今回の件で原油価格が高騰してるので、いま圧倒的に収入で苦しんでいるロシア大逆転……かと思いきや、案外そうでもないらしいという考察記事。
ru.themoscowtimes.com/2026/03/03/nef
・ブレント原油はイラン戦争で83ドルまで上がったが、ロシア財政の改善にはあまりつながらない。
・理由は、ロシア産のウラル原油が制裁の影響で大幅値引きされており、実際の販売価格が低いままだから。
・さらにルーブル高なもんで、ドル建ての石油収入をルーブル換算したときの額が減り、予算収入が細っている。
・ロシア予算はウラル原油平均59ドルを前提にしているが、実際は1月41ドル、3月初めでも46.4ドル程度で、大きく下回る。
・予算均衡には97ドル級のウラル原油価格、あるいは1ドル=117.5ルーブル程度までのルーブル安が必要とされ、現状はかなり厳しい。
そのためロシア政府は、国家福祉基金の取り崩しを抑えるため予算ルール見直しを急いでいる。
要するに、値引きとルーブル高が財政収益を圧迫し続けているのが最大の問題で、原油高だけでは補いきれんという結論のようだ。