2027年4月に開校する中高一貫の栃木県立宇都宮東中等教育学校(宇都宮市石井町)の新しい制服が発表された。ジャケットやスラックスには、県内の公立中高で初めてユニクロ(本社・山口市)の既製品を採用した。
制定に携わった県立宇都宮東高付属中の関広人教諭は「機能性を備え多様性に配慮し、経済的負担も軽減される、時代に合った制服になった」と説明した。
新校は併設型中高一貫の宇都宮東高と同付属中を再編、改称。それに伴いこれまでの制服を刷新する。ジャケットやスラックスはユニクロの複数の定番製品から選んで男女を問わず着用でき、洗濯も可能。ポロシャツとセーターは黒、紺、グレー、ベージュなど複数の色を着用可とした。
一方、学校独自の要素も大切にしたいという観点から、プリーツスカートと校章入りのシャツ、ブラウスは、オリジナルデザインを制服メーカーで受注生産する。購入費用は現在の制服に比べ、男子が3分の1程度、女子が2分の1から3分の1程度で済むという。
夏服と冬服の区別は設けず、気温や天候に応じてジャケットの有無やシャツの袖の長さを選び、組み合わせて着用する。暑さ対策として生徒から発案され、25年から制服として認められた黒色ハーフパンツ(ユニクロまたは無印良品の既製品)も継続して採用する。
新制服制定にあたり、宇都宮東高と同付属中は校内に検討委員会を設置し、生徒と保護者にアンケートを実施。「色や素材を選べず楽しくない」「家で洗濯できず不潔」「値段が高く、体に合わなくなっても気軽に買い替えられない」などの課題を指摘する回答が多かったという。関教諭は「生徒の意見や反応を重視した」と話した。
宇都宮東高は、宇都宮市で2番目の公立男子校として1963年に設立された。2007年の付属中開校に伴い、10年から共学化。制服は男子は学ラン、女子はブレザーとスカートで、変更は男女とも今回が初めてという。
新制服は、27年4月入学の中等教育学校前期課程1年生(中学1年)から着用する。【藤田祐子】