自民の杉田氏、アイヌ関係者巡り「存在しない差別話す」
自民党の杉田水脈衆院議員は8日付で自身のX(旧ツイッター)に、人権状況の改善を求めるアイヌ民族の関係者に触れて「日本に存在しない差別を話す人たち」と投稿した。杉田氏は2023年、アイヌ民族や在日コリアンへの差別的言動を法務当局から人権侵犯認定されている。
投稿では、アイヌ女性の健康保険加入状況を巡り、アイヌ側が虚偽の説明をしていると決め付けている。
杉田氏は投稿で、アイヌ女性団体「メノコモシモシ」の多原良子代表の声を伝える共産党機関紙「しんぶん赤旗」の記事に言及。過去の国連女性差別撤廃委員会で多原氏が「アイヌの女性は健康保険に加入できず」と訴えたとする部分を引用し「(委員会は)うそを吹聴する場ではありません。私はこの現場にいて、日本には存在しない差別を話す人たちにとても違和感を感じました」と書き込んだ。
多原氏は共同通信の取材に「少なくないアイヌ女性が、貧困のため保険加入できなかったのは事実」と強調。「民族の歴史と現実を否定する杉田氏の発言にショックを受けています」と話した。
杉田氏が人権侵犯を認定されたのは、多原氏らを侮辱した2016年当時のブログ記事。「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」と記述し、問題化した。〔共同〕