8回表花咲徳栄2死満塁、市村が中前に一時同点となる2点打を放つ。捕手玉栄
2―7の八回の攻撃が鍵だった。1番・岩井の二塁打の後に四死球が絡んで無死満塁から押し出し四球、5番・奥野の適時打で2点を返した。なおも続く無死満塁。ここからの下位打線に逆転の期待は高まった。
しかし、後続の2人が凡退。2死から9番・市村の2点適時打で追い付き打者一巡したものの、反撃はそこまで。岩井監督は「奥野が打った後の6、7番。一気に行くのがうちの打線なんだけど…」と悩ましげだ。
秋からの課題だった投手力には一定の評価もできた。古賀、長谷川が3回ずつ、石田が2回と、予定通りに登板。岩井監督は「まあまあじゃないですか」とうなずく。先発で3回2失点の古賀は「今回こそ自分がいい流れを」と意気込んだが、「追い込んでからの甘さが出た。弱いところをつぶしてやり返したい」と心を燃やした。
■普段通りで同点打/9番・市村
2点を追う八回2死満塁、花咲徳栄の9番・市村が一時同点となる2点打を放った。打席で、熱くなると空回りする自分を冷静に見つめ、「低い打球で間を抜いていければ」と心を落ち着かせた。普段通りのスイングで打った打球は理想通りのライナーで中前に抜けた。
下位打線ながら、毎試合安打を放ち、4割を超える打率を残した。「3冠を狙っていたから悔しい。夏はリベンジする」と言葉に力を込めた。