手のミスが出始めた。左手に書いた「今までやってきたことを信じて」を見て、自分も思いきり振って、やりたいプレーをした。

 G2-2で並んだ。G3-2で先行した。G3-3で追いつかれた。でも応援に助けられた。最後は爽空と自分を信じて戦いきった。

 P6-4、爽空の魂のこもったサーブが入って、1-1でつなぐことができた。

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 3番勝負、波にのっている松尾・安中。圧倒的な力を見せつけて勝ってくれた。うれし涙を流せた。本当に嬉しかった。友登とも智哉ともまだ部活ができる。先生を宮崎のベンチに座らせられる。みんなでインターハイにいける。保護者に結果で恩返しができる。

去年の3年生に優勝を届けられた。雄慈さんの前で巻高にリベンジできた。嬉しすぎて信じられなかった。

今まで練習してきて本当は「やっても意味ない」とか思ってしまっていた。でも諦めないで取り組んできて、それがこの舞台で出せて「やってきてよかった」と思えた。

いろいろな先生方から「良かったよ」と言ってもらえた。支えてくれたいろいろな人のおかげで優勝できた。本当に感謝の思いでいっぱいです。

明日からは宮崎への戦いが始まる。県を代表していくんだから行くことができなかった人の分もしっかり戦わなきゃいけない。きっと厳しいところに入ると思う。宮崎の舞台でしっかり戦い抜ける力をこれからまた、つけていくようにする。

次の戦いに向けてしっかり準備をする。日本一になりたい。宮崎で勝つのは俺たちだ。(石塚舜)

 

 優勝した。ほんとによくのりきってくれた。インハイにつれてってくれてありがとう。

 2番で八木澤・石塚、ほんとに頑張ってくれたと思う。やっぱり、2人は今まですごい頑張って誰よりもテニスに対して向き合ったんだと思う。だからこそ勝てたんだと思う。地区が終わった後に舜が言ってた「大原たちが、次に俺がいるから安心できる存在になりたい」出来てたと思う。

 

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 県総体W優勝!!やっと優勝旗を取り返せた。本当に嬉しかった。ありがとうみんな!!次は北信越、インハイと続く。まずはこの3週間後には北信越。日本一になるには、まずここで1位になるしかないと思う。北信越インドアで負けて全国にいけなかった悔しさ、ここでリベンジするしかない!!絶対北越が1位を取るしかない!主役になる!!

 みんななら私はできると思う。つらい練習も乗り越えて頑張ってきたみんななら。私はそのためにも全力で今まで以上にサポートする。日本一になれるためならなんでもする!みんながいたから乗り越えてきたんだと思う。2年半学んだことを最大限に活用してサポートしていきたい。

 北越が日本一になる!!(中山優マネージャー)

苦悩の春季地区大会

重圧の3年生がフレッシュな1、2年生に屈する

令和元年度 春季新潟地区大会(5月6日、7日 新潟市庭球場)

【団体】

 1位  北越高校

 2位  巻高校

 3位  新潟工業高校、新潟高校

【個人】

 1位  八木澤・石塚ペア

 2位  松井・佐藤ペア

 3位  渡邊・久保田ペア、細貝・高田ペア

 10連休となった今年のGW、最終日から春季新潟地区大会が行われました。初日の個人戦は10ペアのエントリーでした。

 4月末に行われたHJS県予選ではベスト8に5ペアが入賞しており、多くの選手がシード獲得してこの大会に臨むことになりましたが、その重圧に押し潰されてしまう選手が多く見られました。

 まずは佐藤・穂苅ペア。3回戦で新潟西高校のエースペアにファイナルで敗戦。その後に行われたベスト24の決定戦でも巻高校のペアに0-4で敗退し、自力で県総体への出場権を獲得することができませんでした。幸いにして他のペアが自力で獲得し、学校枠で県総体へは出場できることとなりましたが、このままでは間違いなく県総体を戦うことはできないでしょう。早急な立て直しが求められる試合内容でした。

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 次は岡崎・五十嵐ペア。岡崎はHJS県予選で石塚と組んでベスト8。五十嵐はケガからの復帰戦となりました。ベスト8を懸けた新潟工業のエースとの一戦は、ガンガン攻めてくる新潟工業に対し、凡ミスを連発してしまいます。ファーストサーブは入らない、レシーブでは攻められない、悪循環に陥ってしまい、ベスト16。ギリギリ県総体への権利は獲得しましたが、非常に不安の多い戦いぶりでした。

 また松尾・安中ペアも苦しい戦いとなりました。巻高校の1年生ペアに対して強引な攻撃からペースを崩し、ミスを連発。それぞれHJS予選ではベスト4、ベスト8に入っており、地区大会でも十分に優勝候補だっただけに、ベスト16という結果には不安が残りました。

 そして大原・加藤ペア。県新人、インドア、HJS予選と3連覇しているペアですが、この日は北越の1年生の勢いに飲まれてしまいました。1年生の松井と3年生の佐藤のペアの出来も非常によく、なすすべなく敗戦。第1、3、4シードがベスト4に残ることなく姿を消しました。

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 対してこの試合でデビューを飾った1年生たちは素晴らしい戦いを披露しました。まずは渡邊龍摩。燕中学校出身の選手です。HJS県予選への出場権を得ることができなかった彼は、地区大会に向けて徹底した対策を行いました。巻高校のエースに対して一歩も引かずアグレッシブに戦い4-2で勝利。勢いそのままにベスト4まで進出しました。

 次は細貝篤也(五十嵐中学校出身)。サウスポーから変幻自在に放たれる打球は相手選手にペースをつかませず、松尾・安中に勝利し波にのっている巻高校のペアを圧倒。ケガによりこの大会がデビューとなった2年の高田とともにベスト4に進出することができました。

 その他にも松井(内野中出身)、新部(柿崎中出身)、高松(川東中出身)がそれぞれ素晴らしい戦いをみせてくれ、全員が自力で県総体へ出場を決めるという快挙を達成してくれました。

 そんな波乱の個人戦でしたが、優勝は八木澤・石塚ペア。八木澤の安定感のある打球が相手を抑え込み、石塚が締めるという盤石な戦いで危なげなく優勝。今まであと一歩で優勝を逃し続けていただけに、ようやくつかんだタイトルでした。

 2日目は団体。前日で苦しんだ3年生たちが意地をみせてくれました。準決勝の新潟工業戦、決勝の巻高校戦とも、かなり競った戦いになりましたが3年生の大原、岡崎、石塚が跳ね返してくれました。

 試合内容はけっして褒められたものではなく、県総体に向けて『磨いて』いかなければならないことは多くあります。現状では県を勝ち抜くことはできないでしょう。しかし、ここまでチームを作り上げてきた3年生のプライド、意地を見せてもらいたい、今年こそ優勝旗をとってもらいたいと願っています。

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2019年1月31日 (木)

HOKUETSU Spirits 2019 ~ 脆 ~

みなさま、あけましておめでとうございます。ご挨拶が遅れてしまい、申し訳ありません。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 1月12日(土)、石川県小松市こまつドームにて、全国選抜の北信越予選が行われました。各県の1位の総当たりで順位を決める大会で、北越高校と能登高校(石川)、高岡商業(富山)、長野俊英高校(長野)、敦賀高校(福井)によるリーグ戦となりました。

 前日の監督会議で初戦の相手は能登高校に決まりました。非常に強いチームで、厳しい戦いになることは十分に予想できたのですが、当日の我々はあまりにも脆いチームでした。リードしても凡ミスから追いつかれ、焦りから更にミスを重ねるという悪循環。向かっていく気持ちを忘れ、守りに入る最悪な戦いでした。あっという間に0-3で敗退・・・。

 この大会は上位3チームが全国選抜の権利を得ます。初戦を落としても、まだまだ可能性はあるのですが、能登高校戦の惨敗は彼らの心を折るには十分でした。

 次の対戦は敦賀高校。強打が魅力の強いチームでしたが、互角に戦えるはずでした。勝機は十分にあると思っていました。しかし蓋をあけてみれば1-2。八木澤・石塚がなんとか1つ勝てただけでした。

 3戦目は長野俊英高校。2つの負けを引きずってしまった彼らに勝利の女神は微笑みません。ここも1-2で敗退。4戦目の高岡商業では力の差を見せつけられ0-3。

 「いいところなく」どころではなく、「まったく戦えない」北信越選抜となってしまいました。

 

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 県選抜でもリーグ初戦の中越戦に負けるなど、団体戦における弱さを痛感しました。実力はある。個人戦では勝てる。だけど団体戦になると戦えない。挑戦できない。

 

 このままではチームがダメになると思いました。県総体には勝てないと感じました。

 北信越選抜が終わり、チームは「生まれ変わるんだ」という、ある意味で悲壮感にも近いような感情を抱くようになりました。

 変化を求めてキャプテンを1年の八木澤に交代しました。八木澤は入学後から大きく成長してきました。テニスへの向き合い方、仲間への接し方、そしてテニスコートから離れた場での振る舞い方。一流の人間になることを目指し、毎日もがいてきました。

 そんな彼の姿をみて、懸けてみようと思いました。

 

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【北信越後の八木澤爽空のノート】

 今日はミーティングだった。寺尾先生がキャプテンを変える、そう言ったあと呼ばれたのは自分の名前だった。すごく驚いた。驚きすぎて、そのあと寺尾先生が何を話していたのかよく覚えていないし、驚きと同時に急に大きな重荷を背負ったような、キャプテンという責任感に、まだ何もしていないのに潰されそうになった。

 でも、驚きや不安よりこのチームを自分が変えたい、日本一のチームにしたい。そういう気持ちのほうが大きかった。だからすぐに覚悟を決めることができた。

 これから、今まであったチームはぶっ壊して新しいチームをつくる。その中心に立つのが自分になる。まだまだ自分は足りないところばかり。視野をもっと広げなければいけないし、常にチームに変化を起こす努力をしなければいけない。チームが今まで目を背けてきた部分。これから背けてしまうだろう部分から、自分は必ず向き合って、チームと向き合わせなければいけない。それに、もっともっと1人1人と向き合ってチーム全員に認められる、このチームを日本一に導く人間にならなければいけない。そのために、やるべきことは何でも行動する。

 

 今日は女子キャプテンの水澤さんと話をした。水澤さんにまず去年、1年生でキャプテンになってどうやってチームをつくっていたのか聞いた。

 水澤さんは、「まず、先輩にも気にせず言うべきことは伝えること、あとは自分が誰よりも一生懸命行動すること、そういう姿を見せること」と言っていた。

 まず自分が誰よりも努力して、行動しないと言う資格がないし、そういう姿を見せないと、伝わらない、受け入れてもらえないから、とにかく自分が行動すること。本当にその通りだと感じた。

 あとは「気迫をもって伝えること」と言われた。自分がもっと2年生に、「今年はもう最後だから」とか「あの北信越を思い出して」とか、気迫をもって伝えて、2年生が危機感と責任感をもてるようにならないといけないと思う。

 この2年生の責任感については水澤さんも3年生がチームをつくらないと勝てないというのを強く言っていたし、見てると2年生の危機感・責任感が足りない、チャラいと言っていた。だから団体で勝てないんじゃないの?とも言われた。

 その通りなんじゃないか。Dream Factoryにも何度も書いてあるのを見たことがある。「3年生がチームを作れないと勝てない」「3年生が下に伝えないと下の学年は変わらない。」

 このチームをひとつにする。日本一に向かって本気で挑戦するには、2年生が本気で日本一を目指さないと、責任感を強くもって行動しないといけないんじゃないか。そうなれば1年生が変わってチームが同じ方向に進むんじゃないか。自分はまず2年生と向き合おうと思う。今の2年生なら絶対に変われる。このチームをつくってくれる。ミーティングをしていても、変わらなきゃいけない、変えなきゃいけないという思いはすごく伝わってくる。

 でも実際に行動にでないのが2年生。いつも思いだけで終わってしまう。あれだけ熱い思いをもっているのにもったいない。自分が引き出してみせる。変えてみせる。

 今、自分はいろんなことを考えていて、正直ごちゃごちゃになっている。でも、あれこれ考えていろんな方向に道をつくっても迷い込んでしまうだけだから、そうならないように、ちゃんと自分で整理して冷静に判断できるようにならないといけない。

 でも自分はまだキャプテンとして未熟。うまくいかないことの方が確実に多いと思う。でもそれを怖がって前に進まなければチームは変わらない。自分も成長しない。だから、まずは行動する。それがもしかしたら失敗するかもしれないけど、成功するか失敗するかはやってみなければわからない。ただひとつ確実に言えるのは、このチームは変化が必要だということ。ぶっ壊さなきゃいけないということ。そのために自分はどんどん行動する。このチームを変えたい。このチームを変える。

 

 今日は練習の前に2年生を集めて2年生と向き合った。女子テニス部のホームページから3年生がチームをつくることについて書かれているページを読んでもらった。

 そこから自分が水澤さんと話し合ってでた女テニから見た男テニの姿。3年生がチームをつくることについて、今の2年生は責任感がないこと、仲良しの延長であること、正直に話した。自分の伝えたいことをはっきり伝えた。

 そうするとすぐに(石塚)舜さんが前に出て思いを話してくれた。そのまま全員が前に出て1人ずつ思いをぶつけてくれた。自分と向き合って正直に自分が弱かったところ、足りないところを勇気を出して話してくれた人もいた。すごく嬉しかった。

 自分が話しているとき、1人1人の目が変わっていくのを感じた。本当にみんなテニスが好きなんだなと思った。まず自分と正直に向かい合えるか、だと思う。あとは、そこから弱い自分を誠実にさらけ出せるか、さらにぶつかり合えるか、はやく次のステップに進めるよう自分が空気をつくっていかないといけないと思う。まず自分が2年生1人1人と向き合っていこうと思う。本音で向かっていこうと思う。

 今日課題をチーム1人1人に与えた。どれだけの人が自分と本気で向き合って、本音で書いてこれるだろうか。たぶん半分くらいだろう。それを見ながらまず1人1人の意識を確認して、それぞれと自分が向き合って変えていこうと思う。そのためにもまず自分が誰よりも誠実に自分に向き合う。自分と戦う。真のチームに!このチームを変える。

 

 

指名したときは、チームから大きな動揺があったように思います。2年生がいるなかで1年生をキャプテンにするのだから当たり前です。彼自身にも明らかな戸惑いがありました。

 約2週間。2年生の心に変化が起きてきました。どうしたら戦える集団になれるのか、本気で悩んでいます。このチームは、どこに終着駅があるのか。何を成し遂げるのか。

 あっという間に夏はやってきます。

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 1月3日。今年も多くの先輩方、保護者の皆様に支えられてこのチームは始動しました。いつの日か、この大きな恩をお返しできるよう歩んでいきたいと思います。これからも応援のほど、よろしくお願いいたします。

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