芸人・濱田祐太郎、盲学校の修学旅行は“札幌ドームで野球観戦”「白杖訓練をしたり、30代の同級生がいたり…そんな場所でした」
盲目のお笑い芸人・濱田祐太郎さん。昨年は『水曜日のダウンタウン』の出演や、街ブラバラエティー『濱田祐太郎のブラリモウドク』が「2025年日本民間放送連盟賞」テレビバラエティー部門で最優秀賞を受賞するなど、話題を呼んでいます。視覚特別支援学校(盲学校)での学校生活や、現在の仕事環境と移動のサポートなど、お話を伺いました。※前編<盲目の芸人・濱田祐太郎が語る“一人遊び”を極めた子ども時代 「小学校でも盲学校でもなじめなかったので、目が見える・見えないは関係なかった」>から続く 【写真】ギターも弾ける!濱田祐太郎さんはこちら(ほか、全2枚) ■「どうせ勉強するなら」と資格取得を目指す ――濱田さんは、兵庫県立視覚特別支援学校(盲学校)の高等部・専攻科に6年間通い、あん摩マッサージ指圧師や鍼灸(しんきゅう)師の資格を取得しています。盲学校に入ってびっくりしたことは? そもそも僕が通った学部が特殊で、あん摩マッサージ指圧師やはり師、きゅう師の資格取得を目指すところだったので、授業の内容にびっくりしましたね。普通に数学や理科など一般科目の授業もありましたが、半分以上が解剖学や生理学、東洋医学など、お医者さんがするような勉強で。「こんな難しい科目がいっぱいあるんや」と。 ――そもそもなぜ国家資格を取得しようと思ったのでしょうか? 将来は芸人になりたいと思いながら進学してはいましたが、もともと勉強が苦手だったので、普通の高校生として勉強をする学部と、マッサージの資格も取れる学部の二つがあるなら、資格が取れる学部に行ったほうがお得じゃない? と考えて(笑)。勉強そのものは、残念ながら楽しかったわけではないですが、発見はありました。例えば東洋医学と西洋医学は、考え方やアプローチが全然違うんです。肩こりを楽にするという目的は一緒なのに、西洋医学は現実的で、東洋医学は気の流れやツボの刺激によって改善しようとする。こんなに考え方が違うんだと面白く感じました。 ■全盲の状態での歩行訓練と、幅広い年齢層との学校生活 ――歩行訓練のような授業もあったのでしょうか? はい、一応ありました。それまで白杖(はくじょう)を使っていなかったので、使い方の練習をする必要があったので。一人で学校の周りを歩く練習をして、後ろから先生がついてきて見守るという形でした。