2016年12月20日 (火)

HOKUETSU Spirits~2016 CHALLENGER~

北越男子、3年ぶりの優勝!
個人は山本・田辺が制す!!




【団体戦結果】
優 勝  北越高校
2 位  長岡商業高校
3 位  新潟産業大学附属高校、新発田中央高校
【個人戦結果】
優 勝  山本涼翔・田辺達也ペア
準優勝  飯島啓太・中野健弥ペア
ベスト8 田中 友・杉戸 旭ペア

前々日、中野のノートから
今回の大会に対しての不満
1 達也がいなかった場合、去年と同じで1番の自分は絶対に勝たないといけない。気持ちに余裕がない。
2 最近のプレーがうまくいっていない。
なんでそのようなことになってしまったのか?
1は、試合に出るメンバーを完全に信じることができていないから。今の自分のレベルで勝てると思えていない。自分すら信じられないから。
2は、切り替えようと思っていてもなかなか大会モードに切り替えられていなかった。グアムから帰ってきてからの自分のプレーに不満を持つのが遅すぎた。
この不満をプラスに変えるにはどう考えるべきか?
1 この大会を優勝したいと思っているのは「自分」だけではない。きっとチームメイト全員が優勝したいと思っているはず。だったら信じてられないとか考える必要はない。みんな勝ちたいから、ピンチだって必死になってプレーしてくれるはず。自分のプレーに自信がなくても後に2,3番がいるから、難しいことは考えない。勝つためにどういうプレーをすべきか考える。
2 そもそもここまできたら技術じゃない。「勝ちたい」と思う気持ちが強いほうが、技術より勝るに決まっている。気持ちの問題。
 去年も出て、負けた悔しさを自分はすでに知っている。だからこそ、この大会に懸ける思いは去年以上。気持ちで負けるわけないじゃん。だったら心配する必要なんてない。
 今年はチャレンジャー。自分より強いプレイヤーなんて山ほどいる。気持ちで相手を上回る。県の壁を超えなきゃ上にはいけない。
 達也、涼翔、飯島、秋葉、阿部、琉唯、翔也、田中、杉戸、風雅、健司、全員で勝ちに行く。目指せチーム北越優勝!


 昨年12月、私たちチーム北越は選抜の県予選会の準決勝で長岡商業に破れ、北信越選抜への出場を逃しました。あの涙から1年、ついにこの日を迎えました。1週間前まで2年生が海外研修、さらには主将である田辺が直前に体調不良を訴え、出場が危ぶまれるという状態でこの大会を迎えることになりました。なんとか田辺は回復し、出場することができましたが、チームが万全とは言いがたく、大きな不安を抱えながらの大会となりました。しかし2年の中野がチームを牽引し、ほかの部員もそれに引っ張られるように気持ちを上げて、大会に臨みました。
 1回戦の相手は上越総合技術高校。1番に出場した山本・中野ペアは危なげなく勝利し次につなぎます。2番は阿部・秋葉ペアが出場。序盤は相手後衛と秋葉のテンポが合わずミスが重なります。しかし何とか堪えて4-2で勝利し2回戦に進出しました。
 2回戦の相手は中越高校。非常に能力の高い選手が多いチームでした。1番は飯島・田辺ペア。序盤はいくつかミスもありましたが、尻上がりに調子を上げ4-1で勝利。2番の阿部・秋葉ペアは1回戦の反省から丁寧かつダイナミックなプレーを見せ4-0で勝利。準決勝進出を決めました。
 北信越へ出場するために絶対に超えなければならない準決勝。相手は新潟産業大学附属高校でした。強打が持ち味の後衛が揃うチームでしたが、1番の飯島・田辺ペア、2番の山本・中野ペアとも真っ向から立ち向かいました。逃げることなく攻め続け念願の決勝進出。ここで念願の北信越への出場を決めることができました。
 そしてむかえた決勝戦。相手は長岡商業高校でした。昨年はまったく戦うことができずに負けた相手です。この舞台を戦うために、秋の新チーム発足からすべてを見直してきました。テニスに取り組む姿勢はもちろん、普段の生活でも「一流の人間」を目指してきました。応援されるチーム、応援したくなるチームを目指して一日一日を過ごしてきました。
 この大会におけるチーム北越の合言葉は「チャレンジャーになる」です。誰が相手でも全員でチャレンジしよう、という目標を立てました。ミスが続いたときも、相手の好プレーがでたときも、どんな苦しい場面でも決して下を向かず、仲間の顔を見ました。どんなときも守らず、攻める気持ちをもって戦い続けました。1ポイント1ポイントを全員で戦い抜きました。飯島・田辺、山本・中野の両ペアが見事に戦い抜き悲願の優勝を勝ち取りました。

団体戦後、中野のノートから
 1、2回戦、自分たちを含めてストロークやボレーでのミスが多発していて、少し不安になったが、試合を続けるにつれて、全員のミスが減っていき、応援もひとつになっていくのを感じた。1人1人の勝ちたいと思う気持ちが今日の「優勝」という結果につながったと思う。
 目標の全国選抜まで、あと北信越を勝たないといけない。自分たちのプレーにはまだ荒さがあるので、残り1ヶ月で精度を上げていく。
 明日の個人戦は、飯島と戦い方を話し合った。その中で、どの局面でも「笑顔」を絶やさない。これを忘れずに明日1日を乗り切ろうと思う。目指せ優勝!おやすみなさい。


 翌日には個人戦が行われました。山本・田辺、飯島・中野、田中・杉戸、玉木・秋葉の4ペアが出場しました。
 玉木・秋葉ペアは2回戦で長岡商業の吉村・青柳ペアと対戦しました。格上との対戦でしたが、臆することなく攻め続けました。しかし勝負の懸かった大事な場面で先にミスがでてしまい、ゲームカウント2-4。あと一歩及ばず、悔しい敗戦となりました。続いて田中・杉戸ペア。新人戦でベスト16に進出した彼らはシードを勝ち取っての出場でしたが、「チャレンジする」という気持ちは忘れずに戦いました。田中が粘り強くラリーし、チャンスとあらば強打でポイント、杉戸も積極的に動き続け相手後衛を苦しめました。上位シードが敗退するという幸運もあり、奇跡のベスト8!北信越大会への切符を手にしました。
 飯島・中野ペアはチャレンジの対戦が続きました。準々決勝では新人戦で優勝した村上高校の網代・遠山ペアとの対戦でした。2ゲームを先行される苦しい立ち上がりでしたが、中盤以降は中野が積極的に攻めて4-2で勝利。続く準決勝は燕中等の小林・関根ペア。この試合では序盤から2人の攻撃がかみ合い優位に試合を続けます。4-1で勝利し決勝に進出しました。
 対して山本・田辺ペアは苦しい試合が続きました。ディフェンディングチャンピオンである田辺には大きなプレッシャーがあったのでしょう。ペアの山本も「勝ちたい」という思いが強すぎたのかもしれません。ファーストサービスの成功率は低く、自分たちのペースに持ち込めません。どんどん向かってくる相手に苦しい試合が続きました。しかし2人の心は折れませんでした。強い思いを前面に押し出し、声を張り上げ、戦い続けました。準々決勝の長岡商業、阿部・丸山ペア、準決勝も同じく長岡商業の菊池・服部ペアを苦しみながらも跳ね除け決勝進出。決勝戦での同校対決を実現しました。
 決勝戦ではお互い手の内を知り尽くした相手なだけに序盤からやりづらさがあったのでしょう。一進一退の攻防はファイナルゲームの末、山本・田辺ペアが制し優勝。田辺は2連覇を達成しました。

個人戦後、杉戸のノートから
 今回の試合ではプレーについてもたくさん勉強できたけど、それ以上に試合中に声を出し、盛り上げ自分を燃やすこと、ペアでどんなときもしっかりコミュニケーションをとり、笑顔でプレーすること、それによってポジティブになれてミスを気にせずに切り替えることができました。もうひとつは自分たちは挑戦者なんだと割り切ったことによって過去にとらわれたり、未来のことを考えずに100%近く「今」に集中して戦えたからプレーにも迷いはほとんどでなかったからここまで勝ってこられたんだと思います。
県新人に続いて菊池・服部に負けてしまったから次戦ったときにどうやったら勝てるのか考えて練習していきます。自分たちも北信越大会に挑戦のチャンスを手に入れたので、チームで団体で勝つことはもちろん、個人戦でも戦えるように、これまで以上に気を引き締めて練習していきたいと思います。

 
 さて、今大会では飯島啓太という選手の躍進がすべてを物語っています。今まで出場した大会では、ミスを怖がり、勝負を避け、相手から逃げてしまう場面が多くありました。新人戦でも準々決勝で3-0までリードしたにもかかわらず、勝ちきれずに逆転負けを喫していました。何度も何度も悔しい思いをしてきたのでしょう。その思いが少しずつ彼を変えていきました。ノートの内容に変化が見られ、練習に取り組む姿勢も変わっていきました。何度も県外へ遠征し、全国レベルの選手たちとの戦いを通して徐々に自信が芽生えてきました。そして「勝ちたい」という思いを前面に出すようになってきました。それが団体戦での勝利につながっています。終始、飯島のペースで戦い続け、3試合戦って失ゲームはたったの2。素晴らしい戦いでした。また、個人戦の決勝では山本・田辺に敗退し、ペアの中野とともに涙を流していました。同校対決であっても負けたことが悔しかったのでしょう。まだまだ、これからの成長を期待させてくれる選手になりました。

団体戦後、飯島のノートから
 自分たちの目標にしていた県インドア優勝を達成することができた。選抜出場という最終目標に一歩近づくことができたので良かった。だけど、このままの実力では選抜に出場することは不可能だと思う。
 一つ一つの技術の制度をあと1ヶ月間でもっと上げ、全国に通用する実力を身に付けられるように努力する。自分のことだけでなくチームで戦わなければならないので、他の人と共に自分たちを高め合っていけるようにします。
 今日優勝できて、他のチームの人に、北越はすごいと思わせることができたと思う。さらに良いチームを目指して頑張ろうと思う。 

個人戦後、同じく飯島のノートから
 網代・遠山(村上)と小林・関根(燕中等)に勝つことができた。どれも危ない試合で簡単ではなかった。今まで頑張ったのが今回の結果につながったと思う。でも、まだまだ頑張りが足りず、決勝では勝つことが出来ず、負けてしまった。今まで個人戦で決勝へいったのは初めてで、実力が上がってきていると感じた。でも決勝までいけたのなら勝ちたかった。
 練習ではいつも勝つことが出来るのに、本番では勝つことが出来なかった。これが本当の強さなんだと感じた。山本・田辺ペアを超えてさらなる高みを目指す。だから、そのための努力をしっかりし、次の目標へ向かって頑張ろうと思う。
 次の目標は北信越3位以上で選抜へ出場することです。だから今の技術をレベルアップさせ、もっと精度を高くしていこうと思う。


 団体戦優勝。個人戦でも1位2位を独占というこの上ない結果を得ることができましたが、本当の戦いはこれからです。選抜への出場権を懸け、そして夏のインターハイで輝くチームを目指して、これから更に努力していきたいと思います。
 最後に、選手たちは少しずつ成長しているようには思いますが、まだまだ「一流の人間」とは程遠いと感じています。「コートの外でこそ一流」を目指して、そしてチーム北越の一員であるという自覚と誇りをもって、これからも努力を積み重ねていきたいと思います。みなさんに応援していただけるチームを目指して、そしてそれを力に変えられるように、一歩ずつ前進していきます。


2016年11月 1日 (火)

HOKUETSU Spirits ~2016 本物~


 インターハイが終わり、新チームが発足しました。部長に田辺、中野と山本がそれぞれの学年リーダーとして、この3人が中心となってチームを運営していくことになりました。
 8月は国体合宿のため、田辺が不在であることが多く、中野と山本が中心となってチームを育ててきました。「全国で戦えるチーム」を目指し、まさに1からスキルとフィジカルを鍛えていきました。
          

 9月の上旬には秋季地区大会が行われました。玉木・秋葉ペア、阿部・高橋ペア、田中・杉戸ペアは目標とするプレーにはまだまだ及ばず、課題が残る大会となりました。
 準決勝には山本・田辺ペアと飯島・中野ペアが進出しました。山本・田辺ペアは巻高校のエースペアと対戦し、序盤はもつれましたが、終盤に突き放し決勝進出。飯島・中野ペアは燕中等のエースペアと対戦し、ファイナルゲームの接戦の末、惜しくも敗退しました。
 迎えた決勝戦。山本の魂のこもったストロークが相手コートに突き刺さり、田辺が要所を締め、4-0で勝利。1年生の山本にとって高校入学後初めてのタイトルを奪取しました。
 地区大会を迎える前、選手たちに「地区大会の目標は?」と聞きました。「ベスト16です。」「ベスト8です。」と言ってきた選手がいました。トーナメントを戦う上で、負ける前提の目標を設定していてはいけません。次の戦いに勝つための最善を尽くすべきです。そのような「覚悟」がない選手では、本物にはなれません。どんなに強い相手であろうと勝つために何をすべきなのか、どうすれば勝てる可能性が上がるのかを考えて、ベストを尽くして戦ってほしいと思っています。

          

 地区大会が終わってから、何度か県外遠征に出ました。インターハイ選手が多く在籍するチームにお邪魔して、「全国」というものを体感し、まだまだ未熟であることを痛感してもらいました。
 10月に入り、県新人選抜大会が行われました。地区大会で出場権を得た山本・田辺、飯島・中野、玉木・秋葉、阿部・高橋、田中・杉戸の5ペアが戦いに挑みました。
 玉木・秋葉と阿部・高橋は県外遠征の成果もあり、他地区の上位チームを相手に互角に近い戦いをしましたが、あと一歩及ばず敗退しました。それに対し、田中・杉戸ペアは初戦から過緊張状態で、動きも硬く、いつ負けてもおかしくありません。しかし2人は踏みとどまりました。2年生としての意地があったのでしょう。普段であればミスから自滅してしまうところを、2人でサポートしあいました。大きな声を出してお互いを鼓舞しました。接戦をものにしてベスト16に進出。県選抜インドアへの出場権を手にしました。
 飯島・中野ペアは2人で決めたコンセプトで戦うと決めていたのですが、4回戦に入った途端、飯島にミスが目立ち始めました。緊張からか下半身が動かず、上半身の動きが大きくなり、コントロールができません。消極的なプレーを相手に攻め込まれました。常に相手に先行される形でゲームが進みます。しかし、ここで中野が踏ん張りました。根気強く飯島に声をかけ、積極的にプレーし、1-3から挽回してファイナルで勝利。次の準々決勝では、長岡商業のエースペアとの対戦でした。この試合は序盤、飯島・中野が相手を圧倒し3-0。このままいくかと思われましたが、ここから2人が守りに入ってしまいます。甘くなったところを狙われファイナル負けを喫しました。
 山本・田辺ペアは準々決勝までは危なげなく戦い、失ゲーム0で準決勝まで進みました。次の相手は地区大会の準決勝でも戦った巻高校のエースペア。1度勝っている油断や驕りがあったのでしょうか。序盤に山本が相手前衛に捕まると、相手の勢いに押され3ゲームを取られてしまいます。なんとか1ゲーム挽回したものの、1-4で敗退しました。チャレンジできず、守ってしまったように見えました。

 「心・技・体」
 戦いにおいて必要な要素だと言われています。私はこの3要素、『心×技×体』だと思っています。他の要素が高くても1つが0であったら結果は0になってしまう。逆に、それぞれをしっかりと鍛えていけば大きな結果を生む。戦いとはそういうものだと思います。
 技術は普段の練習で身につくでしょう。かなりのフィジカルトレーニングを積んでいますので、体力にも自信はあります。ではもうひとつの要素である『心』はどうやって鍛えればよいのでしょう。
 チーム北越は、この『心』という要素が弱い選手が多いように感じます。この県大会でもそれは露骨に表れました。3-0からの逆転負けや、一度勝ったことがある相手に対して守ってしまうような戦い方は『心』の弱さからくるものです。どんな相手でも、どんなカウントであっても次の1プレーは平等にやってきます。マッチポイントを取るまで戦いは終わりません。その最後のポイントまで戦い切れる強い心をもつ者こそが『本物』だと思っています。

 さて、ここから冬のシーズンがやってきます。そしてまた、あっという間に夏がやってきます。来夏こそ、チーム北越でインターハイへ。技術や体力だけでなく、心の成長が何より必要だと、胸に刻んで。

2016年9月12日 (月)

HOKUETSU Spirits ~2016 挫折の先に~

 チーム北越、部長をつとめたのは樋口誠也という男です。
 樋口の中学時代の最終成績は「県大会1回戦負け」、高校に入学後も最初の1年は地区大会を突破できないくらいの選手でした。
 しかし、誰よりも元気で、一生懸命で、優しかった彼は、多くの人から好かれる男でした。後輩である田辺もそんな樋口に惹かれ、ペアを組みたいと申し出てきました。
 優しい性格ゆえに、もしかしたらリーダーには向かなかったかもしれません。どのように部員に接していいか、もがき苦しみました。何度となく彼の涙を見ました。
 しかし、彼は逃げませんでした。壁にぶち当たるたびに、挫折するたびに、一生懸命に考え、乗り越えました。人として、アスリートとして成長していきました。



 8月1日から岡山県備前市で行われたインターハイには、樋口・田辺ペアと高木・近藤ペアが出場しました。どちらもあと一歩及ばず初戦敗退という残念な結果に終わってしまいました。
 誰よりも大きな声を出し、周りを盛り上げ、後輩にも優しかった樋口。何があっても泣き言を言わず、歯を食いしばって戦い切りました。あと一歩、届かなかったインターハイでの勝利。この悔しい思いは後輩がきっとはらしてくれるはずです。
 20、21日には北信越国体が長野県松本市で行われました。新潟県代表として、樋口・田辺ペアは全力で戦い、チームを鼓舞しましたが、残念ながら2年連続の通過とはなりませんでした。

 樋口はこの3年間、多くの経験をしてきました。全然勝てなかった1年目、やっと県内で戦えるようになった2年目、そして全国とのギャップを思い知った最後の1年。多くの挫折を味わい、それをひとつずつ乗り越えてきた樋口。彼の人生の戦いはまだまだこれからです。これからもきっと多くの壁にぶち当たるでしょう。挫折も経験するでしょう。でもきっと、樋口なら乗り越えられるはず、栄光を掴めるはずです。これからも彼の挑戦は続きます。



樋口からのメッセージです。
3年間を振り返って
 高校の部活を2年半やってきて振り返ると、楽しいと感じたことは少なく、とても苦しく、大変なことばかりだった。1年生の頃は県大会に出場できるかできないかくらいで、地区で勝って県大会に出場できれば良いと思いながら部活に取り組んでいた。試合では勝てないし、練習しても技術の向上は自分自身感じなかったから、楽しく遊びながらプレーする時期があった。Bチームの人たちとずっと一緒にいたりしていたので、同学年の選手たちとの技術や経験の差がけっこうついたと思う。その頃は先生、コーチ、先輩から何も期待されていなかった。それでも、練習終了後、残って練習するようにしていた。
2年生になって、同学年の選手たちにいくつか問題が起きた。なんの巡り合わせかわからないが、大会や遠征に行くメンバーに選ばれるようになった。そこからやっと勝っていけることも増えて、自信も少しずつついていった。県総体でベスト16になり、テニス人生初の北信越大会出場をすることができた。大きな大会が終わって、国体のシーズンが始まった。国体で帯同選手に選ばれて、とてもよい経験をすることができた。
先輩たちが引退して、自分たちの学年がチームを引っ張ることなった。やりたくなかったのだが、チームの部長になってしまった。このときの自分は、部長という「不安」「責任」、国体帯同選手という「プレッシャー」で、とても苦しかった。それと、ずっと成績を出してきた後輩と組むことになり、それもプレッシャーだった。
3年では、県内で標的にされ、不安、責任、プレッシャーで辞めたくてしょうがなかった。でもチームメイトと協力し、支え合いながら部活をしていくことができて、自分の引っ張ってきたチームは、北信越2位まで行けた。とても嬉しかった。たくさんの苦しみ、大変なことが報われた気がした。
最後までプレッシャーと向き合い、不安などから逃げずにこられて、本当によかったと思う。何事もあきらめずにやることが大切だと感じた。

             

後輩に向けて
 これから、大変なこと、苦しいこと、不安がたくさんくると思います。結果が出なくて逃げたいときがくる人もいると思います。でも、高木康士朗が言っていたように、諦めなければ必ず報われると自分も思います。しっかり、不安やプレッシャーと向き合ってほしいと思います。
 とくに達也は、県のトップ選手であり、北越の部長なのだから、今までよりも自分に厳しくして成長しないと!!あと、不安や緊張がすぐに顔に出るから、もっと笑顔でプレーして、ペアや仲間を不安にさせないこと。
 他にも、それぞれの学年にリーダーがいます。チームメイトと向き合って、新しいチームらしく、がんばってほしいと思います。
 良い結果の報告が聞けることを楽しみにしています。

             

 

2016年6月28日 (火)

HOKUETSU Spirits ~2016 挑戦~

大健闘!
笑顔の北信越大会準優勝!!


 
団体戦
1回戦  ③-0 伊那弥生が丘(長野)
2回戦  ②-1 金沢学院(石川)
準決勝  ②―0 敦賀(福井)
決 勝  0-② 能登(石川)

 涙の県総体から2週間が経ちました。次なる戦いは北信越大会。今年の3年生にとって最後の団体戦です。しかし県総体というピークを越え、少しダラけた空気になってしまったのかもしれません。大会初日の個人戦では、サポートメンバーがまったく仕事ができず、選手たちもまったく戦うことができず、早々に敗退してしまいました。
 その夜、1,2年生全員でミーティングを行いました。田辺、中野といった団体メンバーが中心となり、現状のチームの反省点や、明日の団体戦でどのように行動するか、などを話し合ったようです。次の日は朝から、顔つきが違いました。

 団体1回戦は長野県2位の伊那弥生が丘高校。北越のトップは石黒・中野ペアです。昨日の個人戦では足が動かず、ミスを重ねて自滅していました。この団体戦でも1ゲーム目はこちらのミスで点をとられ、あっさりとゲームを落とします。しかし2ゲーム目以降はレシーブミスなども減り、積極的に前でプレーすることができ、4-1で勝利しました。2番手には樋口・田辺ペア。前日の個人戦では樋口がまったく戦えませんでした。後衛とラリーすることだけを考え、ミスを恐れ、消極的になっていました。しかしこの日の樋口は違いました。隙あらばパッシングや相手前衛にアタックを仕掛けました。細かなミスはでたものの4-1で勝利。続く3番手の高木・近藤ペアも積極的に攻めて4-0で勝利しました。

 続く2回戦は石川県3位の金沢学院高校。団体1回戦で第2シードである富山県高岡商業高校に競り勝ってきました。4月末には練習試合もしていて、お互いよく知っています。接戦になることは間違いありませんでした。北越の1番手には樋口・田辺ペアが出場しました。この試合は危なげなく4-0で勝利し、2番手の石黒・中野ペアにつなぎます。対戦相手は金沢学院のエースペア。驚異的な打球力を誇る選手で、石黒たちには太刀打ちできず3番勝負にもつれ込みます。高木・近藤は序盤は徹底した攻撃でリードしますが、中盤で守備的になり、相手に攻め込まれてしまいます。ファイナルゲームは一進一退の攻防。最後は近藤の積極的なプレーで準決勝に進出しました。

 準決勝の相手は福井県の優勝チームである敦賀高校。ここから2面同時展開となり、1番の樋口・田辺ペア、2番の石黒・中野ペアが同時に入りました。樋口・田辺ペアの相手は強い打球力と堅実なプレーをする相手でした。序盤はその打球力に樋口が押されてしまい、G0-2。そこから1ゲームずつ取り合い、G2-3。6ゲーム目は樋口のレシーブミスから入りあっという間に0-3。相手のトリプルマッチポイントを迎えます。しかしここで、田辺が樋口に一言。「攻めましょう!」吹っ切れた樋口はラケットを振り切り攻めました。なんとか凌いでファイナルゲームに突入します。ここでは2人が攻め切り崖っぷちからの勝利を掴みます。石黒・中野ペアは2人が積極的に攻めていきG3-1。しかしここから中野が消極的になってしまい、ミスを重ねます。G3-3に追いつかれますが、石黒が中野を最後まで支えて勝利。決勝進出を決めました。


 決勝戦に入る前、部員全員に話をしました。
「このチームのラストマッチ。勝ち負けを越えて、最後まで笑顔で戦おう!」
 結果は0-2で敗れましたが、全員が最高のプレーを魅せてくれました。積極的に攻め、選手もサポートメンバーも笑顔で戦いました。このチームは最後までタイトルはとれませんでしたが、この北信越という大きな舞台の決勝で戦えたということは、大きな財産です。最後の樋口の言葉「団体戦、前は嫌いだったけど、今日は本当に楽しかった」にすべてが集約されている気がします。樋口、石黒、高木、近藤、今年の3年生たちは本当にすばらしいチームを作ってくれました。みんな、ありがとう!

2016年6月13日 (月)

HOKUETSU Spirits ~2016 高木康士朗物語~

 北越高校ソフトテニス部には高木康士朗という男がいます。東新潟中学校出身で、中学時代は「地区2回戦負け」レベルの選手です。スポーツコースではなく普通コースの生徒です。入学当初は、体は小さく線も細い。唯一持っていたのは「きれいなフォーム」だけでした。

 気持ちが弱く、大会になると戦えない。そんな時期を長く過ごしてきました。ですが、勝ちたいという思いは人一倍強かったのかもしれません。自ら率先してトレーニングに通い、徹底して体作りをしました。

 2年生時の春地区は3回戦敗退。秋地区も3回戦敗退。県の新人戦も3回戦敗退。練習試合などでは少しずつ形になってはきたものの、大会では全く結果は出ませんでした。しかし高木は諦めず、トレーニングを続けました。

 4月に行われたハイジャパ予選。並々ならぬ気合を感じました。私から見ても、十分に戦えるレベルにあると感じていました。しかし、気持ちが空回りしてしまったのかもしれません。ペアの近藤も力が入りすぎ、足が動かない。結局初戦敗退。あの悔しそうな表情は今でも忘れません。

 5月はじめの新潟地区大会。ここで結果を出さないと県総体への切符すらつかめません。試合の入りが悪く、初戦からファイナルゲームの接戦になります。なんとか持ちこたえますが、次の試合も、その次の試合も敗北がちらつく試合内容でした。そしてベスト8を賭けた試合では巻高校の増田・小林ペアに敗戦。最後の地区大会をベスト16で終えました。
 なんとか県総体への出場権はつかみましたが、これでは県総体は戦えないと感じました。原因を徹底的に研究し、練習しました。いくつも試合をして、また振り返って、研究して、また練習しました。そして2人の戦いに少しずつではありますが、自信が生まれてきました。


 ついに県総体。高木・近藤ペアは快進撃を続けました。ベスト16賭けの長岡商業の渡辺・服部ペアとの対戦では、中盤で風を掴めずに苦戦しましたが、4-2で勝利。次のベスト8賭けでは増田・小林ペアに勝って波に乗っている県央工業との対戦でした。序盤は順調に戦っていましたが、アクシデントが起こりました。近藤のふくらはぎが攣ってしまったのです。タイムをとりましたが、十分に回復したとは言えませんでした。しかし2人の心は折れません。近藤は自分に出来ることに専念し、高木に託します。高木は近藤の分までコートを駆け回り、全身全霊でボールを打ち込み、相手を圧倒しました。
 準々決勝は村上高校の網代・遠山ペア。県内大会では常に結果を残しているペアです。運動能力が高く、技術も高いものを持っています。それでも高木・近藤ペアは戦い続けました。残念ながらファイナルゲームの末、敗れてしまいましたが、本当によく頑張りました。

6月3日
 今日はとにかく1試合1試合、相手のことを考えて、1プレー1プレーでペアと話し合って試合をするようにしていた。3,4回戦ではカウント3-0までいってから攻め切れなかったり、風下なのにきついボールでロブを使えなかったところがあって、その後ゲームをとられてしまった。攻めばかり考えすぎたところがあったのだと思う。攻めもするが守るときはしっかりと守れるように考えて打つようにする。
 5回戦から守(近藤)の足が動かなくなったため、ペア間で話し合ってプレースタイルを変えてプレーした。5回戦はフォロー出来るところは自分が打つようにしたが、6回戦ではフォローなどのミスが多くなって攻めてポイントがとれたところもあったが最後はミスの数で負けてしまった。とくにセンターのボールでのミスが多かった。
 明日はリーグがまだあるので、ひとまず自分にできることをやって勝てるようにしたい。団体ではチームが団結できるような、みんなが応援したいと思うような試合をする。


 2日目の決定リーグでは長岡商業の吉村・青柳ペアにファイナルデュースの末に勝利すると、石黒・中野ペアとの同校対決を制し、奇跡のインターハイ出場。2年前、「きれいなフォーム」を持っていただけの、ただの高校生が、夢の舞台への切符を手にしたのです。

6月4日
 今日はリーグ戦があってから団体の2回戦でした。リーグでは同校が3ペアいるなかでの試合でしたが、そこは考えずにとにかく勝つことだけを考えてプレーするようにした。
 リーグの吉村・青柳との試合ではゲームカウント1-3でマッチポイントをとられたときに応援の声がとても伝わってきて負けたくない気持ちが強くなった。そのおかげでなんとか勝つことができた。
 団体でもみんなの声が自分にものすごく伝わってきて、とても助かった。声があるとなぜか負ける気があまりしなくなって自分のプレーがだんだん出せてくる。
 明日は3日目で、石黒のためにも絶対に勝って、後悔のない最終日にしたい。


 そして団体戦。個人戦でインターハイを逃した石黒と一番仲が良かったのは、この高木です。自らの手で石黒をインターハイに連れて行くんだという強い思いを感じました。新潟産大附と長岡商業のエースペアをそれぞれ1,0で下すという快挙で北越を決勝にまで導きました。最後の県総体でまさに北越の『柱』となった男でした。
 
6月5日
 今日は団体戦3日目でした。石黒のために優勝を目指していたが決勝では自分の力をすべてだせなくて負けてしまった。
 4回戦の徳原・松嵜(新潟産大附)のときは相手がガンガン打ってくるタイプだったので最初のほうはクロスを主に使ってプレーして、後半はとにかく前衛の動きを見て攻めれるところが攻めるようにした。昨日と同じように自分たちのプレーをすることができた。
 次の試合も自分たちからとにかく攻めてペースを相手に握らせないようにした。風があったので、そこを考えてサーブやロブなどを使い分けるようにした。
 決勝では、みんながつなげてくれて、またとにかく攻めたら、全てといっていいほど前衛に止められてしまい、相手にペースを握られて負けてしまった。逆クロスや逆ストレートでのミスが多すぎた。石黒をインハイへ連れて行けなかった。とにかく悔しい。団結もしていたのに負けてしまったということは、自分の実力がまだ足りないということだ。逆コースが弱すぎる。石黒は連れていけなかったが、しっかりと切り替えてインハイでいいプレーが出来るように、また練習する。


「地区2回戦負け」の男がつかみとったインターハイ。我々にとって夢と希望を与えてくれました。やれば出来る。中学時代の実績なんて関係ない。高木の歩んだこの2年間が、それを証明しています。団体戦での敗戦が、さらに高木を成長させます。
 
          

HOKUETSU Spirits ~2016 あと数cm~

県総体 3年連続準優勝
届かなかったみんなの思い




          

平成28年度 新潟県総合体育大会(6月3~5日 長岡市希望が丘テニス場)
団体戦
準々決勝 ②-0 新潟産大附
準決勝  ②-1 長岡商業
決勝   1-② 燕中等

 昨年12月、選抜県予選の準決勝で長岡商業に敗れてから半年が経ちました。この半年、県総体の団体優勝を目指し、チームみんなで岡山に行くことを目指し、まさに一からチームを作ってきました。チーム内で軋轢が起こったことは一度や二度ではありません。何度もミーティングをしました。顔を突き合わせて何度も話し合いました。そのたび、チームの絆が太く、強くなってきたように感じています。県総体の前の週には校内合宿を行い、チームの結束をさらに強めました。心も体も、たくましく成長しました。そしてついに、県総体を迎えました。
 初日は個人戦の準々決勝までが行われました。樋口・田辺ペア、石黒・中野ペアは4月に行われたハイジャパ予選で1位、2位に入賞しており、他チームから標的とされていました。その重圧に負け、跳ね返すことができずベスト8で敗退しました。対して高木・近藤ペアはハイジャパ予選初戦敗退、地区大会ベスト16と振るわなかったのですが、最後の県総体で大躍進しベスト8に進出しました。インターハイには個人戦で6ペアが出場できるため、県総体2日目には準々決勝で敗退した4ペアが総当り戦を行います。その4ペアのうち3ペアが北越という、まさに『地獄リーグ』を戦うことになりました。
 このリーグ戦は北越高校3ペアと長岡商業のペアで行うことになりました。3ペアには「誰が勝ってもいい。思いの強い者が勝つ。ただし長岡商業にだけは負けるな!」と檄を飛ばしました。長岡商業と最初に戦ったのは石黒・中野ペアでした。ここでは2人がうまく相手にプレッシャーをかけ、相手の攻撃を止めました。会心の試合で4-1で勝利。続いて高木・近藤ペアは高木の威力あるクロスのボールと積極的に攻め続けた近藤が、相手の4度のマッチポイントをしのぎファイナルゲームで勝利しました。最後は樋口・田辺ペアでしたが、ここで樋口が戦い切れません。フットワークが悪く、上半身で無理やりプレーしてしまいます。ミスが増え、劣勢になると田辺も冷静でいられなくなります。そのままズルズルとミスを重ねてしまい0-4で敗退。非常に後味の悪い最終戦になってしまいました。

リーグ戦最終結果
5位 樋口・田辺ペア(北越高校) 2勝1敗
6位 高木・近藤ペア(北越高校) 2勝1敗 (以上、インターハイ出場)
7位 石黒・中野ペア(北越高校) 1勝2敗
8位 吉村・青柳ペア(長岡商業) 1勝2敗

 今日は個人でインハイを決めることができて本当に良かった。今までずっと負けてきたが最後の最後で勝てたのは本当に嬉しいし、今までやってきて良かった。今日は本当に苦しかったが、その中でもしっかりと高木と話し合いながらできたし、何よりも後ろで応援してくれていた人の力が大きかった。
 明日は、いよいよ団体戦。今までこの日のためにやってきた。今までやってきたことは何も間違っていない。あとはそれを全力でやりきるだけ。俺らなら絶対に出来る。絶対勝ってインターハイにいく。そしてもう1つの目標であった3年生全員でインターハイにいくこと。もし明日負ければそれは叶わない。でも何が何でも勝って絶対に智也のことをインターハイにつれていく。
 このチームはまだまだこんなところでは終われない。明日勝って絶対にインハイの切符を手に入れる。
 冬負けてから、このチームは確実に変わってきた。明日はその進化を見せつける日。冬と同じ結果では絶対に終われない。今までやってきたことを信じ、それを最後までやり抜く。戦っているのは選手だけじゃない。後ろで多くの人が応援してくれている。その人たちのためにも絶対勝つ。そして智也をインターハイに連れていく。(近藤守)


 なんとかインハイに行くが、長商に負けたことは、実際負けみたいなものだった。3年生でインハイを決めていない智也のためにも団メン3年が軸となり、あしたの戦いをがんばりたいと思う。
 今日、長商戦で自分にびびり、達也のことが怖いと思うほど、ボロボロの試合をしてしまった。自分がボールを入れてあげられなかったせいで、達也にたくさん悩ませてしまった。
 本当に怖いが、もう今のチームに不安なことは何一つないと思う。どんな番手に出るかわからないが、康士朗たちと智也たちなら大丈夫だと感じさせてくれる試合を見せてもらった。
 なので、明日は団体優勝。負けられないとはいえ、気負いすぎて、空回りしないよう自分のリズムで戦えるようにする。
 優勝して、3年生、部員全員でインターハイ!!(樋口誠也)


 個人戦でインターハイに出ることはできなかった。ただただ悔しい。応援にきてくれた親にも申し訳ない。だからこそ明日の団体絶対優勝してみんなでインターハイに行く。そして一番に親に報告する。それだけ。まだまだこのチームにいたい。自分だけみんなと岡山に行けないなんて絶対にいやだ。明日は何がなんでも勝つ。みんなが勝たせてくれるはず。技術どうこうじゃない。あとはみんなを信じるだけ。夕飯のときに思ったけど、この雰囲気好きだなと思った。明日のことを話してるだけで自然と涙が出てきてしまった。それだけこのチームのことが好きなんだと思う。だからまだこんなところでは負けていられない。まだまだここから。明日全員で優勝して全員で笑うだけ。それだけが今の自分の目標。絶対に勝てる。あとは自分、みんなを信じるだけ。やりきるぞ。今日は今日で負けたことは仕方ない。しっかり切り替えて明日勝てば何の問題もない。3年間の集大成。最後の3年の意地みせつけるしかない。みんなと少しでも長くいるため。自分のため。応援してくれている人達のため。(石黒智也)



 2日目の午後からは団体戦が始まりました。個人戦では4人の3年生のうち、石黒だけがインターハイ出場を逃しました。みんなの思いはひとつでした。
  『絶対に智也(石黒)をインターハイに連れて行こう』
 初戦の相手は新発田中央高校。組み合わせを見たときに私は目を疑いました。新発田中央は県内有数の強豪校です。冬の大会でもベスト8に進出しており、まさか初戦で戦うことになるとは思いもしませんでした。大きなプレッシャーを感じながらの試合でしたが、チーム全員の思いをひとつに、強豪新発田中央高校を全力で撃破しました。
 迎えた最終日。柏崎常盤、新潟産大附を撃破し、ついに長岡商業との大一番を迎えました。第1対戦は石黒・中野ペア。前日に戦った吉村・青柳ペアとの対戦でした。一進一退の攻防でしたが、ファイナルゲームで敗北。北越はあとがなくなります。第2対戦は樋口・田辺ペアと渡辺・服部ペアの対戦でした。冬の選抜予選で樋口・田辺ペアはこの渡辺君に敗北しており、因縁ある相手でした。樋口は前日から調子が悪く、この日も思うようなプレーはできなかったのですが、一球一球思いを込めてコートに叩き込みました。田辺も最後まで冷静に戦い抜き、4-2で勝利。そして第3対戦は高木・近藤ペアと菊池・佐々木ペアとの対戦。菊池・佐々木ペアは個人戦でベスト4に進出したペアです。石黒・中野が敗れた相手でした。しかしここで高木・近藤ペアは信じられないようなプレーを連続させ、相手を圧倒。4-0で勝利し、冬のリベンジを達成しました。
 決勝の相手は燕中等。地区大会で敗れた相手です。中高6年間、ともに過ごしてきた彼らには他校には真似できない結束がありました。強い思いを感じました。第1対戦は大将対決。大事なところで樋口にミスがでてしまい、波に乗り切れません。田辺は積極的に攻撃していき、相手を苦しめましたが、あと一歩及ばず敗戦。第2対戦は石黒・中野ペアと関根・原田ペアのダブルフォワード対決。序盤は動きの固い石黒がミスを連発します。一気に相手にもっていかれるかと思いましたが3ゲーム目に耐えて取った1ゲームで流れをつかみ4-2で勝利。高木。近藤ペアにつなぎました。今年の県総体最後の戦いは高木・近藤ペア対三浦・小林ペア。4人の思いが交差する戦いでしたが、高木には『あと1点』を取り切る力がありませんでした。大事なところで小林に捕まり、0-4で敗退。3年連続準優勝。あと一歩、あと数cm足りませんでした。
 表彰式が終わり、ミーティングを行いました。3年生が一人ずつ話をしました。高木、近藤、樋口は「智也を連れて行けなくて悔しい。」と話したのに対し、石黒は「このチームでやれてよかった。いろいろな人に支えられて幸せだった。」と話しました。保護者や我々スタッフに笑顔で感謝の気持ちを述べてくれました。こんなにも育ったのかと思うと涙が止まりません。3年生たちは本当によく頑張りました。苦しい時期もありましたが、みんなで乗り越えました。そんな君たちを私は誇りに思います。胸を張って自慢できる最高の教え子たちです。
 我々の夢には残念ながら一歩届きませんでした。この悔しさを絶対に無駄にはしない。次は必ず掴み取ってみせる。そう信じて、また次の一歩を踏み出します。
 インターハイに出場する樋口・田辺ペア、高木・近藤ペアには自己ベストを更新させる戦いをしてもらいたい。そのためには、ここからさらに成長していかなければなりません。自分自身を見つめ直し、鍛え直し、インターハイを戦わせたいと思っています。

 結果はまた2位に終わってしまい智也をインターハイに連れていくことはできなかった。本当に悔しい。決勝戦、石黒・中野はリードされながらも、逆転し、最後につないでくれた。しかし自分たちは勝つことはできなかった。自分たちの実力のなさを思い知らされた。個人ではインハイに行けてもやっぱり団体でいけないのは悔しい。今までここで勝つことを目標にしてやってきたのに、自分たちがその目標を終わらせてしまった。でも正直、最初はここまで戦えるチームになると思っていなかった。県インドアでは、優勝を目標にしながらも3位に終わってしまった。でも逆にそこでの負けがあったからこそ、このチームはここまで成長できたのだと思う。
 勝てなかったことは悔しいが、ここまでがんばってきて良かった。でもまだ北信越があるので、そこで北越の力を見せつける。また自分にはインターハイも残っているので、そこまでにもっと技術を成長させ、新潟県で1番の成績を残せるようにがんばる。
 また、1,2年生に伝えられることはしっかりと伝えて、来年こそは絶対に勝ってもらう。(近藤守)


 今日、自分たちのチームは、インターハイ出場を決めることができずに終わった。また、智也をインターハイに連れて行くことができなかった。長岡商業にリベンジすることはできたが、中等には、また負けてしまった。
 結果、自分たちのせいで『北越』というチームは、3年連続決勝で敗退してしまった。本当にくやしかった。
長商戦は1番が負けて、とてつもない緊張があった。でも、そこを乗り越えようと達也と2人で話し合いながらプレーした。細かいミスはしたが、それは気にせずプレーすることができた。前を向いて次につなげることだけを考えてプレーすることができた。中等戦はエース同士の戦いで負けてしまった。勝負を分けたのは、2-2のゲームポイントで自分がダブルフォルトをしてからだと思う。少ないチャンスをものにしていかないと、県内大会でも県外大会でも勝っていけないと思った。
 これからは、1つ1つの技術の精度アップを目標にして練習に取り組んでいく。
 自分たちのチームは終わった。次のチームには絶対インハイに行ってもらいたいので、自分のやれることをやりたい。(樋口誠也)


 今日で3日間の県総体が終わりました。団体2位、個人7位で全員で岡山に行くという目標と個人でもインターハイに出場するという目標を叶えることはできませんでした。ただただ悔しい。応援してくれる人や、支えてくれた人達にインターハイに出れるよ、と報告したかった。それができないことがすごく悔しい。ただ、このチームでテニスをできたことがすごく幸せだったし、自分を成長させてくれたと思います。個人戦が終わり3年の中で自分だけがインターハイに出ることが決まっていませんでした。そこから自分をキャプテンとして、チーム石黒とみんなが言ってくれて、みんなが自分を岡山につれていこうと必死に頑張ってくれました。まさか自分がこんな立場になるとは思っていなかったし、すごく嬉しかった。本当に最後までみんなが頑張ってくれた。決勝が終わったあと、高木、守、誠也が自分にごめんと謝ってきた。自分の心の中で悔しい気持ちはあったけど、みんなが最後まで自分のために頑張ってくれたことだけが嬉しかった。それで十分だ。自分が出られない分3人に頑張ってほしい。そして今日はすごく幸せな1日だったと自分の中で思う。県インドアのときバラバラだったチームがここまで1つになって戦えた。本当にみんなが成長してくれたし、それが何よりも嬉しかった。今まで悩むことはたくさんあった。それでも最後まで伝え続けてよかったなと思う。本当はみんなできるやつばっかりなんだから、来年こそは優勝してくれるはず。これからもどんどん成長していってくれるはず。自分がまだこの北越にいる間はしっかり伝え続けていきたいし、自分ができることを最後までやりきりたいと思う。
ノートを書いていて、いろいろ考えてみると本当に自分は幸せ者だと思う。1日1日練習できること、当たり前のようにテニスができること、終わってみて感謝することばかりだなとすごく実感することができました。その分恩返しができなかったことがすごく悔しい。
 自分にはまだ国体予選がある。そこで今度こそいい報告ができるよう、また少しの間しっかり頑張っていきたい。みんな3日間お疲れ様。
 こんな自分のために一生懸命戦ってくれて、応援してくれてありがとう。そして先生、小柳さん、畑中さん、中村さん、保護者の方々、お父さん、お母さん、ありがとうございました。(石黒智也)


 北越高校に赴任して3年目になります。今の3年生たちは私の赴任と同時に入学してきた生徒たちでした。入学当初は、考え方が非常に幼く、まったく戦える人間ではありませんでした。あれから2年間。月日の濃さを実感します。本当にたくましく、厳しく、そして優しい男に成長しました。
 部活動の意義とは何か。ふと考えるときがあります。今、私が考える部活動の意義とは「主体性の育成」だと思っています。集団で設定した目標に対し、それぞれが自らの役割を考え、主体的に行動することが部活動においては、必要不可欠であると思います。人間的な成長がなければ、いくら結果が出ても成功とは言えないでしょう。このチームはまさにこの「意義」を達成したチームであると実感しています。多くの皆様に支えられ、彼らは本当に立派に成長しました。もう少し、彼らには戦いが続きます。最高の笑顔で皆様に報告ができるよう、残された時間をさらに努力していきたいと思います。応援のほど、よろしくお願いいたします。
          

2016年5月13日 (金)

HOKUETSU Spirits ~2016 課程~

春の戦い 始まる!


 4月23日、24日にハイスクールジャパンカップ新潟県予選会(通称ハイジャパ予選)が行われました。この予選会は優勝した選手が6月に札幌で行われる全国大会に出場することができる大会です。まずは23日、ダブルス競技が行われ、チーム北越からは樋口(3年)・田辺(2年)、石黒(3年)・中野(2年)、高木(3年)・近藤(3年)、山本(1年)・秋葉(2年)の4ペアが出場しました。
 どんな大会でも選手たちは緊張しますが、この緊張が味方となるか、敵となるかは選手次第です。良い緊張感をもって戦うことができる選手と、過度な緊張によって身体の動きが悪くなる選手とに分かれます。まずは3年生ペアである高木・近藤ペア。この2人はかなりの技術を持っています。その力を発揮しきれれば十分にインターハイを狙えるレベルにいると確信しています。しかし、この2人は緊張を味方にするのが極めて苦手だと言えます。この日は高木の調子は悪くなかったのですが、近藤の足がまったく動きません。相手の打球を目だけで追ってしまい、ミスを連発してしまいました。悔いの残る1回戦敗退。この悔しさを最後の戦いで喜びに変えられるよう、強い想いを持って練習してもらいたいと思います。
 次に山本・秋葉ペア。1年生の山本(巻東中出身)は中学時代に出場した県大会で小千谷中の選手に敗退し、中学テニスを引退しました。とても悔しそうな表情で最後のアドバイスを受けていたことをよく覚えています。そしてこの春、北越高校への入学を決め、チーム北越に加わりました。また、秋葉は昨年は後衛でしたが、冬に前衛にコンバートした選手です。経験は少ない選手ですが、高い運動能力と持ち前の勝負強さで頭角を表してきました。このハイジャパ予選では山本にとって因縁の相手である、小千谷中出身のペア(現在は長岡商業に進学)と2回戦で戦うことになっていました。山本は中学時代のリベンジに燃えていました。この試合では山本のストロークが相手の攻撃を完璧に封じ、4-0で勝利。北越高校への入学を決めた頃から徹底してストローク力を上げて、このシーズンに臨んだ山本は1年生とは思えない打球で秋葉とともにトーナメントを戦いベスト16まで進出しました。
 樋口・田辺ペアと石黒・中野ペアは冬の県インドアで上位に入賞し、他チームからも注目、研究されています。その中でも自分たちの目指すテニスを貫き、戦いました。苦しい試合も多くありましたが、この2ペアでの決勝を実現し、ファイナルゲームの末、樋口・田辺ペアが優勝を決めました。
 24日にはシングルス競技が行われました。ここでは田辺が他を圧倒し優勝。北越高校としてシングルス3連覇を達成しました。

               

 GWが明け、5月6日、7日には春季地区大会が行われました。6日の個人戦は、多くの1年生たちにとってのデビュー戦であり、3年生にとっては負ければ終わりの大事な大会でした。高校から始めた佐藤(3年)・阿部(3年)ペアは1回戦、大接戦の末に勝利。2回戦はシード選手を相手に残念ながら敗退しましたが、最後まで北越魂を見せ、戦ってくれました。小林(1年)・加藤(3年)ペアは加藤がよく小林をフォローし、1回戦を勝利しました。やはり2回戦はシード選手に負けてしまいましたが、加藤は最後まで3年の意地を見せてくれ、小林を引っ張りました。小林にとっては非常にいい経験になったはずです。今後の成長にも期待したいと思います。
 新潟地区は激戦区です。ハイジャパ予選は上位のほとんどを新潟地区の選手が占めており、地区大会を勝ち上がることは非常に難しいと思います。その中で阿部(1年)・玉木(1年)ペアが大健闘をしてくれました。GWに行った遠征期間中にどんどん成長し、北信越の上位チーム相手に互角に近い戦いまでできるようになりました。その経験をこの地区大会で発揮してくれました。1回戦から難しい相手でしたが徹底して粘り、チャンスではどんどん仕掛けていきました。結果、決定戦を勝ち抜き県総体への切符を獲得しました。まだまだ荒削りな選手たちです。これからどんどん成長していってくれるでしょう。
 ハイジャパ予選に出場した4ペアは揃って県総体への出場権を獲得しました。高木・近藤ペアは競った試合が多かったですが、なんとかベスト16に進出。しかし、もっと高みを目指せるペアです。県総体での更なる奮起に期待しています。また山本・秋葉ペア、石黒・中野ペアはベスト8。石黒・中野ペアは巻高校のエースペアに徹底して対策され、無念の敗退を喫しました。しかし、こんなことでつぶれてしまうペアではありません。県総体では必ず大きく成長した姿を見せてくれるはずです。そして樋口・田辺ペア。この日は樋口の出来がすべてでした。相手の打球に対して、受身になることなく攻め続けました。6試合を戦って失ゲーム4。決勝でも燕中等のエースペアに4-1と圧倒し優勝。秋春連覇を達成しました。

     

 7日は団体戦が行われました。準決勝の新潟工業戦では石黒・中野ペアが工業のエースペアになんとかファイナルで勝利。樋口・田辺ペアが安定した戦いで勝利し決勝に進出しました。そして決勝戦の相手は燕中等。準決勝から石黒の調子が思わしくなく、非常に苦しい戦いを強いられます。対戦成績1-1で3番手に回りました。相手はエースの後衛を3番に残していました。対する北越は高木・近藤ペア。打球力では引けを取りませんが、戦術面では大きな差がありました。要所を締められ敗退。悔しい準優勝で地区大会を終えました。

 3月末からこのチームは様々な経験をしてきました。県外遠征を通じ、インターハイ常連校との練習試合を重ね、着実に成長しています。その過程の中で、技術以外の成長が著しい者と、そうでない者に分かれていきます。遠征では寝食を共にします。一人の時間はほとんどなく、すべてが集団行動です。その集団の一員として、自分にはどんな役割があるのか、チームのために何をすべきなのかを常に考えられる人間と、どうしても自分のことを優先してしまう人間とでは、行動に明らかな差が生まれます。声を出す、球を拾う、スコアを書く、などはすべて仲間のために行うことです。「忘れていました」や「自分の試合の反省をしていました」というのは、ただの言い訳。自分のことより仲間のことを優先することができる人間には、このような言い訳はあり得ません。
 県総体まではあとわずかです。技術の大きな進歩は見込めません。しかし人間として、チームとして、まだまだ成長できる可能性があります。この成長こそがチーム北越をGOALへ導く鍵になると思います。彼らの様子を見ていると、少しずつではありますが、確かな成長が見られます。そして成長していきたいという意欲も見られるようになってきました。彼らならきっとやってくれると信じています。これからも一層の応援をよろしくお願いいたします。

            


2016年1月 6日 (水)

HOKUETSU Spirits ~繋ぐ~

北越高校男子ソフトテニス部を応援してくださっている皆様、あけましておめでとうございます。
去る12月19日に選抜の県予選会が行われました。結果は3位。危惧していたことが現実となってしまいました。初戦の西新発田高校戦から選手たちは本来のプレーからかけ離れたプレーを繰り返します。単純なミスを繰り返し、流れをつかめません。続く2回戦の小千谷高校戦でもそれは続き、負けてもおかしくないような内容でした。
そして迎えた準決勝、長岡商業高校戦。技術的には差はなく十分に勝機がある相手ですが、相手チームと北越とでは勝負に賭ける想いが違いました。ひとつのミスから崩れる北越と違い、長岡商業はどんなときでも下を向かず、戦ってきました。その気迫に、北越は完全に萎縮してしまい、敗退してしまいました。
団体戦は個人の力を集めただけでは勝利できません。仲間の想いを背負い、チームが戦うのです。チーム力の弱さを露呈する大会となりました。
大会の後片付けが終わるころ、1年の中野が私の元に来ました。これから練習がしたいと申し出てきたのです。団体戦では1番に出て悔しい思いをしたばかりでした。彼は翌日に個人戦を控えていましたが、この団体戦の悔しさをどうしても個人戦ではらしたいという思いがあったのかもしれません。幸い練習場所を借りることができ、限られた時間でしたが練習を行いました。チームの応援、運営の手伝いに来てくれていた3年生も残ってくれ、アドバイスをしてくれます。その思いに応えるように、個人戦に出場する選手たちは気持ちを奮い立たせて練習していました。サポートメンバーも全力でチームを盛り上げていました。
そして20日の個人戦。樋口・田辺組と中野・石黒組は前日と違い、強い気持ちを持ち戦い続けました。中野・石黒組は上位シードとの戦いが続きましたが、積極的に向かっていき、新産大附属、巻高校のエースペアを破る金星をあげました。しかし、準決勝の第1シードの燕中等戦では序盤は競った戦いができたものの、中盤以降は力の差を見せ付けられ敗戦。まだまだ未熟なペアで一度失った流れを引き戻すだけの力はありませんでした。

対して樋口・田辺組は第2シードという緊張感、さらにどんどん向かってくる相手にペースをつかめません。迎えた準決勝の巻高校戦は序盤は樋口・田辺組のペースで進むものの中盤、突如として樋口が崩れ、ファイナルゲームに入ります。ここで何とか樋口が持ち直し、なんとか決勝戦に進出しました。
決勝戦は樋口・田辺組と燕中等のエースペア。この2ペアは今シーズン4度目の戦いです。過去3戦は燕中等の2勝1敗。さらにこの4人は今年度の国体チームにも加入していた選手たちで、やり辛さを感じていたかもしれません。序盤は燕中等のペースで試合が進みます。樋口・田辺組は大事な場面でダブルフォルトやレシーブミスを犯してしまい、G0-2。このまま持っていかれるかという不安もありましたが、中盤に相手の攻撃を止めることに成功し、またもファイナルゲームに突入します。燕中等にリードを許しますが最後まで我慢強くプレーした2人がマッチポイントをものにし、優勝を勝ち取りました。
この日の終わり、出場していない選手たちの多くが声を枯らしていました。団体戦で露呈したチーム力の弱さ。出場していない選手たちにも強く響いていました。この個人戦は全力で選手を応援し、後押ししてくれていました。

さて、1月2日、3日に「箱根駅伝」が行われました。ご覧になった方も多いのではないでしょうか。今年の箱根は青山学院大学の2連覇、39年ぶりの完全優勝という結果で幕を閉じました。この駅伝という競技、単純に長距離を10人がリレーしているように見えますが、とても重たい競技だなと感じながら見ていました。襷というチームの「命」を、チーム全員の想いを繋いでいるのだと感じました。だからこそ身体に異変が起きても、言葉通り這ってでも襷を繋ごうとしているのだと思いました。10位以内に与えられる来年のシード権争いも白熱し、後輩のために、チームのために死力を振り絞って走る姿がとても印象的でした。
ソフトテニスの団体戦においては3ペアがチームの想いを繋ぐ戦いだと言えるかもしれません。次に「繋ぐ」という強い思いで戦うこと。その思いを受け取り、背負って次の選手が戦うこと。その積み重ねがチームとして戦うということなのかもしれません。
今回の団体戦での敗戦はチームにとってとても悔しい結果です。この大会での優勝をチームの目標にしていた我々にとっては、いくら個人戦で結果を出すことができても悔しさが和らぐわけではありません。この悔しさを決して忘れずに春を迎えたい。この悔しさは県総体で勝利することでしかはらすことはできません。この思い、絶対に春まで「繋いで」いきたいと思います。
年があけて3日から始動しました。この日は卒業生もたくさん駆けつけてくれ、新たな気持ちで練習をスタートすることができました。また4日の練習では巻東中、燕中、五泉北中、柏崎第三中との合同練習会がありました。意欲的に練習する中学生たちを見て我々もパワーをもらいました。場所や環境は違えど、テニスを愛する人はみんな仲間です。非常に楽しい時間を過ごすことができました。



今年も選手とともに一歩一歩、成長していきたいと思います。皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2015年12月 8日 (火)

HOKUETSU Spirits ~2015 next season~

インターハイ、国体が終わり、新しいシーズンが幕を開けました。今までチームを引っ張ってきた3年生から1,2年生にバトンを渡す季節です。
新チームの部長には東石山中出身の樋口誠也、キャプテンには巻東中出身の田辺達也が就任しました。田辺は国体選手、樋口も国体チームの帯同選手としてチーム新潟のために戦い、多くの貴重な経験をしてきました。この経験をチームに還元し、大きく成長させてほしいと思います。

9月には秋季地区大会、10月には県新人選抜大会が行われました。地区大会のダブルスは樋口・田辺ペアが燕中等の三浦・廣川ペアに競り勝ち優勝。しかし新人戦では決勝で三浦・廣川ペアに雪辱され2位に終わりました。地区大会で勝てたのはこちらにとって偶然が重なったに過ぎなかったのですが、一度勝つとどうしても気の緩みが出てしまうのが選手たちの弱いところです。新人戦の決勝ではその差が出たのかな、という負け方でした。ひとつの凡ミスから流れを壊し、間違った選択をすることが非常に多い試合でした。勝負から逃げ、受身になってしまったことが多かったようにも思います。これではギリギリの勝負に勝つことは決して出来ません。そういう意味ではこの敗戦から学ぶことがたくさんあったと言えるのかもしれません。



我々が目標としているのはあくまでインターハイで戦えるチームを作ることです。今年の3年生たちはインターハイの舞台でもしっかりと戦ってくれましたが、それでも目標には一歩届きませんでした。そのチームを超えていかなければ目標を達成することは不可能です。しかし、チーム内でその緊張感を感じることはほとんどありません。動きは遅く、声も小さい。なぁなぁな空気がチームに漂っていました。10月に行った福島遠征ではその空気が露骨に結果となって表れました。県外勢の強いボール、速い動きについていくことが出来ず、惨敗が続きます。表情は暗くなり、もはや戦いに来ているとは思えない集団になっていました。それなのに宿舎への帰り道ではそんなことも忘れて楽しんでいる。このままではこのチームは駄目になると感じました。宿舎に戻り、部長とキャプテンを呼びミーティングを行いました。現状を打開することを必須課題とし、この遠征で生まれ変わろうと伝えました。

「生まれ変わる。」そんな簡単なことではありません。今あるものを捨て、新しい何かを生み出そうとすることはとても難しいことです。停滞することもあれば、軋轢を生むこともあるでしょう。しかし、高く跳ぶためには一度かがまなければなりません。今はその時期。大きく力を溜めて高くジャンプしてほしいと願っています。

先日、地区の団体戦が行われました。今のままのチームでは絶対に勝てないと選手たちには伝えてきました。チームの完成度から見れば巻、燕中等、新潟工業から遅れをとっていることは間違いありません。しかし選手たちはチャレンジャーになりきり、準決勝で巻高校に勝利すると続く決勝戦では新潟工業、燕中等を倒して勢いに乗っている新潟南を撃破し2年連続で地区大会を優勝しました。



最後に、私は指導者として目標としていることは「ソフトテニスという競技と通して、社会貢献できる人材を育成する」ということです。元日本代表監督である中本さんの言葉を借りるならば「一流の人間」を育てたいと思っています。どんな競技でもそうですが、高校生スポーツにおいては集団の中で各々に役割があり、それらが噛み合ったとき大きな力を発揮します。このチームには中学時代エースとして活躍してきた選手たちがたくさんいます。しかし今は必ずしもそうではなく、ときに裏方に徹する選手も必要です。チームのサポートをしなければならないときもあります。誰だって本当は主役でいたいものですが、名脇役がいてこそ、そのドラマに感動するのです。まわりに感動を与えられるような、そんなチームを目指して一歩一歩前進したいと思います。

2015年10月13日 (火)

HOKUETSU Spirits ~2015 一日体験~

いつも北越高校男子ソフトテニス部を応援いただき,ありがとうございます。
中学3年生を対象に一日体験会を実施いたします。

北越高校男子ソフトテニス部に興味がある!
北越高校に入学して全国を目指したい!
と思った方はぜひ申し込みをしてください。部員一同,心よりお待ちしています。
なお,保護者様や中学校にてソフトテニス部の顧問をされている方もぜひご参加ください。

実施日は10月24日(土),25日(日)の午後1時から5時までです。
ご都合のつく日をお選びください。
また申し込みの際には,①参加生徒名 ②中学校名 ③生年月日 ④参加保護者名 をご記入ください。

申込先(Eメールアドレス):koji_terao0825@yahoo.co.jp