わりと速いアップスケーラー「AdVision」
【更新履歴】
・2026/5/6 バージョン1.0公開。
・2026/5/6 バージョン1.1公開。
・2026/5/6 バージョン1.2公開。
・2026/5/7 バージョン1.3公開。
・ダウンロードされる方はこちら。↓
・Setup_AdVision_Basic.batをダブルクリックすると
セットアップが始まります。
・ONNXのモデルファイルを使用する場合は、
Setup_AdVision_AI_ONNX.batをダブルクリックして下さい。
・モデルファイルは、こちらからダウンロードできます。↓
・TensorRTのdllはこちら。↓
・解凍して、フォルダ内のすべてのファイルを
実行ファイルのあるフォルダ内にコピペして下さい。
・まあ、SBAだけで十分キレイで速いと思うんですが、
ONNXとかTensorRTを使いたいという人は
追加のセットアップが必要ということです。
・GPUが必要なのは、モード3だけです。
(モード2は、GPUが無くても動作します。)
1. 各モードの仕組みと効果
(1) ニアレストネイバー
・ピクセルをそのまま単純に拡大します。
・計算コストはほぼゼロです。
・ドット絵(ピクセルアート)や、
意図的にジャギーを残してレトロな質感を表現したい場合、
または、アンチエイリアスをかけたくない二値画像の処理において、
形状を完全に維持する唯一の正解となります。
(2) バイリニア
・周囲のピクセルを線形補間して滑らかに拡大します。
・標準的な画像ビューアやブラウザの拡大処理と同じ仕組みです。
・AIを使わないため極めて高速で、
GPUがない環境でのプレビュー用途や、
ぼやけても良い背景用素材などの下書き的な拡大に適しています。
(3) SBA (Simulated Bifurcation Algorithm) 単体
・AIモデルを一切使用せず、
バイリニアで拡大した画像に対して
物理シミュレーション(非線形振動系)を適用します。
・画像をエネルギーの網目と捉え、
エッジを保存しながらノイズを沈殿させます。
・文字、図面、設計図など、
「AIによる幻覚(存在しない線の生成)」が許されない
厳密な画像の高画質化において最強の威力を発揮します。
・CUDAに対応したGPUが搭載されている場合は、
数千万画素の処理も一瞬で完了します。
(4) TensorRT (AI) + SBA ハイブリッド
・TensorRTによる圧倒的な推論力で
失われたテクスチャ(肌の質感、服の繊維など)を近似生成し、
そのAI特有の「暴走」や「ぬめり感」を
後段のSBAと周波数分離(DoG)フィルターが
物理的に補正・抑制します。
・写真やイラストを問わず、
実写レベルの
極めて自然で高精細なアップスケール結果を約束します。
2. 既存ツールとの比較
(1) 競合比較
(2) メリット
・AIの「生成力」と
物理モデルの「制御力」を
完全なパイプラインとして
GPU上で統合している点です。
・動的なプロファイル変更を行わず、
固定サイズのタイル処理とパディングを用いることで、
VRAM消費を劇的に抑えつつ、
モデルの形状制約によるクラッシュを
100%防ぐ堅牢性を獲得しました。
(3) 優位性
・組合せ最適化問題に用いられる
量子インスパイアードアルゴリズムであるSBAを、
画像処理(連続値の空間最適化)に転用し、
さらにAI推論の後処理として
CUDA上でパイプライン化したアプローチは、
学術的にもビジネス的にも
極めて強力な新規性を持ちます。


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