「チャーター機でもなく、クラブハウスでもなく…」今永昇太がMLBを実感する〝瞬間〟 3年前から見据えていた「耐えうるフィジカル」
違う環境に身を置いて、それはもう習慣になった。カブス・今永昇太投手(32)は今季既に中4日の先発が3度もある。メジャーリーグでは以前より少なくなってきているが、それを高水準で実現できる投手が限られているという背景もある。 【写真】8歳下の後輩・佐々木朗希に〝直角お辞儀〟であいさつする今永昇太 今永もDeNA時代はほぼ中6日で100球以上を投げるサイクル。メジャー3年目の今季は中4日で100球近くを投じている。そうした適応について今永らしい言葉で語ってくれた。 「メジャーリーグにいると一番、実感できるのはチャーター便に乗っていることでもなく、素晴らしいクラブハウスを経験できるより、中4日で投げているということが、僕は一番メジャーリーガーというのを感じられる」 自分が異国の世界の〝標準〟に達したことに最も満足感を覚えるという。今永はメジャー1年目で中4日を6度経験している。ただ、それは全29先発のうちの〝一部〟で、「正直、1年目は中4日で投げていることがすごく特別だと思っていた。リカバリーも大変というのが頭にあったんですけど、2、3年目でそれが当たり前になってきた」と28歳で渡米し、積み重ねてきたトレーニングがさらに上のステージに押し上げた。 DeNA時代の23年、今永へ将来的に中4日で先発できると思うかと質問したことがある。当時バウアーが所属し、中4日先発でフル回転。「慣れれば、(可能)だと思う。そこに耐えうるフィジカルを僕自身も身につけないといけない」と先を見据え、「リカバリーにしっかり力を入れるようになって、それを気にするようになった」と少なくとも3年前から中4日の先発を志していた。 他にも変化した習慣がある。シーズン中は「あまりアクティブに出かけるタイプではなかった」という。渡米3年目で「早く起きてコーヒーショップに行ったり、ショッピング行ったり…。時間に迫られるというより、自分で時間を生み出して、それを有効的に使うことができるようになった」と明かした。どんな環境や変化も柔軟に受け入れ、自らの習慣もそれに適応させてしまう。自分も25年から米国で過ごす上で、最も吸収したいマインドだった。(MLB担当・横山尚杜)